般若経を一部でも
読経したり 聞いたり
写経したり 他者に教える事で
守護を受け 正法を受持し
阿耨多羅三藐三菩提果や 菩提記が得られるなどの
数多くの功徳が得られるとされ
また 「仏母宝徳蔵般若波羅蜜多経」を誦した事による
様々な霊験や功徳が得られた事が報告されており
また印刷されたものに供養を捧げるならば
仏舎利に供養を捧げたのと同じ事になるとされます。
以下 「仏母宝徳蔵般若波羅蜜多経」の「善友品」です。
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「有大智者依師学(うだいちえしがく)
速疾得証無上覚(そくしつとくしょうむじょうかく)
亦如良医除衆患(やくにょりょういじょしゅぐ)
学従善友心無疑(じじゅうぜんゆうしんむぎ)
菩薩行仏菩提行(ぼさつぎょうぶつぼだいぎょう)
依彼善友波羅蜜(えひぜんゆうはらみつ)
此最上地能調伏(しさいじょうじのうちょうぶく)
為二種事証菩提(いにしゅじしょうぼだい)
過去未来十方仏(かこみらいじっぽうぶつ)
行此正道無異路(ぎょうししょうどうむいろ)
行仏菩提最上行(ぎょうぶつぼだいさいじょうぎょう)
説波羅蜜如電光(せつはらみつにょでんこう)
如彼般若空無相(にょひはんにゃくうむそう)
知諸法相亦如是(ちしょほうそうやくにょぜ)
了知一切法皆空(りょうちいっさいほうかいくう)
此即名行仏般若(しそくみょうぎょうぶつはんにゃ)
繁著色欲及飲食(はんじゃくしきよくきゅうおんじき)
常在輪迴不休息(じょうざいりんねふきゅうそく)
此愚迷人所見倒(しぐめいにんしょけんどう)
於不実法生実想(のふじつほうしょうじつそう)
譬如得食疑有毒(ひにょとくじきぐうどく)
以虚妄見而不食(にこもうけんじふじき)
愚人妄心生我想(ぐにんもうしんしょうがそう)
以我想故有生死(にがそうこうしょうじ)
亦如恒説諸煩悩(やくにょこうせつしょぼんのう)
於諸煩悩不著相(のしょぼんのうふじゃくそう)
煩悩清浄倶無有(ぼんのうしょうじょうぐむう)
如是菩薩知般若(にょぜぼさつちはんにゃ)
如閻浮提諸衆生(にょんふだいしょしゅじょう)
皆発無上菩提心(かいほつむじょうぼだいしん)
多千倶楽胝劫布施(たせんぐらくていごうふせ)
回施一切証菩提(えせいっさいしょうぼだい)
若復有人於一日(にゃくぶうにんのいちじつ)
奉行最上般若行(ぶぎょうさいじょうはんにゃぎょう)
千倶胝施不及一(せんぐていせふきゅういち)
行般若功無為故(ぎょうはんにゃくむいこ)
菩薩大悲行般若(ぼさつだいひぎょうはんにゃ)
度衆生故不起想(どしゅじょうこふきそう)
恒行乞食於国城(こうぎょうこつじきのこくじょう)
是得一切名大智(ぜとくいっさいみょうだいち)
菩薩欲度於人天(ぼさつよくどのにんてん)
乃至三塗極苦衆(ないしさんずごくくしゅ)
皆令速到於彼岸(かいりょうそくとうのひがん)
昼夜勤行於般若(ちゅうやごんぎょうのはんにゃ)
如人欲求無価宝(にょにんよくぐむかほう)
必過大海諸険難(ひつかたいかいしょけんなん)
無心忽爾而獲得(むしんこつににかくとく)
憂悩皆除喜無量(うのうかいじょきむりょう)
求菩提宝亦如是(ぐぼだいほうやくにょぜ)
勤行般若諸功徳(ごんぎょうはんにゃしょくどく)
得無取捨無上宝(とくむしゅしゃむじょうほう)
