東京多摩借地借家人組合

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住み続けたい。大東建託の強引な明渡要求には屈しない (奈良)

2011年04月27日 | 明渡しと地上げ問題
大東建託は4世帯の借家人へ昨年末から再三にわたり、立退料として60万円と引き換えに一方的に明渡を要求、時には面談を強要し時には文書で明け渡しに同意しているかのごとく引越しの催促をするなど、借家人へ居住不安を煽りました。

 1月末には、130万円と引き換えに2月末までに解約に応じなけれれば裁判所へ提訴するなどの通知が送られてきました。

 奈良市では数年ぶりの大雪が降った2月14日夜、4世帯の借家人は、大東建託と家主側の申入れに対する対応について船越康亘大借連会長を交えて検討し、77年間住み続けた96歳のお年寄りが「ここに住み続けたい。終の棲家にしたい」と身内の方によって伝えられました。「環境の良い住宅地を壊したくない。家族同然のコミニティーを大事にしたい。おばあちゃんの気持ち大事にしたい」と全員一致してお金では買われないもっと大切なものがあることを確認しました。そして、全員で誠意を持って検討したが、最終的に契約の解約には応じることはできないと家主へ回答しました。

 平成23年2月22日付毛で家主から「私の意向に添ってくださることが出来ないことが解りました」との内容証明郵便が送られて、今後は補修の必要が生じても一切責任を取ることはできない旨の意思表示がされてきました。

 4世帯の中心的な役割を担い、これまで団結して頑張ってきた居住者の1人であるAさんは、「本当に大東建託が手を引いて、みんなほっとした。居住の権利の大切さを知り、環境の素晴らしい奈良の町を守ることができました。そして、住み続ける権利を他人から侵されるのではなく、自分に選択する権利があることを勉強しました」と喜びを語っています。


(全国借地借家人新聞より)



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