上野みえこの庭

日本共産党熊本市議の上野みえこのブログです。

12月議会に提案された補正予算・・・市民の声に応えた新型コロナ禍への対応を!

2020-11-25 12:31:25 | 熊本市議会
11月20日に熊本市議会議会運営委員会が開かれ、12月議会に提出される議案が公表されました。
新型コロナ対策を中心に、耐震改修やマイナンバー推進等の予算が出されています。
新型コロナ対策については、検査の充実を中心に、総務局の時間外勤務手当増額、健康福祉局の感染防止・検査体制強化、農水局の農産物供給体制強化、都市建設局の公共交通への支援・飲食店感染防止、教育委員会の学校現場・就学旅行・給食への対応など、が提案されています。しかし、長引く感染の広がりの中、逼迫している地域中小零細事業者への支援等、経済観光分野での補正がないのは問題です。地域の声に耳を傾け、国への支援を求めることはもちろん、市独自にもできる限りの支援が必要です。
【新型コロナ対策の補正】
●検査体制強化
・抗原検査費用 3億7,900万円(インフルエンザと同程度の抗原検査)
・クラスター対策経費4,700万円(感染発生店舗に限らず地域関係者を幅広く検査)
・患者搬送車両リース経費 100万円 (2台分)
・受診案内センター設置経費 2,100万円(患者の相談を受け、受診案内を実施)
●感染予防・拡大防止
・介護施設の感染防止(1ヶ所約500万円で21施設、換気設備等)1億800万円
・タクシー事業者の感染防止対策(1台1万円上限・1900台分)1,900万円
・飲食店の感染防止環境整備への助成 4億9,000万円
(既計上100件に460件分上乗せして、合計560件分に)
●学校現場のコロナ対策
・修学旅行の中止・延期に伴うキャンセル料助成 500万円
・学校給食に県産馬肉提供   840万円
・電子図書館の拡充(コンテンツ充実) 2,000万円 ほか
●新型コロナ対応の時間外勤務手当追加 3億6,500万円  など

【耐震改修にかかる補正】
・ふれあい文化センターの耐震化工事 220万円(2021年度330万円)
・託麻まちづくりセンター耐震・長寿命化8,900万円
(2021年度債務負担 限度額1億3,350万円)
・南区役所・アスパル富合・火の君文化センター耐震化8,680万円
           (2021年度債務負担 限度額1億3,020万円)
・植木文化センター耐震化・長寿命化  1億1,680万円
           (2021年度債務負担 限度額1億7,520万円)
・くまもと森都心プラザ耐震改修  5,130万円(2021年度7,700万円)
・食品交流会館耐震改修  3,570万円 (2021年度債務負担限度額5,350万円)
・運動施設の耐震改修 7,570万円 (2021年度債務負担1億1,360万円)
  *清水スポーツセンター及び富合雁回館の耐震化工事
・西消防署耐震改修  4,600万円 (2021年度債務負担 限度額6,830万円)
【雇用創出にかかる補正】 *3年間で、106人の雇用創出を目指す
・「熊本市地域雇用創造協議会」立ち上げ経費 10万円
【マイナンバー制度にかかる補正】
・総合行政情報システム改修経費  1,080万円
(マイナンバー制度対応の共通基盤システム改修)
・マイナンバーカード未取得者への申請書再送付・コールセンター設置 
     3,500万円 (2020~2023年度債務負担 限度額2億4,140万円)
・市民病院への端末整備等 129万円(2021年度債務負担 限度額2,150万円)
 *マイナンバーカード等によるオンライン資格確認制度に対応した端末の整備等
【農業分野の補正】
・農地集積協力金交付 1,089万円
*農地中間管理機構を通し、農地を集積する農業者への追加助成
・食品産業の輸出向けHACCP対応施設・機器整備への支援 600万円
・7月豪雨被災施設復旧助成(河内地区) 1,272万円
【熊本駅関連】白川口駅前広場維持管理経費 30万円
(2021~23年度債務負担 限度額9,000万円)

いよいよ週明けの11月30日が議会開会です。
日頃みなさまにお寄せいただいている声をしっかり届けていきたいと思います。


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