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本日4月23日は、キリスト教暦で、聖ゲオルギウス
(聖ジェオルジオ)の日となっています。
この聖人はディオクレティアヌス帝に仕え、シレネの湖に
住む悪しき龍に、生贄として捧げられた王女を救う為に
戦いを挑み、その悪龍を退治したという伝説でよく知られています。
4月23日は、その聖ゲオルギウスの殉教の記念日で、この頃より、
東欧諸国にも遅い春が訪れるという事です。
そして、聖ゲオルギウスの日が、いつしか恋に関する伝承と
結び付けられるようになりました。
以下、それらの伝承と、そこから生まれたおまじないの抄掲です。
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【聖ゲオルギウスの日のクローバー】
特別な日に摘んだ草花は、特別な魔法のパワーを持つって事、
知ってますか?
魔女達は、いつ摘んだ草花が、毒薬や媚薬として一番効果が
あるかという事を、とてもよく知っていました。
聖ゲオルギウスの日に摘んだクローバーには、恋の病を治す
魔法のパワーがたっぷり。
お医者さまでも治せない恋の病に苦しんでいるあなたは、この日
クローバーを摘んできて、おでこにペタリと貼って御覧なさい。
重症の恋の病もケロリと治ってしまうはず。
恋人欲しい欲しい病にも効くようですから、早速試して御覧なさい。
【聖ゲオルギウスの日の恋人同士の贈り物】
スペインでは、聖ゲオルギウスの日に、恋人同士が贈り物をし合います。
女の子は男の子に本を、男の子は女の子に薔薇の花を……。
本を贈るのは、ドン・キホーテの作者、セルバンテスの命日がこの日
だからだそうですが、中々ロマンチックな風習ですね。
カップルのあなたは、更なる幸せを願って、この日、彼に本のプレゼントを。
【恋の戦いに挑む勇気がわいてくる 聖ゲオルギウスの槍】
ヨーロッパの絵画や彫刻の中の聖ゲオルギウスは、大抵長い槍を
持って龍に立ち向かう姿で表されています。
この勇敢な戦士にちなんだおまじないを、御紹介しましょう。
新しい鉛筆の先を尖らせて、右手でそれを高く掲げ、「聖ゲオルギウスよ、
我に勇気を与え給え」と唱えて下さい。
その後鉛筆は、筆箱の中に納めてお守りに――。
さあ、恋の戦に出陣!
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