大乗経典の いずれの経文でも
誦したり 書写したり
聴いたり 他者に教えたりする事で
十種の功徳が得られるとされます。
以下 「阿弥陀三耶三仏薩樓仏檀過度人道」の一部です。
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「仏言(ぶつごん)
其三輩者(ごさんはいしゃ)
其人願欲往生(ごにんがんよくおうじょう)
阿弥陀仏国(あみだぶっこく)
若無所用分檀布施(にゃくむしょようぶんだんふせ)
亦不能焼香散華(やくふのうしょうこうさんげ)
然灯懸雑繒綵(ねんとうけんぞうぞうさい)
作仏寺起塔(さぶつじきとう)
飯食諸沙門者(おんじきしょしゃもんしゃ)
当断愛欲無所貪慕(とうだんあいよくむしょとんぼ)
得経疾慈心精進(とくきょうしつじしんしょうじん)
不当瞋怒(ふとうじんぬ)
斎戒清浄(さいかいしょうじょう)
如是法者(にょぜほうしゃ)
当一心念欲往生(とういっしんねんよくおうじょう)
阿弥陀仏国(あみだぶっこく)
昼夜十日不断絶者(ちゅうやじうじつふだんぜつしゃ)
寿命終即往生(じゅみょうしゅうそくおうじょう)
阿弥陀仏国(あみだぶっこく)
可得尊敬(かとくそんけい)
智慧勇猛(ちえゆうもう)
仏言(ぶつごん)
其人作是以後(ごにんさぜにご)
若復中悔(にゃくぶちゅうかい)
心意狐疑(しんいこぎ)
不信作善後世当得其福(ふしんさぜんごせとうとくごふく)
不信往生(ふしんおうじょう)
阿弥陀仏国(あみだぶっこく)
其人雖爾(ごにんすいに)
続得往生(ぞくとくおうじょう)
其人衆生病欲終時(ごにんしゅじょうびょうよくしゅうじ)
阿弥陀仏(あみだぶつ)
即令其人(そくりょうごにん)
於臥止夢中見(のざしむちゅうけん)
阿弥陀仏土(あみだぶつど)
心中大歓喜(しんちゅうだいかんき)
意自念言(いじねんごん)
我悔不知益作諸善(がかいふちやくさしょぜん)
今当往生(こんとうおうじょう)
阿弥陀仏国(あみだぶっこく)
其人但念是(ごにんたんねんぜ)
口不能復言(くふのうぶごん)
即自悔過(そくじかいか)
悔過者差減少悔無所復及(かいかしゃさげんしょうかいむしょぶきゅう)
其人命終(ごにんみょうしゅう)
即生(そくしょう)
阿弥陀仏国(あみだぶっこく)
不能得前至(ふのうとくぜんし)
便道見二千里七宝城中(べんどうけんにせんりしっぽうじょうちゅう)
心独歓喜(しんどくかんき)
便止其中(べんしごちゅう)
亦復於七宝浴池蓮華中化生(やくぶのしっぽうよくちれんげちゅうけしょう)
即自然受身長大(そくじねんじゅしんちょうだい)
其城亦復如前城法(ごじょうやくぶにょぜんじょうほう)
比如第二とう利天上自然之物(日にょだいにとうりてんじょうじぜんしぶつ)
其人亦復於城中(ごにんやくぶのじょうちゅう)
五百歳竟乃得出(ごひゃくさいきょうないとくしゅつ)
至阿弥陀仏所(しあみだぶっしょ)
心中大喜(しんちゅうたいき)
其人聴聞経(ごにんちょうもんきょう)
心不開解(しんふかいげ)
意不歓楽(いふかんらく)
智慧不明(ちえふみょう)
知経復少(ちきょうぶしょう)
所居舎宅在地(しょきょしゃたくざいち)
不能令舎宅随意(ふのうりょうしゃたくずいい)
高大在虚空中(こうだいざいこくうちゅう)
復去阿弥陀仏大遠(ぶきょあみだぶつたいおん)
不能得近附阿弥陀仏(ふのうとくこんふあみだぶつ)
亦復如是第二中輩狐疑者也(やくぶにょぜだいにちゅうはいこぎしゃや)
其人久久(ごにんくく)
亦当智慧開解(やくとうちえかいげ)
知経勇猛(ちきょうゆうもう)
心当歓楽(しんとうかんらく)
次如上第一輩也(じにょじょうだいいちはいや)
所以者何(しょにしゃか)
皆坐前世宿命求道時(かいざぜんせしゅくめいぐどうじ)
中悔狐疑(ちゅうかいこぎ)
暫信暫不信(ざんしんざんふしん)
不信作善得其福徳(ふしんさぜんとくごふくとく)
皆自然得之爾(かいじぜんとくしに)
随其功徳有所鉉不鉉(ずいごくどくうしょげんふげん)
各自然趣向(かくじねんしゅこう)
説経行道(せつきょうぎょうどう)
卓億万超絶不相及(たくおくまんちょうぜつふそうきゅう)
