宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

「アルケミイ体操」

2009年04月13日 | Weblog

(画像はクリックされましたら拡大します。)

ルネ・ヴァンダール氏の体系では、「アルケミイ体操」というものが
必修になっています。

この「アルケミイ体操」というものは、錬金術の概念の応用によって
同氏が考案されたもので、これを継続して行っていく事により
幸運体質となり、更に

1.美しいプロポーションになれる
2.健康体質になり、病気を遠ざける
3.精神が安定し、集中力や学力が増す
4.心が広くなり、その結果友人が増える
5.五感が発達し、ついに第六感も生じる

という効果が挙げられていました。

実際に当時の本を読むと、「魔女っ子志願者」の少女達より、
「この体操を続けていった結果、集中力が増して受験勉強がはかどり、
希望校に合格出来た」といった報告もあります。

氏は「人間錬金術」について、このように解説されています。

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「錬金術(アルケミイ)」の歴史はとても古く、伝説によれば、天使達が地球の
女性達と仲良しになった御礼に教えてくれた秘法が起源だと言われています。

その後、アルケミイは半神半人のヘルメス・トリスメギストス(三重に偉大な
ヘルメス)によって、エメラルド盤に書き残され、エジプトの最高神官に
伝えられましたが、時代と共にヨーロッパ、アラビア、中国などへ広がって
行きました。

確かに錬金術は石や鉛のような、大して大切でもない物質を黄金に変える
術ですから、長い歴史の間には、下らない欲張りな魔術師も沢山出て、
何とか黄金を手に入れたいものだと日夜研究を進めました。

でも、欲張り魔術師やエセ錬金術師は、殆ど実験に失敗して、惨めな
最期を遂げたのです。

本当の錬金術師達は、黄金作りに夢中になった人々を軽蔑していました。
本当の錬金術師は、鉛を黄金に変える事が大切なのではなく、「人間」
そのものを鉛のような状態から、黄金のように輝く存在に向上させ、
変化させる事こそ「錬金術」の奥義だという事を、ちゃんと知っていたからです。

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同氏の体系の中では、「(太)陽の体(黄金の霊体)」を結成して、肉体を
離れた後にその体に転じる、という考え方はないようですが、「人間錬金術」
という考え方を、個人的に興味深く感じます。


画像の方は、この体操の中の「カドゥケウスのポーズ」です。
美容の面では、特にスラリと伸びた腕を作るとされています。

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カドゥケウスとは、知識の神"ヘルメス"が持っていた杖の名前です。
ヘルメスは「アルケミイの秘法」を司る神とされています。
このポーズは、朝起きて洗顔をした後、さっぱりとした気分で行うと
効果が早く現れます。


①気をつけの姿勢を取り、背筋をピンと伸ばします。


②両手を(画像の様に)伸ばし、爪先立ち(背伸び)になります。


③ポーズが安定した所で、第二呼吸法を三回行います。

(第二呼吸法:早く息を吸い、1秒停止し、また速やかに息を吸い、
今度は5~7秒停止し、ゆっくり息を吐き出す呼吸法)

この時、全身にヘルメスの"知恵"のパワーが満ち溢れるように
イメージして下さい。


④普通の呼吸に戻し、そのまま1分間ポーズを続けましょう。
慣れてきたら徐々にポーズの時間を延ばして下さい。


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