宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

「マイバースデイ創刊号」

2009年11月16日 | Weblog




マイバースデイの創刊号です。

1979年5月、丁度おうし座の月に当たっていた為、表紙はおうし座の
イメージとなっています。
この時は星占いと簡単なトランプ占いやお菓子のレシピが中心で、
おまじないや魔女、妖精シリーズのような記事は、未だありません。
そして計88ページと、未だ厚くありません。

それが2006年12月の最終号には、このような雰囲気に変わります。



表紙の各記事の題名が縦書きから横書きになった事、そして
今風を追及した結果、イラストも色使いも、個性的な感じではなくなり、
大人の女性に成長していく為の基本や教養を身に着け、夢を持って、
神秘的なものを感じ取る雑誌から、大人と同じお洒落をし、芸能
ニュースや、簡単な占いで盛り上がる雑誌に変わってしまいました。

創刊からしばらくは、十代の少女の為に、あまりお金をかけずに、ものを無駄に
しない、年相応の清潔感を持った上でのお洒落、美容、料理の記事が
多かったのですが、21世紀に入ると、お金をかけてお洒落をするという、
カタログのような記事に、かなり紙数が割かれるようになってしまったようで、
お金をかけるほどお洒落と云う、商業ベースにかなり乗ってしまったのを、
個人的に残念に感じました。
編集部は、「廃刊ではなく、あくまで休刊である」と言われていますが、
もし出版を再開されるなら、原点に戻って欲しいと感じます。

創刊号の目次は、このようになっています。



別冊の占い付録もあるのですが、こちらは他日に紹介させて頂きたく思います。

この創刊号の中で、星占いに関する、ニューヨークの著名な占星術師による
コラムがありましたので、今回こちらを抄掲させて頂きます。

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【星占いの歴史】 講師 マキシン・フィエール

【チグリス・ユーフラテス川が、星占いの発祥の地?】

星によって、人間の運命や自然現象を占うようになったのは、いつ頃の事でしょう。

人類の文明の発祥の地と言われる、チグリス・ユーフラテス川の流域が、星占いの
発祥の地と言われていますから、人間が文明を持つと同時に、早くから、星占いに
関心を持っていたのです。

そして、最も星占いが発達したのは、古代バビロニア王国の頃(紀元前二十世紀)で、
粘土板の上に刻まれた星占いの記録が、沢山発見されています。
地平線の彼方にどんな星が現れるかによって、その人の運命を占っていたのです。

生まれた時の東の地平線の彼方に月が現れておれば、その子は長生きするとか、
木星が現れておれば、その子は大金持ちになるというような占いを行っていました。
このような星占いは、私達がよく知っている、キリスト教の聖書の中にも書かれています。

例えば、イエス・キリストの誕生の事を、マタイ伝の第二章の中で、「星」に例えて
次のように説明してあります。

「ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおいでになりますか。
私達は東の方で、その方の星を見たので、拝みに参りました。」


【暴君ネロは、星占い師を死刑にしたことも】

また、聖書の「創世記第三十七章」の中にも、「私は夢を見ましたよ。
見ると太陽と月と十一の星が、私を伏し拝んでいるのです。」

古代バビロニア人達は、農作物の種をまいたり、刈り入れをするのに、星占いを
利用していました。
太陽が「牡羊座」「おうし座」に入っている四十日間の間に種をまいたのです。
また、星の変化を基にして、世の中の出来事を占っていました。

月が満ちていく時は「吉」、月が欠けていく時は全てに「凶」と判断したり、太陽と
木星は男性を表し、月と金星は女性を表すというような事も、この頃から言われた
事です。

ところが、星占いが大活躍したのは、古代ローマ時代の事です。
古代ローマ時代には、多くの皇帝が、星占いを自分の生活や、政治の中に取り入れようと
したのです。

暴君で有名なネロ皇帝は、お抱えの星占い師をおいて相談相手にしていました。
ただ、予言した占いが的中しない時には、その星占い師を死刑にしてしまうような事も
ありました。