仏言(ぶつごん)
其欲求作菩薩道生(ごよくぐさぼさつどうしょう)
阿弥陀仏国者(あみだぶっこくしゃ)
其人然後(ごにんねんご)
皆当得阿惟越致菩薩(かいとうとくあゆいおっちぼさつ)
阿惟越致菩薩者(あゆいおっちぼさつしゃ)
皆当有三十二相紫磨金色(かいとうさんじゅうにそうしまこんじき)
八十種好(はちじゅしゅこう)
皆当作仏(かいとうさぶつ)
随所願在所求欲(ずいしょがんざいしょぐよく)
於他方仏国作仏(のたほうぶっこくさぶつ)
終不復更泥犁(しゅうふぶこうにり)
禽獣薜れい(きんじゅうひゃくれい)
随其精進求道(ずいごしょうじんぐどう)
早晩之事同等爾(そうばんしじどうとうに)
求道不休会当得之(ぐふふきゅうえとうとくし)
不失其所欲願也(ふしつごしょよくがんや)。」
「観世音菩薩による 業障浄化の加持を受ける」
「諸仏正法賢聖三宝尊(しょぶつしょうほうけんせいさんぽうそん)
従今直至菩提永帰依(じゅうこんちょくしぼだいえいきえ)
我以所修施等諸資糧(がじしょしゅうせとうしょしろう)
為利有情故願大覚成(いりうじょうこがんだいがくじょう)。」
「願諸衆生永具安楽及安楽因(がんしょしゅじょうえいぐあんらくきゅうあんらくいん)
願諸衆生永離衆苦及衆苦因(がんしょしゅじょうえいりしゅうくきゅうしゅうくいん)
願諸衆永具無苦之楽(がんしょしゅうえいぐむくしらく)
我心怡悦(がしんいえつ)
願諸衆遠離貪嗔之心(がんしょしゅうおんりどんしんししん)
住平等舎(じゅうびょうどうしゃ)。」
7遍誦す。
「オン・マニ・ペメ・ナランダシャ・ウン。」
足の間を 肩幅程度に広げて立ち
眼を閉じるか 半眼にして 舌先を上顎につけ
両手のひらを 下に向けたまま
ゆっくりと両腕が 床に対して 水平になるまで持ち上げてゆき
水平になった所で
今度は 手のひらを上に向けて
両手をゆっくり 頭上にまで持ち上げてゆき
「オン」念じながら
頭上におられる 観世音菩薩から放たれる五色の光が 時計回りに回転しつつ
自己の内側に進入して
自己の有情の 霊的脈管に詰まっている
穢気や 業障を浄化してゆくと観じる。
次に
「マ」と念じながら
両手を 喉の高さにまで降ろし
頭上におられる 観世音菩薩から放たれる五色の光が 時計回りに回転しつつ
自己の内側に進入して
自己の有情の 霊的脈管に詰まっている
穢気や 業障を浄化してゆくと観じる。
次に
「ニ」と念じながら
両手を 胸の高さにまで降ろし
頭上におられる 観世音菩薩から放たれる五色の光が 時計回りに回転しつつ
自己の内側に進入して
自己の有情の 霊的脈管に詰まっている
穢気や 業障を浄化してゆくと観じる。
次に
「ぺ」と念じながら
両手を 臍の高さにまで降ろし
頭上におられる 観世音菩薩から放たれる五色の光が 時計回りに回転しつつ
自己の内側に進入して
自己の有情の 霊的脈管に詰まっている
穢気や 業障を浄化してゆくと観じる。
次に
「メ」と念じながら
両手を 下丹田にまで降ろし
頭上におられる 観世音菩薩から放たれる五色の光が 時計回りに回転しつつ
自己の内側に進入して
自己の有情の 霊的脈管に詰まっている
穢気や 業障を浄化してゆくと観じる。
最後に
「ウン」と念じながら
両手を 完全に下まで降ろし
頭上におられる 観世音菩薩から放たれる五色の光が 時計回りに回転しつつ
自己の内側に進入して
自己の有情の 霊的脈管に詰まっている
穢気や 業障を浄化してゆくと観じる。
そのようにして 光(甘露)は 身体中の穢気や 業障を洗浄して
真っ黒な水や煙のようになり、
そのような黒い水や煙が 大地の穴に吸い込まれて
熱せられた溶岩で焼かれて蒸発してゆく様子を観じる。
そして 再び両手を持ち上げて
「オン・マニ・ペメ・ウン」の動作を 何度か繰り返す。
「仁王般若波羅蜜経」
般若経を一部でも
読経したり 聞いたり
写経したり 他者に教える事で
守護を受け 正法を受持し
阿耨多羅三藐三菩提果や 菩提記が得られるなどの
数多くの功徳が得られるとされます。
以下 「仁王般若波羅蜜経」の「散華品」です。
