2020年第2回都議会臨時会が閉会しました。
藤田りょうこ都議の最終討論→https://www.jcptogidan.gr.jp/category01/2020/0727_2145
和泉なおみ幹事長談話→https://www.jcptogidan.gr.jp/category01/2020/0727_2148
■不十分さがありますが、補正予算には賛成しました
今回の補正予算は、3132億円の補正予算ですが、東京都の独自施策は少なく、深刻な感染拡大の対策としては不十分さがあります。
例えば、抜本的拡大が求められているPCR検査をふやすための予算は、この補正予算には1円も入っていません。
また、中小企業の家賃補助についても、国は6ヶ月支援するのに、東京都の独自部分は3ヶ月です。
緊急にやるべき対策として、①PCR検査の抜本的拡充、②感染が広がっている地域と業種を定めた、徹底した補償とセットにした休業要請、③医療提供体制の確保を求めましたが、早急に取り組むことが必要です。
■知事出席の質疑はなし、都議会も問われる
臨時会開会の日に、小池知事は所信表明を行いました。しかし、本会議を開いての代表質問はなく、分野別の常任委員会での審査のみで、知事が出席した質疑の場がないことは重大な問題です。
日本共産党都議団は、初日に補正予算審査を行う特別委員会を提案しました。
立憲・民主クラブ、生活者ネット、自由を守る会の賛成を得ましたが、都民ファースト、自民党、公明党などの反対で否決され実現しませんでした。
さらに、このままでは9月後半まで都議会で議論する場がない可能性があり、最終日に閉会中審査を行うことができる特別委員会の設置を提案しました。
これも立憲・民主クラブ、生活者ネット、自由を守る会は賛成してくれましたが、都民ファースト、自民党、公明党などの反対で否決されました。
都議会のチェック機能が厳しく問われます。
この臨時会の議論を通して、知事出席での質疑の場の必要性は増したと思います。
私たちは、他の会派にも呼びかけ、閉会中の常任委員会の開催、参考人招致をはじめ都議会として議論する場をつくり、新型コロナ対策を大胆に進めていくことができるよう、全力で取り組んでいきます。
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