このようにして発達した星占いも、ローマ時代が終わり、中世になると、星占いの
流行は下火になりました。

しかも、当時の星占い師達が行った、天変地異の予言がどれも当たらなかった為に、
星占いの信用もなくなってしまったのです。

しかし、十六世紀になると、またまた星占いは大流行してきました。
これは、フランス貴族の社会に、星占いが人気になったからです。
まずフランスの王様達が、自分のお抱えの星占い師を持つようになったのです。


【「1999年に世の中が終わる」と予言したノストラダムス】

この頃に有名になったのが、「一九九九年に世の中が終わる」という、恐ろしい
予言をして有名になったノストラダムスです。
ノストラダムスは、医師で、しかも星占いの研究家でありました。
特に、当時ヨーロッパを襲ったペストの治療法を考えて有名になりました。
だが、自分の子供や奥さんまで、ペストで次々に死んでしまうという不幸な出来事が
起こったのです。

人間の未来を予言したり、病気の治療に自信のあったノストラダムスは、自分n
力に自信をなくしてしまいました。
たがて彼は放浪の旅に出ました。
ヨーロッパ各地に残っている、色々な占いを勉強しながら、旅をしたのです。
こうして彼は、有名な予言集を発表したのです。

ノストラダムスは、四行詩の形で、この予言を書きました。
この予言がズバリ的中した為に、彼の名前は世界中に広まっていきました。
ノストラダムスの予言は、彼が生きていた時代よりも、彼の死後有名になったのです。

それは、第二次世界大戦の事や、ヒトラーの出現、原子爆弾の事まで予言していた事が
判ったからです。

私達がよく見かける星占いが、今のような形になったのは、十九世紀になってからの
事です。
色々な星占いの学者が現れ、星占いの判断方が考案されていきました。


【星占いの読み方 「マイバースデイ」の読者の皆さんへ】

ただ、この星占いの歴史を振り返っても判るように、星占いによって人間の未来が
全て判る、何でも星占いの予言のようになってしまうと考えてしまうのは間違いです。
多くの星占い師達は、あまりに自分の占いを過信し過ぎて大失敗しているのです。

「マイバースデイ」の若い読者の皆さんも、星占いで自分の人生を考えていく
場合、全てを星占いに頼ってしまうとしたら、間違いなのです。

あなたは毎日、何をしたいでしょう。
どんな人と友達になりたいでしょう。
あなたの毎日の夢や目標を大切にする事が、まず第一なのです。
星占いによって自分の人生を作るのではなく、人生を作るのは、あなた自身で
ある事を、忘れないで下さい。

星占いは、あなたの夢や目標を実現する手助けをする、ガイドにすぎないのですから。

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「ジプシーの古典的魔術」

2009年11月15日 | Weblog




画像は、昔のジプシーが使用していた護符で、「善と悪の対立を
象徴し、困難な出来事全般に対して偉大な助けを与えてくれる、
そして愛情面や金銭面の願いに関する護符」という説明でした。

ジプシーの世界も、古い伝統を放棄するようになり、その結果、
「ジプシー魔法」と言っても、現代風に刷新された魔術や占いの方が
多くなりました。

ジプシーの伝統的な食事は菜食が中心だったようですが、その反面、
伝統的な魔術ではしばしば、近代的な感覚にはあまりそぐわない
ような、虫や小鳥を少々残酷な形で使ったり、数滴の自身の血液を
使うなどの方法もあり、現代風に刷新されたものでは、そのような
ものを一切使わず、植物やハーブ、キャンドルを使用するものが中心と
なっています。

以下、伝統的な魔術の幾つかを抄掲させて頂きますが、やや残酷な
形で用いるものは、「このような方法もジプシーの間で行われていた」
という程度に御読み頂きたく思います。

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【レモンの皮の占い】

女性が、憧れの男性を獲得出来るかどうかを知るためには、レモンの
皮を二つ用意して、それぞれ両方のポケットに入れて、一日中身に着けて
おき、夜になって、寝台の脚に、それをこすりつける。
もし彼女が彼を獲得する定めにあれば、夢の中にその男性が現われ、
あなたが二つのレモンを贈るだろう。
そうでなければ、望みはない。

