7月23日、「熊本市生活と健康を守る会」の方々と、さまざまな要求を持って、熊本市と交渉しました。
テレビでは、「健康で文化的な最低限度の生活」という番組も放映され、貧困や「暮らし」の問題について、多くの方が関心を持ち、考えていらっしゃる時ではないでしょうか。
今回の交渉では、生活保護制度の改善を中心に、教育分野での就学援助制度の充実、給付型奨学金の実施、市営住宅の改善、国民健康保険・高齢者福祉等の問題など、多岐にわたる問題を3時間かけ、市に要求しました。
市の回答は、不十分なものが多かったですが、参加者のみなさんの具体的な状況の報告は、市職員の胸にどのように響いたでしょうか。
党市議団からは、山部洋史議員と私・上野みえこが参加しました。
【要望項目】
1、生活保護の改善
・63条返還が無効となった裁判の控訴を取り下げること
・低家賃の住宅が減っているので、住宅扶助基準の引上げを国に求めるとともに、「特別基準」の適用を柔軟に行うこと
・保護法63条返還については、「自立更生」が認められることをきちんと説明し、またきちんと認めていくこと
・車の保有を実態に合わせ、認めていくこと
・保護費支給に際し、支給内容のわかる「内訳書」を添付すること
・救急夜間医療証の用紙をしっかりしたものにし、各種保険証と同じ大きさに小型化すること
・係長については、経験を積んだ制度のよくわかる職員を配置すること
・ケースワーカー・査察指導員については、基準となる職員数を配置し、社会福祉士・精神保健福祉士などの専門職を採用していくこと
・「生活保護のしおり」を改善すること
2、熊本地震の被災者支援・国民健康保険・介護保険の改善
・被災者の医療費減免を復活すること
・被災者に提供されている「緊急通報ベル」を、仮設等を退去しても継続すること
・生活保護開始前の介護保険料滞納については、免除すること
・介護の総合事業の報酬単価を引き上げること
・「紙おむつ」の支給制度をつくること
・負担の限界を超えた国民健康保険料を引き下げること
・国保の減免制度を拡充するとともに、44条減免の対象を広げること
3、市営住宅の改善
・畳替え・外壁工事・ベランダの錆びた手すりなどの塗り替え・郵便ポストなどの改修・更新
・転居の際の畳替え・ふすま替えは、市の負担で行うこと
・バリアフリー改修を行うこと
・一般募集を速やかに実施すること
・保証人がいない人への支援を行うこと
4、教育分野の拡充
・就学援助の入学準備金の更なる拡充を行うこと
・就学援助に、PTA会費・クラブ活動費・生徒会費・卒業アルバム代などを認めること
・給付型の奨学金をつくること
<参加者の声>
・住宅扶助費が低いので、物件が見つからない。県下の他の市町村よりも都市部となる熊本市の住宅扶助費が低いのはおかしい。
・熊本地震によって特別基準が認められたが、2年の期限が近づいてきている。ひきつづき、特別基準を認めてほしい。
・31000円の家賃のほかに、管理費を数千円とっているところも多い。そういう実態を知ってほしい。
・転居する際に、引っ越し費用以外には出ないので、元居たところの修復費用などが高額に請求されて困っている。
・市営住宅を転居する場合でも、畳替え・ふすま替え等に20万円くらい請求される。こんなまとまったお金はとても払えない。住宅課の負担にするか、生活保護の扶助費で認めてほしい。
・生活保護の相談スペースを、プライバシーに配慮したものにしてほしい。
・国民健康保険の限度額認定証の交付が、滞納がある場合厳しくなっている。入院の必要性など、特別の事情がある場合はきちんと認めてほしい。
・生活保護世帯は、子どもの卒業アルバムすらかえないじょうきょうにある。入学準備金も、今年から2倍にはなったが、とても必要額には足りない。制服を買ったらなくなってしまう。
などです。
どの問題でも、市の対応を抜本的に改善していく必要があります。
