共産党都議団が予算特別委員会の代表総括質疑で明らかにした、豊洲市場の黒い粉じん問題。
東京都側の「建築物衛生法に基づく」調査を行なっているという答弁を受けて、改めて都議団として見解を明らかにしました。
豊洲市場の黒い粉塵問題について 予算特別委員会での白石たみお都議の発言
2019年3月14日
わが党は、代表総括質疑で、豊洲市場の黒い粉塵について、東京農工大学の渡辺泉教授に成分分析を依頼した結果、アンチモンや亜鉛、カドミウムなど、毒性の強い重金属類が、自然環境や、一般の道路粉塵ではあり得ない高濃度で検出されたことを明らかにしました。そして、知事に対し、働く人たちの健康を守るため、ただちに黒い粉塵の調査を行うよう求めました。
これに対し、市場長は、建築物衛生法に基づく、大気中の浮遊物調査を行ったという答弁をくり返しました。
昨日には、「豊洲市場における建築物衛生法に基づく空気環境測定結果」という文書を発表し、浮遊粉塵の測定結果は、建築物衛生法等の基準値以下だとしています。
しかし、ここで言う浮遊物調査は、建築物衛生法により、一定面積以上の建築物に義務づけられている、ごく一般的な空気環境測定にすぎません。豊洲市場独自で行ったものでもなければ、黒い粉塵の調査が目的でもありません。
したがって、その測定結果は、空気中に何らかの浮遊物がどれぐらいあるかという量を調べるだけで、浮遊物にどういう物質がふくまれているのか、ましてや重金属類が入っているかどうかを調べるものではありません。
要するに、東京都が黒い粉塵の調査分析をしていないことは明らかです。
豊洲市場の黒い粉塵の成分分析を都として行い、発生源をなくし、働く人たちの健康を守るための万全の対策をとるよう、改めてつよく要望しておくものです。
以上
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