………

【トランプ占い】

トランプの束から絵札を全部引き抜いて、金曜日の夜に、それをあなたの
ストッキングの中に入れ収めて、そのストッキングを、あなたの枕の下に
置く。

先に日曜日の朝の日の出の正確な時刻を調べておいて、その時刻に
なったら、ストッキングの中から、カードを一枚引き出す。
キングが出れば、間もなく結婚する事を意味する。
クイーンなら遅れるか、独身。
ジャックなら陽気な男で、あなたに面倒をかけるだろう。
ダイヤは富、ハートは純愛、スペードは倹約、クラブは貧乏を意味する。

………

【蛙のまじない】

元気の良い、よく生成した蛙を一匹手に入れる。
それを、丈夫なかがり針か、ねじ錐で一面に穴をあけた箱に入れる。
それから夕闇の迫る時刻になって、アリの大群がいる場所に運び、
その群れの真ん中に置いて、誰にも見つからないように充分に注意しておく。

一週間おいて、アリの大群の場所に戻り、箱を取り出し、蓋を開けてみる。
するとそこにいた蛙はすっかり変わって、骸骨になっているだろう。
それを注意して取り外していくと、やがてもろい骨の間に、魚のウロコに似た
形をしたこけらと、釣り針に似たものとが見つかるだろう。
この両方が必要である。

釣針状のものは、何らかの手段を取って、愛情を獲得したいと思う人の
衣服に引っ掛ける。
相手がそれを身に着けたら、例え十数秒の間でもその人は、あなたを
愛さずにはいられなくなり、あなたが最後に「こけら」を与えて促すまで、
その人はあなたを待っているだろう。

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「下弦の月の魔法」

2009年11月14日 | Weblog




画像は、90年代初頭の「マイバースデイ」系誌の付録の月のカードの、
「儀式の月」のカードで、「強い直感が欲しい時に、このカードを見つめて
から眉間に当て、深呼吸をしながら、神殿から発せられるオーラを
感じ取るようにすると良い」という説明でした。


現在は「欠ける月」の期間で、来週月曜日の16日が新月に当たります。
「欠ける月」の期間は、何かを水に流す、忘れる、再出発すると云った
目的の魔術が行われますが、以下、凶兆を断つ、悪運を転じるための
魔術を抄掲させて頂きます。

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ヨーロッパで広く信じられているジンクスの一つに、「三日月を鏡に
映すのは凶」と云うものがある。
三日月は上弦の月(満ちていく月)であり、その月を鏡に映すと、
左右が反転して下弦の月となり、一転して、減退と不運を示す
凶兆と化してしまうのである。

ここで紹介する魔法は、このジンクスを逆手に取って、不運を追い払おうと
するものだ。
不運な出来事が続いている人は、是非試してみよう。


●目的

・悪運を消す
・占いで出た凶兆を無効にする
・腐れ縁を断ち切る
・悪い癖を直す
・不安や胸騒ぎ・ジェラシーを鎮める

●日時

下弦の月がはっきりと見える夜

●用意するもの

魔術専用の鏡

●やり方

①誰にも見られず、しかも月が見える場所を確保する。
自分の部屋から月が見えれば理想的だ。


②下弦の月を見上げ、次のように唱える。

「ハイル・ヘカテ、月の老婆よ、輪舞する魔女たちの大女神、
ハイル・ヘカテ、三叉路(さんさろ)の神、
賢さと英知は御身の下に。
我はヘカテの教えを存分に学びたり。
不運と凶兆は幻に過ぎぬ。
一は無しで、無しは一
右は左で 左は右
ヘカテ、闇の中の見えざる光よ。」


③ここで鏡を取り出し、鏡の中に、下弦の月を映し出す。
天上の月と、鏡面の月の向きが、逆になっている事を確認する。


④鏡を見つめながら、こう唱える。

「悪運、凶運、さかしまに」

この時、今までの不運が、段々と無くなるのだ、と強く信じる事が
大切である。


⑤そのまま、次のような、月の女神への賛歌を唱える。

「ハイル・ヘカテ、月の老婆よ、輪舞する魔女たちの大女神、
ハイル・ヘカテ、三叉路(さんさろ)の神、
賢さと英知は御身の下に。
おお、大いなるヘカテ
わが声を聞きし、御身に感謝す。
闇のうちに光を見せ給え。」


