シーンと静まり返った都議会の議場。
日本共産党都議団の米倉春奈都議が、性暴力・性犯罪である痴漢をなくす取り組みについて質問を行いました。
痴漢は性暴力であり、性犯罪です。 にも関わらず日本社会での扱いは軽く、日々、 加害が繰り返されています。
被害は、「生活範囲全てで 何度も何度も何度もあった」という声のように、 電車の中、路上、駅構内、図書館など公共施設、バス、プール、映画館など公共空間のあらゆる場所に及んでいます。
この社会は、長く、 痴漢の被害実態に正面から向き合わずに来ました。
東京を誰にとっても安全な都市にするため、痴漢ゼロの東京を実現しようではありませんか。
質問全文はこちら→https://www.jcptogidan.gr.jp/category01/2021/0225_2754
■痴漢ゼロの東京を実現する
日本共産党東京都委員会のジェンダー平等委員会は、「痴漢被害アンケート」にとりくみ、1435人から回答がありました。
私もアンケート結果の報告を読みましたが、心身への影響はあまりにも深刻かつ切実で、その後の暮らしに重大な打撃となっているということがわかりました。
<アンケートの調査結果についてはこちら>
- 痴漢被害アンケートの結果について:日本共産党東京都委員会ジェンダー平等委員会
- 痴漢被害についてのアンケート:質問項目
- 痴漢被害についてのアンケート:回答集計まとめ
- 痴漢被害についてのアンケート:被害者の声
■若年被害が多い
痴漢被害は、子ども・若者の被害が多いと言われています。アンケートでも、被害時の年齢は18歳以下が71・5%、小学生(12歳)以下が34・5%となっています。
■海外でも“chikan”
痴漢は、海外でも“chikan”と言われ、イギリス政府やカナダ政府が出す日本への渡航情報で、電車内の痴漢への注意喚起が書かれるなど、日本社会の重大な問題です。
■ジェンダー平等社会へ
元法務省矯正局の法務専門官で、痴漢など性暴力の加害者治療に関わる原田隆之さんは、「日本の社会・文化的な背景などが影響して、日本では痴漢事件が大量に発生している」と述べ、「その根本には、わが国に根強い男性優位社会の影響がある」、女性を被害者とする性犯罪の背景には、「女性を『モノ』や『記号』のように見る心理がある」と指摘しています。
性犯罪・性暴力をなくすために、ジェンダー平等社会へ向けたとりくみが必要です。
また、ユネスコが改訂した「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」などにもとづき、科学的根拠に基づいた性教育(包括的セクシュアリティ教育)を実践する中で、子どもたちが、安心で安全な環境の中で、自分の人生を豊かに歩んでいくことができるようにしてくことが必要です。
以下のPDFをクリックしていただくと、PDFでパンフレット全体を見ることができます。
ぜひ、ご覧ください。
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