頭頂に白光が輝く様子を観じつつ
「イーーーンーー。」と誦す。
眉間に 白光が輝く様子を観じつつ
「オーーーンーー。」と誦す。
喉元に 赤光が輝く様子を観じつつ
「アーー。」と誦す。
胸の中央に 黄光が輝く様子を観じつつ
「モーーウーーーー。」と誦す。
臍部に 藍光が輝く様子を観じつつ
「シーーーーーー。」と誦す。
下丹田に 藍光が輝く様子を観じつつ
「スィーーーーーー。」と誦す。
尾てい骨の振動と 全身に金色の光が貫通する様子を観じつつ
「トン。」と誦す。
「太上老君太素経」
道教経文を受持する事で
種々の功徳や 道果などが得られるとされますが
また道教の経文は 写経したり 他者に教えたりする事で
更に多くの功徳が得られるとされます。
以下 「太上老君太素経」の一部です。
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「太素皓皓(たいそこうこう)
命之日道(みょうしにつじ)
太素之時(たいそしじ)
神往営之(しんおうえいし)
道乃生之(どうないしょうし)
生之形之(しょうしぎょうし)
道乃命之(どうないみょうし)
道乃成之(どうないじょうし)
故天地成形(こてんちじょうぎょう)
道徳成経(どうとくじょうきょう)
道莫大於自然(どうまくたいのじねん)
徳莫大於長生(とくまくたいのちょうしょう)
道生一(どうしょういち)
一生二(いっしょうに)
二生三(にしょうさん)
三生天地(さんしょうてんち)
天地充満(てんちじゅうまん)
満則損(まんそくそん)
損則反其本(そんそくはんごほん)
故天一無不覆(こてんいちむふふく)
地一無不載(ちいちむふさい)
日月一無不照(じつがついちむふしょう)
故知之一(こちしいち)
不知也(ふちや)
不一之一(ふいちしいち)
無一之知(むいちしち)
夫道之可奇也(ふどうしかきや)
賢者通之(けんじゃつし)
聖人行之(しょうにんぎょうし)
不可不知也(ふかふちや)
道大而無形(どうだいにむぎょう)
隠而無名(いんにむみょう)
其在天地外者窈冥(ございてんちげしゃようめい)
其在天地中者充盛(ございてんちちゅうしゃじゅうまん)
故天地之問尽道焉(こてんちしもんじんどうえん)
非吾独也(ひごどくや)
道不欲也(どうふよくや)
非吾異也(ひごいや)
又云(ゆううん)
生可冀也(しょうかきや)
死可畏也(しょうかいや)
草木根生(そうもくこんしょう)
去地而死(きょじにし)
魚鼇沈生(ぎょごうじんしょう)
去水而死(きょすいにし)
人以形生(にんにぎょうしょう)
去気而死(きょきにし)
故聖人知気之所在
以為身宝(にいしんほう)
又云(ゆううん)
大道張天下之大効(だいどうちょうてかしたいこう)
大書陳天下之大略(たいしょちんてんかしたいりゃく)
大人以為足(たいにんいいそく)
人之所好(にんししょこう)
吾之所患(ごししょかん)
人之所執(にんししょしゅう)
吾之所舎(ごししょしゃ)
二者唯聖人能知其故(にしゃゆいしょうにんのうちごこ)
又云(ゆううん)
大徳受天下之大悪(たいとくじゅてんかしたいあく)
大人受天下之大辱(たいにんじゅてんかししたいじょく)
能受天下之大悪(のうじゅてんかしたいあく)
故能食天下之尊禄(このうじきてんかしそんろく)
能受天下之大辱(のうじゅてんかしたいじょく)
故能為天下之独貴(このういてんかしどくき)
又云(ゆううん)
心之於人(しんしのにん)
猶水居器中(ゆうすいきょきちゅう)
停之則平(ていしそくへい)
歌之則傾(かしそくけい)
撓之則濁(にょうしそくだく)
澄之則清(ちょうしそくしょう)
治心其猶水乎(ちしんごゆうすいこ)
壅之則止(ようしそくし)
通之則行(つうしそくぎょう)
決之西則西(けつしさいそくさい)
東則東(とうそくとう)
人心不可不杜塞(にんしんふかふとそく)
如水不可不堤防也(にょすいふかふていぼうや)
又云(ゆううん)
故易有太極(こいうたいきょく)
太極謂太易(たいきょくいたいい)
太易者(たいいしゃ)
大暁易(たいぎょうい)
無有先之者(むうせんししゃ)
謂皓皓白気也(いこうこうびゃくや)
乃有太初(ないうたいしょ)
初者(しょしゃ)
気之始也(きししや)
有太始(うたいし)
太始者(たいししゃ)
形之始也(ぎょうししや)
有太素(うたいそ)
太素者(たいそしゃ)
質之始也(しちししや)
故謂易(こいい)
易変為一(いへんいいち)
一変為三(いちへんいさん)
三変為五(さんへんいご)
五変為七(ごへんいしち)
七変為九(しちへんいく)
九者究也(くしゃきゅうや)
極后変為一(きょくこうへんいいち)
一者(いっしゃ)
謂天也(いてんや)
故軽清者即上為天(こけいしょうしゃそくじょういてん)
重濁者即下為地(じゅうだくしゃそくかいち)
中和気者為人(ちゅうわきしゃいにん)
故天地合精(こてんちごうせい)
万物化生(ばんぶつけしょう)。」
「諸法呪」
・「ガム・グラウム。」
誦す事で 障や難が除かれる。
・「ドゥム。」
ドゥルガの種字であり、誦す事で諸願円満になるとされる。
・「クシャスラウム。」
ナラシンハの種字であり、誦す事で悲しみや恐怖が除かれるとされる。