⑥儀式はこれで終了。
鏡は儀式以外の時には何も映らないように、布をかけるか、
布袋に入れてしまっておく。

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「内的な旅の記録Ⅱ」

2009年11月13日 | Weblog





先日からの続きです。

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【オペラ「ドン・ジョバンニ」】

「アマデウス」では、オペラの舞台も幾つか紹介されていた。
オペラは、ヨーロッパの伝統が生んだ芸術の中でも、最も華やかな
ものの一つであり、その中には、大変奥深いメッセージを伝えている
ものがある。
カバラや錬金術、また象徴学などの秘密の教えである。

大衆が鑑賞しても、それと気づかないように、それら秘密の叡智が、
オペラの細部に散りばめられた。
モーツアルトのオペラ「ドン・ジョバンニ」も、よく知られた「魔笛」同様、
そんな作品の一つである。

このオペラの主人公、ドン・ジョバンニは、冷酷な性の誘惑者である。
始めに彼は、ドンナ・アンナを犯そうと、彼女の部屋に忍び込む。
そこにアンナの父の騎士長がやって来て、娘を救おうとするが、
反対にドン・ジョバンニに殺されてしまう。
こうして父を殺されたアンナは、ドン・ジョバンニへの復讐を誓うのだ。


このように、物語は、性と死の絡んだ事件から始まる。
それは、多くの神話や伝説とも共通している。
なぜならこの二つの問題は、我々の意識の最も奥深い所に、根ざした
ものだからである。

私はこのオペラを、一人の人物に起こった内的な物語として捉えている。
だからここでは、私自身の内的な体験と、「ドン・ジョバンニ」のストーリーを
重ね合わせて、見ていきたいと思う。
最初に、ドンナ・アンナについて語ろう。


ドンナ・アンナはある日、それまで体験した事のない、何か暗い衝動が
内面から湧き上がり、それが心に襲い掛かるのを感じる。
この正体不明の黒い衝動こそが、ドン・ジョバンニという人物で象徴されて
いるものだ。


ドン・ジョバンニは顔を隠し、長いマントに身を包んで登場する。
ドン・ジョバンニの魔手を逃れたアンナは、この犯人の正体を暴こうと、
彼の後を追いかける。

これは、自分の内面を脅かす、悪魔的衝動が一体何なのかを知ろうと
して、必死でもがいている状態だ。

そこにやって来るのは、アンナの父の騎士長である。
父は魂を象徴する。
それは、悪魔的衝動の反対の極であり、光を求め続ける、我々の
本質である。
だから騎士長は、剣と灯りを持っている。
剣は意思の力を、灯りは叡智の光を象徴する。
こうしてアンナは、その内面に、気高い光と力が存在している事に
気づくのである。


さて私(筆者)も、思春期において、抑え難い性の衝動が湧き上がるのを
体験した。
そしてそれは、強い期待と不安を孕んでいた。
特に恋愛事件や性的犯罪について雑誌で読んだりすると、大変興奮した
ものだ。
それらの事件は、とても他人事のようには思えず、私もいつか似たような
問題に関わってしまうのではないか、と思い悩み、私の心を強く脅かした。
その上、そんな考えを誰かに知られる事を思うと、不安はますます高まるの
だった。


あの頃、性は未だ、私の理解を超えていた。
この衝動は何なのか、生命を誕生せしめる性とは、一体何なのだろう。
そして、私はなぜ生まれて来たのだろうか。
私は性の中に、人智を超えた何かがある事を感じ始めた。
それは神秘的であり、汚してはならない神聖なものを含んでいるのでは
ないかという思いが頭をよぎる事もあったが、やはり性は、私の理解の
及ばないものであった。


二年程前、性と心理について学ぶ機会を得て、私は性とは何かをようやく理解し
始めた。

そして本来、性とは百パーセント神聖なものである事を知った。
ところが、その神聖なものを冒涜する事を想像すると、私の内面は未だに、
言いようのない願望と、強い罪悪感で入り乱れるのである。

