東京多摩借地借家人組合

アパート・賃貸マンション、店舗、事務所等の賃貸のトラブルのご相談を受付けます。

地主に足元付け込まれた条件を拒否

2015年08月10日 | 賃貸借契約
 荒川区西尾久で50年以上前から20坪を借地している海原元夫(仮名)さんは、20年前更新料の支払いを拒否して以来地代を供託している。最近奥さんを亡くし、高齢で供託局まで行くことが大変となり、昨年地主に地代を受け取ってほしいと申し出た。地主からは条件として①海原さんの建物を譲ってほしい。そのかわりに現行地代より安い家賃で死ぬまで居ても良い。②息子達の相続権を放棄する。2つの条件を出され、中に入った不動産業者にうまくのせられそうになって組合に相談に来た。その結果、地主の提案を断り、再び組合を通じて地代の供託を続けることにした。(東京借地借家人新聞より)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする