上野みえこの庭

日本共産党熊本市議の上野みえこのブログです。

超大型台風10号が過ぎて

2020-09-08 19:58:24 | 災害
これまでになかった超大型の台風10号が、9月6日の夜から7日にかけて九州の西方海上を通っていきました。
特別警報級と言われた台風の通過に、戦々恐々と準備をしました。
幸いにも、熊本市では予想された大きな被害とはなりませんでしたが、九州沖縄地域全体では、死者・けが人、家屋の倒壊等も発生するような被害が発生しました。
犠牲となられな方々にお悔やみを申し上げるとともに、被災されたみなさまにはお見舞い申し上げます。
熊本市は、人的な被害として10数名の軽症者、住家の被害はあまりなく、市内での倒木等が報告されていました。
それでも、市内145カ所の避難所に最大時で1万人を超える方が避難されました。
6日から7日まで開設された避難所の様子を6日に調査に行きました。
今回は、自力で物資を調達して避難するようにとの呼びかけがなされたので、避難者はそれぞれに敷物・毛布類、食料や水などを持って避難所に来られていました。
市がすべての避難所に複数の職員を配置し、受け入れや避難者の見守りを行っていました。
新型コロナの状況下でもあり、間隔をとって場所を確保するような対応もされていました。
しかし、高齢者の避難も多かったので、自力避難とはいえ、何でも運べるわけでもなく、必要に応じ、毛布等の貸し出しや物資の提供もすべきではないかと思いました。
数カ所見て回った後、市へ連絡し、改善を口頭で要望しましたが、実際は対応がかないませんでした。
各避難所の備蓄倉庫が活用されなかったこと、備蓄倉庫の中にはわずかな備蓄しかなく、毛布も入っていなかったことで、すぐに手を打つことができなかったのです。
地震等のように、大きな被害が目の前に発生しているのと違い、台風の場合は、事前避難になるために、「自力でやってください」となっていることが大きな問題のようです。
とはいえ、避難してこられた方々は、一晩固い床の上で過ごすことになるので、車を持たない・高齢であるなどで、荷物をたくさん運べない方々のために、それを補って、安心して一晩過ごせるよう、避難者に寄り添った避難所とすべきではないかと思いました。「避難したら、帰りには具合が悪くなった」では困ります。自力では避難が難しい人も含め、どんな支援が必要なのか、災害支援のあり方を今後検証していくべきではないかと思いました。
単身や老老の高齢者世帯・障害を持った方々、子ども抱えた世帯など、日ごろから援助の必要な方々も視野に入れた、避難や災害支援をしていくべきです。
引き続き、災害時の市民に寄り添った支援については、市へ求めていきたいと思います。



我が家も、かなりの被害を予想していましたが、けがもなく無事過ごせたことに胸をなでおろし、屋内に入れていた植木鉢を元に戻したり、窓に張り付けたビニールテープをはがし、元の生活に戻りました。
災害多発の昨今、これからも災害の準備を怠らず、気をつけて過ごしていきましょう。
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超大型の台風10号が接近中、準備はお済みですか?必要な場合は早めの避難を!

2020-09-06 10:36:41 | 災害
特別警報級と言われる超大型の台風10号が九州に近づいています。いよいよ今日の夕方以後には、暴風雨が予想されます。
各家庭での備えは万全でしょうか。「備えあれば憂いなし」と言います。大丈夫と思わず、できることはやっておきましょう。
そして、必要な場合は早めに避難しましょう。
熊本市では、市立の小中学校•高校、市の公民館•スポーツ施設•ホールなど、146ヶ所を今日6日午前9時から開設しています。ご利用ください。
なお、すべての市役所業務は7日㈪も停止です。
加えて、すべての市有施設(指定管理施設も含め)が、6日•7日の両日は閉館となります。
これまでになかったような規模の台風なので、危険となる外出はしないでこの一両日、気をつけて過ごしましょう。


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人吉・球磨地域の災害治水調査2日目、1カ月を経た被災地の生々しい状況

2020-08-03 20:13:31 | 災害
日本共産党の人吉・球磨地域の被災・治水調査の2日目は、発災から1カ月を経た人吉市・球磨村を中心にめぐりました。
人吉市は、充分とは言えないまでも入ってこられたボランティアの方々はじめ、行政の行う復旧作業の中、街中の片付けがすすめられていましたが、まだまだ手付かずのところも多々残されています。倒れたブロック塀、高く積まれた瓦礫やゴミの山。
他所から流れてきた家屋が瓦礫となってうずたかく積ま手たままになっているところもあります。
仮設やみなし仮設の提供が十分でないために、長期の避難・間借り生活に被災された方々の疲労も大変な様子です。
1日も早い、行政の支援が求められています。