本当は、そんな想像をしなければいいのだが、私の内面に渦巻く暗い衝動の
強さには、自分でも驚くばかりだ。


しかし、人は誰もが、心の奥底では純粋な愛を求めている、と私は思う。
私が愛について意識するきっかけとなったのは、性の衝動と、それに対する
嫌悪感である。
そのように、何らかのきっかけで罪悪感や自己嫌悪に陥る時、かえって人は、
その対極にある、神聖な光を認識しうるのではないだろうか。

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この続きは、また他日に掲載させて頂きたく思います。


以下、ノーシスの「黄色の書」より、クンダリニーを覚醒させるマントラの歌です。

………

【クンダリニー覚醒の為のマントラの歌】

神聖なマントラは、クンダリニーを覚醒させる力を持っている。
天使アロッチ(天使たちの指揮者)は、クンダリニー覚醒の為の、この世で最強の
マントラの歌を教えてくれた。

天使がこの妙なる感動的な歌を歌った時、我々はエクスタシーで満たされた。
それから天使は、彼のあとに続いて歌うように促したので、我々はマントラの歌を
歌った。
それは、次の通りである。

「カンディル バンディル ルルルルル………」

このマントラの歌は、次のように歌う。

「カーーーーーン(KAAAAAANNNNNN) ディーールーー(DIIIIIIILLLLLLL)
バーーーーン(BAAAAANNNNNN) ディーールーー(DIIIIIIILLLLLLL)
ルルルルル………(RRRRRRRRRRR)」

(KANは高い声で、DILは低い声で、BANは甲高く、DIRはまた低い声で、
そしてRは巻き舌で発音する。)

文字「R」は、子供達がモーターの音を真似て発する、騒がしい声のように行う。
兄弟たちよ、これがクンダリニーの歌の歌い方である。

ノーシス書棚:http://gnosis317.web.fc2.com/
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(芋煮参与会員)

2009年11月12日 | Weblog



万期一新の秋を迎え、芋煮行事に積極的に参加、芋煮され、
芋縁の歪みを正されるよう、一言申し上げます。

総裁代行


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「モーゼ第六の書の護符」

2009年11月12日 | Weblog




画像は90年代に誌上公開された、春分儀式の一幕です。

以下、モーゼの第六の書に掲載されていた護符の一部です。

こちらも翻訳されたものが手元にないため、翻訳させて頂きました。

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【第二の護符 主天使の護符】

護符にはヘブライ語で、アア・ロア・ハブ・アロミカ・レマル・パテニィ・
ハマヤ・アゾス・ハヨゼル・カロヘル・ウェズインナ・パテカ・テホムと
記されており、この秘密の護符を持ち運べば、大いなる未来と天恵が
得られるゆえ、「まさしき至高の未来の護符」と呼ばれる。




(召喚呪文)

「神のしもべなる(自分の名前)が汝を呼びて求めん。
ああ精霊プエルよ、聖なる伝達者と、主のすべてのみ弟子、聖なる四
福音記者と、神の三つの聖人相、そしていと畏むべき、いと聖なる
み言葉なる、アブリエル・フィブリエル・ゼダ・ゼダイ・ゼラボ・ララゴラ・
ラヴァテリウム・ララヨル・ゼイ・ゼギン・ラビル・リャ・アデオ・デウス・
アロン・アバイ・アロス・ピエウス・エホス・ミビ・ザイニ・モラ・ゾラド・
そして、この聖なるみ語のすべてによりて、直ち我(自分に名前)の前に、
麗人の姿において来たり現れ、わが望むものをもたらせ。
(ここで呼び願うものを言う)



………………

【第四の護符 智天使と熾天使の護符】

護符にはヘブライ語で、アノク・セワカル・カイロン・エソル・
ヤロン・オセニイ・ヤゲロル・エヒム・マアキエル・エカド・ヤイロン・
ヤガル・ラガト・ワイマット・インマト・スカディムと記されており、
この秘密の護符は持ち運ぶ者に、、全ての災いより救い、大いなる未来と
長寿とを与える。





(召喚呪文)

