日本共産党都議会議員(町田市選出)池川友一「市民とつくる都政への架け橋」

日本共産党東京都議会議員の池川友一のオフィシャルブログです。地方政治の現場からいろいろと発信していきます。

第2回臨時会。知事が所信表明をしたのに、一度も答弁に立たない…共産党都議団は厳しくチェックしていきます

2020-07-17 | 東京都政・都議会のこと

 17日、2020年都議会第2回臨時会が開会しました。

 この臨時会には3000億円を超える補正予算が提出されています。

 その内容を見ていくと、医療、介護などの現場で働く方々への慰労金(保育士や学童保育指導員が入っていないのは問題あり)や、中小企業への家賃補助、区市町村の協力金や保健所の非常勤職員を確保するための交付金などが計上されています。

 3000億円というのは、23区で一番予算規模が大きい世田谷区の一年間の一般会計予算に匹敵する額で、その予算編成の考え方については都議会として厳しくチェックをしていく必要があります。

 ところが、以前にも指摘した通りで、小池知事に対して質疑をする場面が一度もないという大問題があります。

 参考:小池知事が、会期中に一度も答弁しないのはありえない──知事出席の質疑の場が必要です

 この日、小池知事は所信表明を行いました。現在の新規陽性者数が増加を続けていることをはじめ、知事に聞かなければわからないことが目白押しです。

 しかし、私たちが提案した補正予算特別委員会の設置は、自民党、公明党、都民ファーストの会の反対で否決されました。都議会としてチェック機能を放棄していいのかが厳しく問われます。(原田あきら都議の動議→https://www.jcptogidan.gr.jp/category01/2020/0717_2134

 日本共産党都議団は、知事出席での質疑の機会を作るべく、引き続き奮闘する決意です。

■都議会議員の定数──練馬区1増、大田区1減はあまりにも強引すぎる

 臨時会初日に、もう一つ重大な問題がありました。それは、都議会議員の定数です。

 前回の都議選で、私の地元である町田市と北多摩3区(調布市、狛江市)は1増、北区と中野区が1減の2増2減が実行されました。

 前回の国勢調査の結果、さらに検討が必要な選挙区が8選挙区残されています。具体的には、江東区、世田谷区、練馬区、江戸川区を1増、新宿区、墨田区、大田区、杉並区を1減とする4増4減です。さらにこれに加えて、1人区を極力解消しようという観点から、千代田区と中央区を合区とする提案を含めた条例改正案を日本共産党都議団として提案しました。

 日本共産党都議団の条例提案は河野ゆりえ都議が行いました。

 条例案の趣旨説明→https://www.jcptogidan.gr.jp/category01/2020/0717_2131

 一方で、都民ファーストの会、自民党、公明党が共同提案した条例案は練馬区の1増、大田区の1減という1増1減という極めて不十分な内容でした。

 討論で、とくとめ道信都議は「4通りの逆転現象のうち、大田、練馬選挙区以外の選挙区をなぜ是正対象から除外するのか、合理的説明は行われていません。座長報告に基づく都民ファーストの会、都議会自民党、都議会公明党の条例改正案は、最高裁判決における裁判官の意見を正面から受け止め、民意を反映するために議会が真摯に検討をした結果とは到底言えません」と厳しく批判しました。

 討論全文→https://www.jcptogidan.gr.jp/category01/2020/0717_2133

 一票の価値に不平等が起きている現状を、自ら是正することをもって都民の負託にこたえることが必要です。

■20日と21日で各常任委員会

 臨時会の会期は27日までと決定されました。

 20日と21日には、各常任委員会での審査が行われます。私の所属する財政委員会も20日に質疑、21日に決定(採決)が行われます。

 厳しくチェックするとともに、前向きな提案を行うべく、準備していきたいと思います。

 (写真は、少し前に訪れた薬師池公園)

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535万回再生された都議会質問「なぜ、ツーブロックはダメなんですか」(7/15 21:15現在)──日本共産党都議団の情報公開請求で開示された都立高校の校則もホームページで公開

2020-07-15 | 東京都政・都議会のこと

 「なぜ、ツーブロックはだめなんでしょうか」──3月に都議会予算特別委員会で質問した動画に大きな反響が寄せられています。

 私自身も驚いています。これをきっかけに子どもたちの意見が尊重され、学校のルールを変えていく方向に進んでいくことにつながってほしいと強く思っています。

 この質問をした一番の動機は、高校生からの切実すぎる声です。同時に強く思っているのは、不合理な校則は教師にとっても不幸だということです。

 生徒から理由を問われて、本質的、合理的な回答ができず「ルールだから」「校則で決まっているから」というのでいいのかということです。

 岐阜県教育委員会が「必要性、合理性の乏しいルールを維持することは、生徒にとっても、確認する先生にとっても不幸でしかなく、教職員の無駄な仕事を減らす働き方改革の観点からも、積極的な見直しをお願いしたい」と校長会で共有したことから学ぶことは大きいと思います。