出された意見は、9月議会に反映していきたいと思います。
テレビでは、「健康で文化的な最低限度の生活」という番組も放映され、貧困や「暮らし」の問題について、多くの方が関心を持ち、考えていらっしゃる時ではないでしょうか。
今回の交渉では、生活保護制度の改善を中心に、教育分野での就学援助制度の充実、給付型奨学金の実施、市営住宅の改善、国民健康保険・高齢者福祉等の問題など、多岐にわたる問題を3時間かけ、市に要求しました。
市の回答は、不十分なものが多かったですが、参加者のみなさんの具体的な状況の報告は、市職員の胸にどのように響いたでしょうか。
党市議団からは、山部洋史議員と私・上野みえこが参加しました。
【要望項目】
1、生活保護の改善
・63条返還が無効となった裁判の控訴を取り下げること
・低家賃の住宅が減っているので、住宅扶助基準の引上げを国に求めるとともに、「特別基準」の適用を柔軟に行うこと
・保護法63条返還については、「自立更生」が認められることをきちんと説明し、またきちんと認めていくこと
・車の保有を実態に合わせ、認めていくこと
・保護費支給に際し、支給内容のわかる「内訳書」を添付すること
・救急夜間医療証の用紙をしっかりしたものにし、各種保険証と同じ大きさに小型化すること
・係長については、経験を積んだ制度のよくわかる職員を配置すること
・ケースワーカー・査察指導員については、基準となる職員数を配置し、社会福祉士・精神保健福祉士などの専門職を採用していくこと
・「生活保護のしおり」を改善すること
2、熊本地震の被災者支援・国民健康保険・介護保険の改善
・被災者の医療費減免を復活すること
・被災者に提供されている「緊急通報ベル」を、仮設等を退去しても継続すること
・生活保護開始前の介護保険料滞納については、免除すること
・介護の総合事業の報酬単価を引き上げること
・「紙おむつ」の支給制度をつくること
・負担の限界を超えた国民健康保険料を引き下げること
・国保の減免制度を拡充するとともに、44条減免の対象を広げること
3、市営住宅の改善
・畳替え・外壁工事・ベランダの錆びた手すりなどの塗り替え・郵便ポストなどの改修・更新
・転居の際の畳替え・ふすま替えは、市の負担で行うこと
・バリアフリー改修を行うこと
・一般募集を速やかに実施すること
・保証人がいない人への支援を行うこと
4、教育分野の拡充
・就学援助の入学準備金の更なる拡充を行うこと
・就学援助に、PTA会費・クラブ活動費・生徒会費・卒業アルバム代などを認めること
・給付型の奨学金をつくること
<参加者の声>
・住宅扶助費が低いので、物件が見つからない。県下の他の市町村よりも都市部となる熊本市の住宅扶助費が低いのはおかしい。
・熊本地震によって特別基準が認められたが、2年の期限が近づいてきている。ひきつづき、特別基準を認めてほしい。
・31000円の家賃のほかに、管理費を数千円とっているところも多い。そういう実態を知ってほしい。
・転居する際に、引っ越し費用以外には出ないので、元居たところの修復費用などが高額に請求されて困っている。
・市営住宅を転居する場合でも、畳替え・ふすま替え等に20万円くらい請求される。こんなまとまったお金はとても払えない。住宅課の負担にするか、生活保護の扶助費で認めてほしい。
・生活保護の相談スペースを、プライバシーに配慮したものにしてほしい。
・国民健康保険の限度額認定証の交付が、滞納がある場合厳しくなっている。入院の必要性など、特別の事情がある場合はきちんと認めてほしい。
・生活保護世帯は、子どもの卒業アルバムすらかえないじょうきょうにある。入学準備金も、今年から2倍にはなったが、とても必要額には足りない。制服を買ったらなくなってしまう。
などです。
どの問題でも、市の対応を抜本的に改善していく必要があります。
出された意見は、9月議会に反映していきたいと思います。