アナライザーの違いに ついて

 宇宙戦艦ヤマト2199の9話は旧作のビーメラ編同様アナライザーが主役の
EPになっている。

 エンケラドゥスで捕獲したガミロイドのオルタの相手をしているうちにシンパシー
を感じ将棋を指したりするようになったものの、最終的に脱走
したオルタを不本
意ながら?内部から破壊する事になってしまう。


 ちなみに途中でオルタと意気投合するあまりオルタのシステムハッキングで艦内
が混乱した時に真田から次に こういう事があれば初期化も辞さないと
警告を受け
たりと人間の心は持っているようだがロボットに過ぎないという
立ち位置になって
いるので旧作とは全く違う。


 旧作のアナライザーは佐渡酒造医師の在沖する医療区画にいて佐渡医師の
助手のような形だったが同僚?である森雪のスカートめくりをするなどセクハラ
行為を働いたり、艦内で佐渡医師から酒を勧められて浴びた結果 酔っ
払ったりと
ロボットでありながら人間臭い存在だった。


 つまり佐渡酒造医師の部下的な形で乗り込んでいるものの艦橋にも勤務して
分析を担当したり、冥王星基地の反射衛星砲破壊工作ではバリアの中で楯になる
など活動の場は多岐に渡っている。


 2199の場合はアナライザーという名前からして通称であり自律型サブコンピュー
タという設定で真田副長と行動を共にするケースが多く、基本的には
艦橋に常駐と
いう形である。


 もっともエンケラドゥスでは旧作のタイタン同様ガミラス戦車との戦いで活躍して
いるし、七色星団でのドメル艦隊との戦いでも旧作同様 波動砲発射
口に撃ち込ま
れたドリルミサイルの中に入って逆回転させる作業を行うなど
いなくてはならない
存在ではあった。


 個人的には旧作では原作者の松本零士キャラ的な佐渡医師の助手という事で
コメディキャラの一翼を担っていたのだが、2199は松本零士的な設定を否定
している感じなのでキャラも前記したようになっているのかもしれない。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
当時の時代背景 (こうちゃん)
2013-12-10 10:24:40
旧作の放送当時は、高度経済成長の背景なんかがあって、今とは違って夢が溢れていた感じがあった。想像力が現代より子供っぽい面が強かったので、アナライザ-みたいなロボットが当たり前の様な風潮があったのでは。現代はアシモみたいなロボットが知られているので、旧作のアナライザ-みたいなロボットは受け入れ難い面があったのではないかと思います。時代的に時期尚早じゃないかと。だから、2199のアナライザ-は幅広い世代に無理なく受け入れられるキャラクターに設定がなされたと見てます。でも、今回のアナライザ-は、回数を経て行く度に旧作の人間っぽいキャラクターになって行きそうな感じがします。新作では将棋を指してましたが、これは日本のアニメーションだから、チェスだとダメだったかも(笑)
 
 
 
昭和と現代の違い (こーじ)
2013-12-10 23:00:46
>こうちゃん様
 そうですね、昭和と現代のロボットに対する意識の違いというのがあるでしょうね。

 当時はアトムやマジンガーZなどロボット=万能というイメージでしたから。

 ただ2199のアナライザーも終盤は‘ここが一番落ち着く’と佐渡先生のエリアに入り浸ってましたから、
将来は昭和版のようになっていくのかもしれませんね。
 
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