東京多摩借地借家人組合

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競売で買った地主が契約の更新拒絶で土地明渡し請求

2013年09月10日 | 明渡しと地上げ問題
杉並区高井戸に住む大山さん(仮名)は平成5年に前地主との20年の更新契約を締結し、住んでいたところ、平成15年にAが競売で買い取った。買い取ったAは隣の敷地に住みはじめた。

 今年の2月に「8月末日をもって契約期間が満了するが更新を拒絶し、明渡すよう請求する」という内容証明が送られてきた。びっくりした大山さんはインターネットで検索し、西武百貨店で無料の相談会があることを知って相談に来た。相談会での相談後、組合事務所に来室し組合に入会した。大山さんの16坪の借地の隣に同じく16坪の土地に地主が住んでいて、高齢なので子供と一緒に住みたいが家が狭いので住めないから自己使用で正当事由があるから出て行けというものであった。あまりにも身勝手な主張にあきれたが、更新拒絶に対して「建物が存在するので更新します」と通知した。8月に入り、地主の代理人の弁護士から「自己使用には正当性がある」という主張をする一方で、賃料の増額と更新料の請求が内容証明書で送られてきた。

 大山さん「本当にひどい通知だ。負けずに頑張る」と語った。(東京借地借家人新聞より)
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