菩薩速証於菩提(ぼさつそくしょうのぼだい)。」
「諸眞言」
・「ラサ・ウン。」
誦す事で 生命力や感覚が増長される。
・「オン・サンサール・ドゥク・シャマニヤイ・ナマー。」
誦す事で 現世的な物事を融解させ
来世において天国に生まれる事ができる。
・「オン・マハーパータク・ナーシャナーヤ・ナマハー。」
誦す事で 悪行が粉砕される。
「海龍王経」
大乗経典の いずれの経文でも
誦したり 書写したり
聴いたり 他者に教えたりする事で
十種の功徳が得られるとされますが
特に 亥年生まれの人と 子年生まれの人が
「海龍王経」を誦す事で 特に吉祥を呼び込めるとされます。
以下 「海龍王経」「舎利品」です。
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「爾時(にじ)
海龍王子及一切龍白仏言(かいりゅうおうじきゅういっさいりゅうびゃくぶつごん)
未曾有世尊(みぞうせせそん)
如来所説普安一切(にょらいしょせつふあんいっさい)
授諸龍決開化眷属(じゅしょりゅううけつかいけけんぞく)
皆発道意(かいほつどうい)
又以加恩乞施皂衣(ゆうにかおんきつせぞうえ)
使諸龍分各以供養(ししょりゅうぶんかくにくよう)
稽首奉事(けいしゅぶじ)
縁是得護因発道意(えんぜとくごいんほつどうい)
慈愍衆生遵四等(じみんしゅじょうじゅんしとう)
心慈悲喜護(しんじひきご)
興隆四恩恵施仁愛(きょうりゅうしおんけいせじんあい)
利人等利一切救済合聚(りにんとうりいっさいきゅうさいごうじゅ)
由此行徳沙不雨身離於衆患(ゆうしぎょうとくしゃふうしんりのしゅかん)
又寂意時不失天身(ゆうじゃくいじふしつてんしん)
変為蛇げん臨食意後不遭蝦蟇(いへにだげんりんじきいごふそうげめ)
金翅鳥王不取食之(こんじちょうおうふしゅじきし)
仏化四鳥皆識宿命(ぶっけしちょうかいしきしゅくみょう)
金仁仏時為四比丘(きんじんぶつじいしびく)
坐行凶暴不順正法逼迫同学故(ざぎょうきょうぼうふじゅんしょうほうひっぱくどうがくこ)
堕金翅鳥自首悔過(だこんじちょうじしゅかいか)
改心易行発大道意(かいしんいぎょうほつだいいどう)
行四等心不害群黎(ぎょうしつしんふがいぐんれい)
以得善護吾等永安不復見食(にとくぜんごごとうえいあんふぶけんじき)
志不懐懼長夜無難(しふかいくちょうやぶなん)
皆蒙仏恩(かいもうぶつおん)
今如来受龍王請所演広覆(こんにょらいじゅりゅうおうじょうしょえんこうぶく)
譬如虚空無所不蓋(ひにょこくうむしょふかい)
于今世尊還閻浮利(うこんせそんげんえんふり)
海中諸龍無所依仰(かいちゅうしょりゅうむしょえぎょう)
唯加大哀(ゆいかたいあい)
仏滅度時在此大海留全舎利(ぶつめつどじざいしたいかいるぜんしゃり)
一切衆類皆得供養華香伎楽被服幢幡(いっさいしゅるいかいとくくようげこうぎらくひふくどうばん)
転加功徳速脱龍身(てんかくどくそくだつりゅうしん)
疾得無上正眞之道(しっとくむじょうしょうしんしどう)
続見救済惟仏垂恩(ぞくけんきゅうさいゆいぶつすいおん)
威徳兼加所願得果(いとくけんかしょがんとくか)
仏言(ぶつごん)
善哉従爾所志(ぜんざいじゅうにしょし)
時須菩提謂諸龍子(じしゅぼだいいしょりゅうし)
諸仁者等勿建此心(しょじんしゃとうぶっけんししん)