 不合理な校則は、誰も幸せにしないのです。特に人権の視点から、子どもの参加で積極的な見直しが行われるよう地道に取り組んでいきたいと思います。

 質問全文はコチラ→https://www.jcptogidan.gr.jp/category01/2020/0318_1717

■ネットメディアに、テレビに取り上げられる

 ネットニュースなどに取り上げられました。

 また、テレビ取材も次々と寄せられています。

 すでに、日本テレビのスッキリ、フジテレビのとくダネから取材を受けました。スッキリも、とくダネも7月16日放送予定ということです。

■校則に関するこれまでの記事

 校則問題に一貫して取り組んできたのは、子どもの人権が大切にされる社会をつくりたいという思いです。

 日本共産党都議団のホームページで、情報公開請求で開示された都立高校の校則→https://www.jcptogidan.gr.jp/category01/2020/0713_1747

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新型コロナと豪雨災害

2020-07-13 | 活動のこと

 新型コロナと豪雨災害──。

 九州をはじめとする広範な範囲で豪雨災害によって甚大な被害となっています。亡くなられた方に心からのご冥福をお祈りするとともに、被災された方々にお見舞い申し上げます。

 日本共産党は、ただちに災害対策本部(小池晃書記局長が本部長)を立ち上げ、国会と地方議会、現地の党組織と連携しながら現地調査と救援活動に取り組んでいます。

 コロナ禍で、ボランティア支援が厳しい中、東京でできる一つとして救援募金活動を行いました。

■コロナと自然災害──特に避難所

 都議会でもいち早くこの問題について質問してきました。

何よりも、避難所の3密解消が急務です。民間施設等も活用して避難所を増やすことが重要です。飛沫を防ぐ「ついたて」や、床から舞い上がる飛沫を防ぐのに効果的な段ボールベッド、マスクや消毒液などの確保、避難所における新型コロナ感染防止マニュアルの整備、職員研修なども必要です。

 具体的に研修を行ったり、新型コロナ対応の避難所の指針に変更した自治体もあります。

 私たちの質問に「引き続き区市町村と連携し、避難所における新型コロナウイルスの感染防止対策に取り組んでまいります」と答弁しており、東京都としても、区市町村と連携して一刻も早く具体化し、対策を行う必要があります。

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小池知事が、会期中に一度も答弁しないのはありえない──知事出席の質疑の場が必要です

2020-07-10 | 東京都政・都議会のこと

 都知事選の直後に行われる都議会第2回臨時会(7月17日〜27日)。

 都知事選でも最大の争点となった、新型コロナ対策に3132億円の規模の補正予算が中心です。財務局の担当も、3000億円を超える規模の予算なので、臨時会を開いて都議会でご議論いただきたいと話していました。

 都知事選ではテレビ討論が行われず、新型コロナ対応についての議論が深まったとは言えない状況がありました。

 今回の都議会臨時会は、東京都内の感染者が急増し、本日は243人と最多となる中で行われる重要な議論の場となります。

 首相や知事は、病床などはひっ迫していないと言っていますが、現場の実感とはだいぶ乖離があるようです。

 補正予算は、区市が設置する保健所への支援、国の制度に東京都が上乗せする家賃補助など切実な課題が含まれています。

 ところが、小池知事は所信表明を行うものの、都議会で知事に質問する場面は一度もないという本当に衝撃的な事態となっています。

 都議会議会運営委員会理事会で示された日程には、代表質問はなく、知事の出席がない常任委員会での質疑を行うのみとなっていたのです。

 日本共産党都議団は、3000億円を超える補正予算を提出した知事本人が、会期中に一度も答弁に立たないのはありえないと、知事出席の補正予算特別委員会の提案を行いましたが、一部会派から賛同を得られず調整がつきませんでした。(詳しい経過は、和泉幹事長の談話「臨時議会では知事出席の補正予算審議が必要です」で明らかにしています)

 4月の臨時会では特別委員会を設置し、小池知事と一問一答の質疑をやりました。2017年第二回臨時会では代表質問を行いました。知事が答弁しないというのは異常事態です。

 都政をチェックする都議会の役割が問われています。本日、記者会見をひらき、本会議の開会日に特別委員会の設置を求める動議を提出することも表明しました。

 記者会見の動画をぜひご覧ください。

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市民とつながる、都政につなぐ──池川友一活動報告ニュース「都政への架け橋」(第90号)

2020-07-08 | 活動報告ニュース「都政への架け橋」

 「池川友一活動報告ニュース 都政への架け橋」の第90号ができました。

 今週のニュースは、

  • 都政のすべてを都民のために──東京都知事選挙、宇都宮けんじさんは次点
  • いまこそ20人学級──先生をふやし、子どもたちに少人数学級をプレゼントしよう
  • シルバーパスの都県境適用を

 について、記事を書いています。

 以下、画像をクリックしていただくと、PDFファイルが開きます。

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