東京多摩借地借家人組合

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地主から土地を買ったと称する不動産会社から突然の通知

2015年06月16日 | 明渡しと地上げ問題
世田谷区経堂に住んでいた父親が死亡し、母親と長嶋さん(仮名)が相続することになった。

契約者が死亡し、相続する旨伝えると管理していた不動産会社から借地権を売買しないかの話が持ち込まれたが、丁寧に断った。3月には、ご挨拶と称してD不動産に売却の運びとなったという通知が地主名で送られてきた。すると当社が譲り受けたので連絡をよこせという通知や直接話合いを望まないなら代理の弁護士から連絡をという内容証明書がD不動産会社から立て続けに送られてきた。

父親が昔から組合に入会していたのでここは組合に相談することになった。最初に、振込んでいた地代をどうするかということで買い取った不動産会社にあなたが新しい地主であることを証明する土地の登記簿などを提出することを求めたが、返事がないので現行通りに振込むことにした。そのうえで、売却することは考えていない引き続き借地して住み続けることを通知するとともに条件があえば底地の買い取りに応じる用意があることも通知することにした。長嶋さん「組合と相談しながらすすめていきたい」と語った。
(東京借地借家人新聞より)
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