「神のしもべなる(自分の名前)が、汝を呼び求めて願わん。
ああ精霊アノクよ、ソロモンのみ智恵と、イサクの権能、アブラハムの祝福と、
神のみ前にて、罪を犯し給わざりけるヤコブとノアの敬虔、
モーゼのしもべらと十二の氏族、そしていと畏むべきみ言葉なる、
ダリア・ドリア・ドリオン・コルフシラス・ジャズィ・アグズィ・アハブ・
チリ・スタゴ・アドス・スナ・エオルス・アロス・ジュス・ディル、
そして、このみ語のすべてによりて、直ちにわが前に、麗人の姿において
現れ、わが望むものを与えよ。
(ここで呼び願うものを言う)

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「内的な旅の記録」

2009年11月11日 | Weblog




80年代にノーシスの機関誌に投稿されたもので、丁度当時公開された
映画「アマデウス」、モーツアルトの音楽の精神面に焦点を当てながら、
自らの精神的な変化を綴られた方がおり、長いので幾度かに分けて、
こちらに掲載させて頂こうと思います。

ノーシスでは、洗練されたクラシック音楽を、「魂に滋養を供給するもの」
「高次に自らを同調させ、叡智を受けるもの」として、推奨されています。

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【モーツアルト 私の内的な旅の記録】

《映画「アマデウス」》

昨年度のアカデミー賞八部門をさらった、映画「アマデウス」が話題を
集め、モーツアルトへの関心が高まっている。
この映画は、モーツアルトが宮廷音楽家として活躍したウィーン時代を
中心に、彼の人生を描いたものだ。

物語は、当時、やはり音楽家として名声を博していた、サリエリと
比較しながら展開されていく。

サリエリが、モーツアルトの才能を嫉妬していた事は、よく知られている。
彼は音楽家としての権威はあったが、才能の面では二流だった。
そして、モーツアルトの名声は、死後、大変な勢いで高まっていくのだが、
その一方、サリエリの名は次第に忘れ去られていく。
そして、すっかり落ちぶれ、精神病院に入っている晩年のサリエリの追想の
中で、モーツアルトの思い出がよみがえる。

この映画に登場するモーツアルトは、一般的なモーツアルト像とはかなり
違っていて、まったく捉え所がなく、遊び好き、女好きのひょうきんな男して
描かれている。
しかし、その男が作り出す音楽は、何と神々しい響きを放つことだろう。

音楽によって神に仕えようと考えていたサリエリは、神に問わずに
いられない。
<神よ、あなたは音楽によって、あなたのメッセージを伝えるために、
なぜあんな男を選んだのですか?>

彼は答えが得られないまま、神への信仰を捨ててしまう。

この映画を観て、サリエリに同情した人も多いと思う。
サリエリこそ、モーツアルトの才能を正しく評価し得た人物として描かれて
いるからである。
しかしサリエリは、モーツアルトを最も理解していたようで、実は完全に
理解するまでには至らなかった。
いつも嫉妬に燃えて、苦しみ続けていたのだ。

「アマデウス」で描かれているのは、モーツアルトのある一面でしかない。
それは、サリエリという人物の、嫉妬のメガネを通して見たモーツアルト
なのだ。

我々がこの映画を基にして、モーツアルトの作品と、その人生の軌跡を
辿るなら、更に多くのことを発見することができるだろう。



《魂の音楽を求めて》

私(筆者)が音楽を意識して聴き始めたのは、中学生の頃である。
音楽は私を、内なる旅へと導いてくれた。
私は、その頃好んで聴いていたロックによって、大きな影響を受けた。

<私は異邦人である。
宇宙人である。
いや、狂人であるかもしれない。
しかし、こんな狂った世界で平気な顔をしている人々こそ、狂っているのでは
ないか!>

その頃、ロック音楽を聴きながら感じたのは、こんなメッセージであった。
それは、魂から発せられる叫びのように感じられた。
そして私は、その世界にのめり込んで行った。

だが当時の私は、なぜあんな重苦しいフィーリングの音楽に惹かれていったのだろう。
あの頃私達は、確かに何かを訴えてはいたが、心の奥底にある不満を感じても、
解決策を見出す事は出来なかった。
その上、彼らの中には、アルコールや覚醒剤によって、廃人のようになった人も数多い。


