ホークス‘大逆転負けの翌年は優勝’のジンクスは生きていた

ソフトバンクが2年ぶり20度目優勝!パ最速 柳田逆転弾 工藤監督7回宙を舞う

 今日メットライフドームで行なわれたライオンズ-ホークス戦で
リーグ優勝へのマジック1としていたホークスが、7-3で勝ち2年
ぶりのリーグ優勝を決めた。

 東浜巨が2回に山川穂高のHRで先制されたものの4回に柳田悠
岐の2ランで逆転すると5回には1アウト2塁から今宮健太以下の
4連打で一挙に4点を挙げて流れを掴み、7回からは得意の継投に
入ると最後はデニス・サファテが登板し2失点したものの危なげな
く締めての快勝だった。

 昨年はファイターズから11、5ゲーム差を逆転される形で3連覇を
逃したホークスだったが、実は南海時代も58年と63年に西鉄ライ
オンズから大逆転で優勝をさらわれた翌年に優勝しているという歴史
が繰り返された形だ。

 今シーズンは開幕からイーグルスが外国人選手を2番から4番ま
で並べる強力打線と岸孝之がFAで加入した事で先発陣も充実して
快進撃を見せ、ホークスは6月下旬から7月初めの仙台での3連戦
まで勝ち越せずオールスター前には福岡で連敗するなど苦戦が予想
された。

 しかしオールスター後は徐々にイーグルスがペースダウンしたの
に対し、地力を発揮したホークスが逆転すると差があっという間に
開いてリーグ優勝が決まった時点では2位のライオンズに14,5ゲー
ム差を付けての優勝だった。

 昨年ファイターズに大逆転を喰った最大の理由は李大浩が抜けた
穴を長谷川勇也やカニサレスらで埋められなかったというのが大き
かったわけで、その対策として今年はアルフレッド・デスパイネを
獲得したのが見事に当たり特に4番を打っていた内川聖一が骨折で
離脱したにも拘らず全く穴を感じさせなかった。

 投手陣は開幕前にロベルト・スアレスがWBCでケガをしてシー
ズン絶望になると開幕投手の和田毅も開幕直後に離脱するなどケガ
人続出した中で、育成枠から上がってきたリバン・モイネロの活躍
に何といってもデニス・サファテが50セーブを挙げる大車輪の働
きで投手陣を支えたのが大きかった。

 こうしてみるとHRを打てる打者の充実とクローザーの重要性を
改めて再認識した今年のホークスの優勝だった。

 それにしても一昨年90勝を挙げて日本一になり昨年はファイター
ズに逆転されたとはいえ83勝を挙げ、今年も今日の時点で89勝して
いる工藤公康監督を‘あれだけ金をかけているのに優勝できないと
は何事か、工藤は辞めるべし’などとブログに書いていた人達の気
が知れない。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 3つ目の異空間... 円谷作品のジ... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。