則為妨廃一切之徳(そくいぼうはいいっさいしとく)
所以者何(しょにしゃか)
仏泥おん後舎利分布八方(ぶつないおんごしゃりぶんぷはっぽう)
上下天龍鬼神一切人民き行喘息(じょうげてんりゅうきじんいっさいにんみんきぎょうぜんそく)
人物之類(にんぶつしるい)
皆当供養華香伎楽稽首自帰(かいとうくようげこうぎらくけいしゅじき)
変化現光見者歓喜(へんげげんこうけんしゃかんき)
知仏威神巍巍無極(ちぶついじんぎぎむごく)
縁是信之(えんぜしんし)
皆発無上正眞道意(かいほつむじょうしょうしんどうい)
或成縁覚(こくじょうえんがく)
或得声聞(こくとくしょうもん)
或生天上(こくしょうてんじょう)
還得人身(げんとくにんしん)
与法相値世世得度(よほうそうちせせとくど)
如是之計普蒙獲済(にょぜしけいふのうかくさい)
今者卿等各自求願(こんしゃきょうとうかくじぐがん)
使仏世尊在(しぶつせそんざい)
於大海而取滅度(のたいかいにしゅめつど)
供全舎利独欲奉侍(くぜんしゃりどくよくぶじ)
一切衆生何縁得度(いっさいしゅじょうかえんとくど)
永為窮厄無一救護(えいいきゅうやくむいつきゅうご)
以故吾言勿発此心(にこごごんぶつほつししん)
令仏世尊海中滅度(りょうぶつせそんかいちゅうめつど)
独奉全舎利而供養乎(どくぶぜんしゃりにくようこ)
諸龍答曰(しょりゅうとうわつ)
唯須菩提(ゆいしゅぼだい)
勿宣斯言(ぶっせんしごん)
無以己身限礙之智以限(むにこしんげんげしちにげん)
如来無極之慧(にょらいむごくしえ)
如来功徳聖道自在(にょらいくどくしょうどうじざい)
無不変現(むふへんげん)
無遠無近無彼無此(むおんむこんむひむし)
普遊十方其若虚空(ふゆうじっぽうごにゃくこくう)
発意之頃(ほついしけい)
能令海中諸龍神宮(のうりょうかいちゅうしょりゅうじんぐう)
三千大千世界州(さんぜんだいせんせかいしゅう)
城郡国懸邑丘聚(じょうなこくけんゆうきゅうじゅ)
人中曠野天上世間(にんちゅうこうやてんじょうせけん)
各各化現仏全舎利一切供養(かくかくけげんぶつぜんしゃりいっさいくよう)
於仏身体不増不減(のぶっしんたいふぞうふげん)
分身十方無数仏土(ふんしんじっぽうむすうぶつど)
亦無所分(やくむしょぶん)
普現一切不去不来(ふげんいっさいふきょふらい)
譬如日影現於水中(ひにょにちえいげんのすいちゅう)
仏亦不生亦不滅度(ぶつやくふしょうやくふめつど)
云何欲限如来慧乎(うんかよくげんにょらいえこ)
欲限如来為限虚空(よくげんにょらいいげんこくう)
時須菩提(じすぼだい)
聞諸龍子歎如来徳(もんしょりゅうしたんにょらいとく)
無窮無極不可譬ゆ(むきゅうむごくふかひゆ)
黙而無言(もくにむごん)
海中諸龍虚空諸天(かいちゅうしょりゅうこくうしょてん)
及諸鬼神踊躍歓喜(きゅうしょきじんとうやくかんき)
皆発無上正眞道意(かいほつむじょうしんどうい)
時仏歎嗟諸龍子曰(じぶつたんさしょりゅうしわつ)
善哉善哉(ぜんざいぜんざい)
仁等鑑明(にんとうかんみょう)
誠如所云無有異也(せいにょしょうんむういや)
仏道高妙無返(ぶつどうこうみょうむへん)
無際無方無円(むさいむほうむえん)
無広無狹無遠無近(むこうむきょうむおんむこん)
譬如虚空不可為ゆ(びにょこくうふかいゆ)。」