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画像は
「カルトッシュ・カード」の中の一枚の「オシリス」神の
カードです。
一人でコッソリと願い事をする時に最適で、心の安定、
または生活の安定を得たい人は、このカードを使って
瞑想を行うと良く、不安が解け、建設的な考えが生まれ、
困難な状況も乗り越えられるとの事です。
また、お守りとして使うには、親切の押し売りや、もっともらしい
顔をして説教する人、嫌いな人から言い寄られている時などから
あなたを守り、勇気ある決定をする際の助けにもなり、勝ち目の
少ない戦いに立ち向かう時の強力な盾として身に着けるべきとの事です。
「レオナルド・ダヴィンチの童話」は、非常に普遍的な知恵に
富んでおり、日本のノーシスの機関誌の中でも一部紹介された事が
あります。
今回は、それとは別の御話しを抄掲させて頂きたく思います。
「騙されないように注意をする事」を教える御話しです。
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【カラスの落し物】
クルミをくわえたカラスが、鐘つき堂の上に留まりました。
さて、食べようとした時、クルミはカラスの口からポトリ。
ころころ転がって、塔の壁の割れ目の中へ。
クルミはホッとして、壁に言いました。
「ああ、素敵な美しい壁さん。
どうか僕を助けて下さい。
あの恐ろしいカラスにつかまった時は、命さえ助かるなら、
どんな小さな穴でもよい、そこで静かに暮らそうと思いました。
お願いです!僕を追い出さないで下さい。」
これを聞いた塔の鐘は、
「おい、騙されるなよ。」
と、壁に言いました。
でも、壁はクルミがかわいそうだと思い、助けてやったのです。
月日が経ちました。
クルミは芽を出し、壁の中に根を張りました。
クルミの幹は穴の外に出て、みるみる塔の高さまで伸びました。
そればかりか、クルミの木の根は、どんどん壁にヒビを入れて、
中の石を追い出してしまったのです。
壁は後悔しましたが、もう後の祭り。
壁は割れて、ぼろぼろに崩れてしまったのです。
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