そんな若者の一人であった私が、二年ほど前から、音楽に対する考え方を変え
始めた。
私は、魂を揺さぶり、その奥深い所まで訴えかけてくる音楽を求めるようになっていた。
そして、モーツアルトとベートーベンに出会った。

クラシック音楽を聴くのは、初めは抵抗があったが、慣れてくると少しずつ、彼らの
音楽と、私の魂が共振し合うのが感じられるようになった。
時には、静かな崇高な響きの中に、魂の安らぎを得て、愛と平和が実現するように
心から願い、また、不安におののく時は激しい曲を聴いて、勇気と不屈の意思を
奮い立たせる。


私は、ピアノ曲、協奏曲、交響曲といった、親しみ易い作品から聴き始めた。
モーツアルトの作品では、ピアノ協奏曲第二十番、交響曲第三十八章「プラハ」、
交響曲第四十番、そしてレクイエム等々、これらの作品は、映画「アマデウス」の
バックにも流れていた、名曲の数々である。

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この続きは、また他日に掲載させて頂きます。

以下、ノーシスで行われている祈りです。
こちらの方は、翻訳させて頂きました。

………

【肉体の保護の祈り】

「ああ聖マルタ、御身は神に祝せられ、いと愛され、ふさわしく、
タボルの山に歩み入りて、御身は大いなるしもべと出会い、
神のみ母のみ帯を、結び縛りつけられたり。
されば、聖三位のとこしえなる、おん父のみ名によりて、
我に向かいて来るよろづの敵の心をも縛り給わんことを。」

ここで3回、ノーシスの「使徒信経」を唱えます。

【ノーシス使徒信経】

「我は天地の創造主、全能の父なる天主を信じ、またそのおんひとり子、
我らの主イエズス・キリスト、即ち聖霊によりて宿り、童貞マリアより生まれ、
ポンシオ・ピラトの管下にて苦しみを受け、十字架につけられ、死して葬られ、
古聖所に下りて、三日目に死者の内よりよみがえり、天に昇りて全能の父なる
天主の右に座し、かしこより、生ける人と死せる人とを裁かんために来たり給う主を信じ奉る。

我は聖霊、聖なるノーシス教会、諸聖人の通功、罪の赦し、肉身のよみがえり、
終わりなき生命(いのち)を信じ奉る。
アーメン。」



【邪眼に対する祈り】

「1万1000のおとめと、聖アンナへの一なる誉れの間にありし
汝の寝所に、相携え、天使らは汝と共にましたり。
聖アンナはマリアを産み、聖イザベルは聖ヨハネを産み給いたり。
これらの七つの言葉によりて、この邪悪は癒されん。」

ノーシス書棚:http://gnosis317.web.fc2.com/


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「ルーン・マジック・エクササイズ:ニイド」

2009年11月10日 | Weblog

(画像はクリックされましたら拡大します。)

先日の「ルーン・マジック・エクササイズ」からの続きです。
こちらも、ノーシスとは別体系のものですので、御注意願います。

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【ルーン・ニイド:(画像向かって左)】

【このルーンの魔術的効能】

・ネガティブの第一層、もしくは苦悩の克服
・魔術的意思の発達
・霊的な力の発達
・魔術的目標に向けて、意思の下の抵抗の秘力を使うこと
・突然のインスピレーション
・憎しみといさかいの除去
・要する序列の確立
・個人の必要とするものの認知
・保護
・恋人を得るための愛の魔術
・占術

【ルーン・ニイドのサインマジック】

【姿勢】

(画像のように)直立し、右腕を斜め上方に上げ、左腕を斜め下方に
伸ばし、身体全体でルーン・ニイドの形を作ります。
この姿勢をとったまま、次の「ルーン・ニイド」のフォーミュラを
唱えます。

【魔術のフォーミュラ】

ナウディズ ナウディズ ナウディズ
ンンンンンンンンンン
ナ ニ ヌ ネ ノ
ヌット ナット ニット ネット ノット
ウン アン イン エン オン
ンンンンンンンンンン

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(十一月九日)

