実家の両親が、延伸したばかりの北陸新幹線・金沢ー敦賀間に乗ってみたいというので、
比較的、駅の人混みが少なそうな時期を待って引率してきました。
駅前の鼓門内。
朝はわりと空いているかなと思いきや、
構内はものすごい人で、券売機の前も、みどりの窓口の前も、長蛇の列ができていました。
まるでテーマパークのアトラクションの入り口のような列の長さでした。
足の悪い父が無事に列車の乗り降りができるか心配でしたが、
乗り降りに関しては介助があれば大丈夫でした。
しかし、エレベーターで3階ー2階ー1階を移動するのが難しかったです。
どのエレベーターもすぐ満員になり、乗るスペースがありません。
大きな荷物を持ったかたはエレベーターを選ぶので、
そのエレベーターの乗り口の列が長くて大変でした。
杖2本あっても生まれたての小鹿みたいな感じで、
長く立っていることができない父はエレベーターの待ち時間が辛いらしく、
エスカレーターに乗る!といいだし、
乗った後もフラフラしてエスカレーターから落っこちそうで、ハラハラしました。
ただでさえ、敦賀駅は乗り換えのために移動する距離が長く、移動時間がギリギリ…アウトになるケースがあるといわれる駅。
父のように体の不自由な人は、接続の列車におそらく乗れないだろうなと思います。
もっとエレベーターの基数を増やして、
たとえば、大きな荷物の人用のエレベーターと、
身障者のかたや、車椅子やベビーカーを押しているかた用のエレベーターを分けることができればいいのになと感じました。
けれど、そんなことを思うようになったのも、今私が体の不自由な父を連れて移動する立場になったからなんですよね。
自分たちだけだったら、きっとそんなことは感じなかったかもしれないなと思います。
お年寄りがアクティブにいきいき過ごすためにも、
小さい赤ちゃん連れの人が暮らしやすくするためにも、
社会全体が、いろんなところで工夫していかなくてはね。
両親は、新幹線にも乗れ、敦賀で美味しい海鮮丼をいただき、ご機嫌だったようです。
私は…
疲れましたが、いい一日でした。