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「爾時(にじ)
十六大国王(じゅうとくだいこくおう)
聞仏説十万億偈般若波羅蜜(もんぶつせつじうまんおくげはんにゃはらみつ)
歓喜無量(かんきむりょう)
即散百万億茎華(そくさんひゃくまんおくけいげ)
於虚空中変為一座(のこくうちゅうへんいいちざ)
十方諸仏共坐此座(じっぽうしょぶつくざしざ)
説般若波羅蜜(せつはんにゃはらみつ)
無量大衆共坐一座(むりょうたいしゅくざいちざ)
持金羅華(じこんらげ)
散釈迦牟尼仏上(さんしゃかむにぶつじょう)
成万輪華(じょうまんりんげ)
蓋大衆上(かいだいしゅじょう)
復散八万四千般若波羅蜜華於虚空中(ぶさんはちまんしせんはんにゃはらみつげのこくうちゅう)
変成白雲台(へんじょうびゃくうんだい)
台中光明王仏(たいちゅうこうみょうのうぶつ)
共無量衆(くむりょうしゅ)
説般若波羅蜜(せつはんにゃはらみつ)
台中大衆持雷吼華(たいちゅうたいしゅじらいこうげ)
散釈迦牟尼仏及諸大衆(さんしゃかむにぶつきゅうしょたいしゅ)
復散妙覚華於虚空中(ぶさんみょうかくげのこくうちゅう)
変作金剛城(へんさこんごうじょう)
城中師子吼王仏共十方仏(じょうちゅうししこうのうぶつくじっぽうぶつ)
大菩薩論第一義諦(だいぼさつろんだいいちぎたい)
時城中菩薩(じじょうちゅうぼさつ)
持光明華(じこうみょうげ)
散釈迦牟尼仏上(さんしゃかむにぶつじょう)
成一華台(じょういちげたい)
台中十方仏(たいちゅうじっぽうぶつ)
諸天散天華於釈迦牟尼仏上(しょてんさんてんげのしゃかむにぶつじょう)
虚空中成紫雲蓋(こくうちゅうじょうしうんかい)
覆三千大千世界(かいさんぜんだいせんせかい)
蓋中天人散恒河沙華(かいちゅうてんにんさんごうがしゃげ)
如雲而下(にょうんにか)
時諸国王(じしょこくおう)
散華供已(さんげくぶつ)
願過去仏(がんかきょぶつ)
現在仏(げんざいぶつ)
未来仏常説般若波羅蜜(みらいぶつじょうせつはんにゃはらみつ)
願一切受持者(がんいっさいじゅじしゃ)
比丘(びく)
比丘尼(びくに)
信男(しんなん)
信女(しんにょ)
所求如意(しょぐにょい)
常行般若波羅蜜(じょうぎょうはんにゃはらみつ)
仏告大王(ぶっごだいおう)
如是如是(にょぜにょぜ)
如王所説(にょおうしょせつ)
般若波羅蜜応説応受(はんにゃはらみつのうせつのうじゅ)
是諸仏母(ぜしょぶつも)
諸菩薩母(しょぼさつも)
神通生処(じんつうしょうしょ)
時(じ)
仏為王現五不思議神変(ぶついおうげんごふしぎじんぺん)
一華入無量華(いちげにゅうむりょうげ)
無量華入一華(むりょうげにゅういちげ)
一仏土入無量仏土(いちぶつどにゅうむりょうぶつど)
無量仏土入一仏土(むりょうぶつどにゅういちぶつど)
無量仏土入一毛孔土(むりょうむつどにゅういちもうこうど)
一毛孔土入無量毛孔土(いちもうこうどにゅうむりょうもうこうど)
無量須弥無量大海入芥子中(むりょうしゅみむりょうたいかいにゅうけしちゅう)
一仏身入無量衆生身(いちぶつしんにゅうむりょうしゅじょうしん)
無量衆生身入一仏身(むりょうしゅじょうしんにゅういちぶつしん)
入六道身(にゅうろくどうしん)
入地水火風身(にゅうじすいかふうしん)
仏身不可思議(ぶっしんふかしぎ)
衆生身不可思議(しゅじょうしんふかしぎ)
世界不可思議(せかいふかしぎ)
仏現神足時(ぶつげんじんそくじ)
十方諸天人(じっぽうしょてんにん)
得仏華三昧(とくぶつげざんまい)
十恒河沙菩薩現身成仏(じうごうがしゃぼさつげんしんじょうぶつ)
三恒河沙八部王成菩薩道(さんごうがしゃはちぶおうじょうぼさつどう)
十千女人現身得神通三昧(じっせんにょにんげんしんとくじんつうざんまい)
善男子(ぜんなんし)
是般若波羅蜜有三世利益(ぜはんにゃはらみつうさんぜりやく)
過去已説(かこちせつ)
現在今説(げんざいこんせつ)
未来当説(みらいとうせつ)
諦聴諦聴(たいちょうたいちょう)
善思念之(ぜんしねんし)
如法修行(にょほうしゅぎょう)。」