2009年11月09日 | Weblog




御道を穢しゆく 盗法の魔風吹きすさび
驕慢の徒、神界の仁慈より 神法を与えられし事を忘れ
虚しき世俗の光華に酔いて 神なき法を用いぬ。

今日もなおこの辱聖、斯道にわたる如し
神を拝するにも 誠と道念を欠きたり
常に冒辱鎮まらず、常に新たなる冥罪を生み出す。

神に愛されし道士、その道念 ますます明にして
師仙につながる者として
魂は輝き心は跳り、
まことの祈りをもって御道を進む。
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「妖精への捧げもの」

2009年11月09日 | Weblog




画像は、昔のマイバースデイの「妖精シリーズ」の中に登場した、
詩の妖精、エディンです。

この妖精は、「ポエムに感動した人を見かけると、つい嬉しくなって
その心にしのび込んでしまう妖精で、予言の能力も持っている為に、
時には国を治める王の相談相手にある事もある」という説明でした。


80年代には、ノーシスの人の中にも、妖精を見たり、接触したという
人がいました。
そうした方が体験談を投稿されていましたので、今回抄掲させて頂きます。

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5月18日は、大変天気の良い日でした。
窓から外を見ると、光に透けた葉でいっぱいの木に、沢山の妖精達が、
わっと群れをなしていました。

その中で、一番目立っていたのは、角笛を吹く妖精です。
でも、その音は聞こえません。
うす黄色の簡単な服に、同じ色のとんがり帽をかぶり、服のすそと帽子の
ふちには、小さな白い点々が、ぼうっと見えます。
それはまるで、小さな白い花をちりばめた、ふち飾りのようでした。
大きさは大体、20cmぐらいだったでしょうか。

妖精達の背景や木の上の方には、透き通ったピンクのものが、ふわふわと
動いています。
形がないようで、表現し難いのですが、これも妖精のようでした。


同じ年の6月28日。
この日もよく晴れ上がり、窓を開けていました。
木戸の脇にあるポスト越しに、ちらっと表通りが見えた時、モンシロチョウの
ようなものがスーッと、一直線に飛びました。
でも、蝶にしては速くて、大きかったのです。

一瞬の事でしたが、私の目に焼きついたその姿は、人間と同じ体に、
モンシロチョウの羽を持つ妖精でした。
小さな頭に、ふわふわしたタンポポの綿帽子のようなものをかぶり、服は着て
いませんでした。

…………………………

以下、伝統的な西洋魔法からの妖精に接触する為のものです。


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【妖精への捧げもの】

妖精は特に、ローズマリーの香りの中に見つかると言われています。

そこで、15gのローズマリーの葉を急須(ポット)に入れ、半リットルの
熱湯を注ぎ入れて、15分間経ってから、葉を取り除き、その湯を
フェアリーハントの地面に注いで、次の呪文を唱えます。

「この地の精霊たちよ、我は、聖なるローズマリーの、この捧げものを、
まことの親交とすべての光栄において、汝らに与えんとす。
我が汝らに与え、捧げものを行いし如く、我を妖精の友と認め、
我が働きの中で、我を助けたまえ。」


【妖精の露】

露はドルイド教で、最も聖なる水とされています。
可能な限り、聖なる場所、清浄なる場所より露を集めて、ボトルの中に
ためて、冷蔵庫の中で保存しておきます。
これを月光の下で、霊的な視力を得る為の準備や、アストラル・トリップの
準備の為に使用します。

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80年代に、ノーシスの機関誌の中で、このように書かれていました。

「私達が心の扉を開く時、自然界の精霊達は語りかけてくれ、目を上に
向け、魂からの祈りをもって呼びかければ、天空の壮大な響きの中に
自らを一体化させる事も、時空を越えて旅する事も出来るのです。」

「ともすれば、日常的な些事に追われがちな現代社会にあって、魂の糧を
満たし続ける事は、難しいかもしれません。
自己の真の実現を願う人々の御役に立ち、また、光を求めてさすらう人々にも、
それを見出すきっかけともなれば、我々にとって、それに勝る喜びはありません。」


ノーシス書棚:http://gnosis317.web.fc2.com/


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「サンスクリット版・般若心経」
http://www.youtube.com/watch?v=YNX5kszeRiw

日本語のものとはまた違う感じですが、荘重な響きがあります。
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