結跏趺坐か 半跏趺坐で座し
男性は 右手のひらが上になる 「法界定印」を結び
女性は 左手が上になるようにして 同様に手印を結んで
腹の前に置き
半眼にして 舌先を上あごにつけ
臍に 真っ赤な太陽が輝いている様子を観じつつ
「オン・アー・ウン。」を 声に出さずに108遍誦し
次に 眉間に 白色の満月が輝いている様子を観じつつ
「オン・アー・ウン。」を 声に出さずに108遍誦す。
ここまでを1セットとして 何セットか繰り返す。
「文殊師利巡行経」
「文殊師利巡行経」の経文の一部でも
読誦したり 聞いたり 書写したり 他人に教える事で
その人は 布施などの修業を億劫という宇宙的時間の単位で行うより
多くの功徳が得られるとされます。
以下 「文殊師利巡行経」の一部です。
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「長老舎利弗言(ちょうろうしゃりほつごん)
文殊師利(もんじゅしり)
説法太深(せっぽうたいじん)
信此法人甚為少耳(しんしほうにんじんいしょうに)
文殊師利(もんじゅしり)
阿羅漢人(あらかんにん)
学無学人尚非境界(がくむがくにんしょうひきょうかい)
何況一切愚癡凡夫(かきょういっさいぐちぼんぷ)
文殊師利言(もんじゅしりごん)
大徳舎利弗(だいとくしゃりほつ)
如是如是(にょぜにょぜ)
阿羅漢人亦非境界(あらかんにんやくひきょうかい)
何以故(かにこ)
阿羅漢者無諸境界(あらかんしゃむしょきょうかい)
阿羅漢者無住無処(あらかんしゃむじゅうむしょ)
名阿羅漢(みょうあらかん)
不可得説(ふかとくせつ)
名阿羅漢(みょうあらかん)
以無説故(にむせつこ)
名阿羅漢(みょうあらかん)
何以故(かにこ)
無為無住(むいむじゅう)
名阿羅漢(みょうあらかん)
彼阿羅漢何処境界(ひあらかんかしょきょうかい)
阿羅漢者非名非色(あらかんしゃひみょうひしき)
愚癡凡夫分別名色(ぐちぼんぷふんべつみょうしき)
阿羅漢者(あらかんしゃ)
於彼名(のひみょう)
色不分別知(しきふふんべつち)
名阿羅漢(みょうあらかん)
阿羅漢者(あらかんしゃ)
非名分別(ひみょうふんべつ)
非色分別(ひしきふんべつ)
愚癡凡夫亦不可得(ぐちぼんぷやくふかとく)
凡夫之法亦不可得(ぼんぷしほうやくふかとく)
阿羅漢者亦不可得(あらかんしゃやくふかとく)
阿羅漢法亦不可得(あらかんほうやくふかとく)
若不可得則不分別(にゃくふかとくそくふふんべつ)
若不分別則無所行(にゃくふふんべつむしょぎょう)
若無所行則無戯論(にゃくむしょぎょうそくむぎろん)
若無戯論是則寂静(にゃくむぎろんぜそくじゃくせい)
如是無行亦無戯論(にょぜむぎょうやくむぎろん)
寂静之人(じゃくせいしにん)
則不取有(そくふしゅう)
亦不取無(やくふしゅむ)
非有非無(ひうひむ)
如是不取(にょぜふしゅ)
若不取者(にゃくふしゅしゃ)
則無所得(そくむしょとく)
如是之人(にょぜしにん)
離一切得(りいっさいとく)
無心離心住声聞法(むしんりしんじゅうしょうもんほう)
如是応知(にょぜのうち)
爾時(にじ)
文殊師利童子説此法已(もんじゅしりどうじせつほうち)
時彼五百諸比丘衆(じひごひゃくしょびくしゅ)
従坐而起捨離而去(じゅうざにきしゃりにきょ)
作如是言(さにょぜごん)
我不用見文殊師利童子之身(がふようけんもんじゅしりどうじししん)
我不用聞文殊師利童子名字(がふようもんもんじゅしりどうじみょうじ)
随何方処(ずいかほうしょ)
若有文殊師利童子住彼処者(にゃくうもんじゅしりどうじしゅうひしょしゃ)
亦応捨離(やくのうしゃり)
何以故(かにこ)
如是文殊師利童子異我梵行(にょぜもんじゅしりどうじいがぼんぎょう)
是故応捨(ぜこのうしゃ)
爾時(にじ)
長老舎利弗語文殊師利童子言(ちょうろうしゃりごもんじゅしりどうじごん)
文殊師利(もんじゅしり)
説此法義(せつしほうぎ)
意豈不欲令諸衆生知法義乎(いかいふよくりょうしょしゅじょうちほうぎこ)
文殊師利言(もんじゅしりごん)
如是如是(にょぜにょぜ)
大徳舎利弗(だいとくしゃりほつ)
長老舎利弗言(ちょうろうしゃりほつごん)
云何令此五百比丘
従坐而起(じゅうざにき)
毀呰戯論誹謗而去(きしぎろんひぼうにきょ)
文殊師利言(もんじゅしりごん)
大徳舎利弗(だいとくしゃりほつ)
若此諸比丘(にゃくししょびく)
如是説言(にょぜせつごん)
我不用是文殊師利童子之身(がふようぜもんじゅしりどうじししん)
我不用聞文殊師利童子名字(はふようもんもんじゅしりどうじみょうじ)
随何方処(ずいかほうしょ)
若有文殊師利童子住彼処者(にゃくうもんじゅしりどうじじゅうひしょしゃ)
亦応捨離(やくのうしゃり)
如是説者(にょぜせつしゃ)
善哉善哉(ぜんざいぜんざい)
大徳舎利弗(だいとくしゃりほつ)
此諸比丘善説此語(ししょびくぜんせつしご)
何以故(かにこ)
以無文殊師利童子(にむもんじゅしりどうじ)
故不可得(こふかとく)
如其是無不可得者(にょごぜむふかとくしゃ)
則不可見亦不可聞(そくふかけんやくふかもん)
随何方処(ずいかほうしょ)
若有文殊師利童子住彼処者(にゃくうもんじゅしりどうじじゅうひしょしゃ)
亦応捨離(やくのうしゃり)
如是説者(にょぜせつしゃ)
如是文殊師利童子住処亦無(にょぜもんじゅしりどうじじゅうしょやくむ)
彼若無者(ひにゃくむしゃ)
則不可近亦不可捨(そくふかこんやくふかしゃ)。」
「諸眞言」
★「ラヴィ・キラン・ルチ・カラン・パリプーラナン。」
周囲から 自分の価値が認められていないと感じる時や
誤った方向に進んでいると思われる人がいる時に
その人のために誦す事で 効果が得られる。
★「オン・スリャヤ・スヴァーハー
イダン・ナ・ナマ。」
現世的な幸運や より良い暮らし 良き伴侶を求める時に誦して
効果が得られる。
★「カドガム・サラナム。」
誦す事で瞋毒が清められる。