台風で中止になった夏の甲子園の こぼれ話

 
 今年の夏の甲子園大会は大会10日目の今日15日が台風10号
接近のため、予定されていた3回戦4試合が前日の時点で中止と
発表された。
 
 はっきり言って大型台風が接近&通貨するのが分かっている
ので前日の時点で中止を決めたのは英断だし、昭和の時代には
記憶にない措置だろう。
 
 そこで今日予定の試合が中止になったので、少しばかり夏の
甲子園の雑感を記してみたい。
 
 台風が夏の甲子園に影響を及ぼしたのは14年や17年が記憶に
新しいが、個人的には75年の57回大会が最も印象深い。
 
 というのも8月8日に開幕した57回大会は15日の8日目までは
順調に日程を消化していたのだが、ベスト16最終日の9日目が台
風の影響で3日間連続で順延となったのだ。
 
 結果的に9日目は8月19日に行われ、ここからベスト8&ベスト
4が3日連続で順調に日程が消化されたものの準決勝は雨の中での
試合になり決勝が行われる予定だった22日と23日が再び台風の
影響で順延となり決勝は24日に行われる事になったのだ。
 
 もっとも優勝した習志野の小川淳司投手は準決勝で雨に打たれ
たため肩を痛め、仮に2日順延にならなければ決勝は投げられな
かったという事だから台風の順延は恵みの雨だったようだ。
 
 一方今年は広島商や米子東に高松商らが出場した事から伝統校
同士や因縁の対戦などを楽しみにしていたし、実際に広島商-作
新学院や星稜-明徳義塾などのカードを上手く行けば見られる可
能性があったのだが広島商や明徳義塾が敗退したので幻に終わっ
た。
 
 もっとも星稜は2回戦で立命館宇治と対戦したのだが奇しくも
40年前の79年2回戦でも対戦し星稜が9-0で勝って8月16日に
3回戦で箕島と対戦し延長18回という伝説の試合を行っており、
本来台風での順延がなければ今年も3回戦で16日に同じ和歌山の
智弁和歌山と対戦する事になっていたのだから凄い偶然だった。
 
 こういった見方も夏の甲子園の楽しみ方である。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 番組当初の謎... 2019夏の甲子... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。