      

被害の大きかった球磨村では、多くの犠牲者が出た「千寿園」で犠牲者のご冥福をお祈りしました。
大規模に損壊した家々の復旧は難しく、住む続けることも難しい様子が見えました。
流れた橋や鉄橋は、生活や生業の再生にも必要です。あまりにも多くの困難、課題があり、復旧の道のりが遠いことを感じました。

   

球磨村に、新たに設置された仮設住宅31戸。まだまだ足りません。

 

新型コロナ禍の中で発生した大災害、これまでにない支援が必要です。
被災された皆さんに寄り添った支援がなされていくよう、被災地の現状、被災者の声を国や自治体へと届け、共産党としてしっかり取り組んでいかなければと思います。
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日本共産党の球磨川豪雨水害治水調査に参加•••1日目八代市坂本町から瀬戸石ダム周辺へ

2020-08-02 22:19:06 | 災害
8月2•3日の2日間、田村貴昭衆議院議員や仁比そうへい前参議院議員、山本県議や地元市町村議員の方々と7月4日に流域で大きな水害をもたらした球磨川流域の調査が行なわれました。
1日目の今日は、被害が大きく、1ヵ月経た今も行くことさえ難しい八代市坂本町や瀬戸石ダム周辺に行きました。
高速道路の坂本バーキングエリアから許可証で、坂本町へと入りました。
日曜日なのに、ほとんどボランティアの姿もなく、手付かずの状態のところもたくさんありました。
地元の方の話を伺い、被害の凄まじさを再認識しました。
国道やJRの橋が何ヵ所も流され、どこに行っても、土砂に埋まった家、流された車や物が積み重なり、電柱や屋根などに引っ掛かった木々などが、かなり高いところまで、濁流が押し寄せたことを示していました。

            

球磨川本流に作られた瀬戸石ダムは、ダム本体を呑み込むような流量であったのではないかと思われるような状況でした。発災時、水門が全開されて、職員が避難していったとのことですが、球磨川の流れにダムの存在がどのように影響したのか、実際の状況•流量のデータも明らかにして、検証が必要です。ダム周辺は、川幅の狭くなっている部分でもあり、ダムによるバックウォーターはなかったのか、など、さまざまな面からの検証をすべきだと思います。
坂本町から瀬戸石ダム周辺まで、まっすぐには行けないため、芦北町経由となりました。
芦北町も被害の大きかった町ですが、私たちが通ったところでは、球磨川とその支流の出会いの部分が特に被害が大きかったようでした。
今後の治水と防災のためにも、広域的に調査し、検証することが必要だと思います。
1日も早い復旧のために、国や自治体の総力をあげた取り組みが必要です。

      
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被災から2週間経た熊本豪雨災害、再び人吉への支援に

2020-07-20 12:43:40 | 災害
7月19日、熊本豪雨災害の発災から2週間を経た人吉市へ、再び支援に入りました。
3人で車に乗り合わせて、早朝から高速道路を走らせました。
私は、被害の大きかった九日町というところの被災家屋で、壁の中の泥出しと掃除を手伝いました。
球磨川のすぐ近くで、天井までは浸かっていないものの、人の背丈ほどのところまで水が押し寄せ、1階の家財・電気製品はすべてダメになっていました。
いったん床の泥は出してありましたが、剥がした壁の中の泥をすべて掻き出し、雑巾で拭き上げていきました。
被災家屋を修理して使うためには、壁の中も含めて泥出しが必要とのこと。
お隣も、そのお隣も、ボランティアが入っての作業が行われていました。
一方、復旧することが難しいお宅も多いそうで、以前の街を再生していくことにはかなりの困難があるようです。
罹災証明の発行も始まり、その調査と思われる市役所職員が街のあちこちで調査活動をされていました。
まだまだ、提供される支援の内容を知らない人が多いこと、復旧のための手が足りないなどの状況があり、被災者への利用できる制度の周知や、個々の被災者に対する復旧支援をボランティア任せにしない、公助による支援の強化が求められると思います。
とはいえ、県下各地からの更なるボランティアのご協力よろしくお願いいたします。
日本共産党では、全国的な救援募金に取り組み、第1弾として、7月17日に志位和夫委員長が人吉市・球磨村・熊本県へと届けました。引き続く募金へのご協力もお願いいたします。

    
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