『特別公開「法隆寺秘宝展」春季 (とくべつこうかい ほうりゅうじひほうてん しゅんき)』
奈良県斑鳩町 法隆寺 大宝蔵殿
奈良県斑鳩町法隆寺山内1-1
2013年3月20日~6月30日
通常拝観できない法隆寺の宝物が、大宝蔵殿で特別公開されます。法隆寺には国宝や重要文化財が2300点余り所蔵されていますが、いずれも極めて貴重な文化財であるため、普段はごく一部の宝物しか拝観することができません。毎年春と秋の2回、部分的な展示替えを行いつつ、「法隆寺秘宝展」として開催されています。
法隆寺 公式HPより ▼
「法隆寺地域の仏教建造物群」が、姫路城とともに
日本で初めて世界文化遺産に登録されて、20周年と
いう節目を本年12月に迎えます。この法隆寺地域の
仏教建造物は、聖徳太子と縁が深く、また仏教ととも
に伝わった、いわゆる飛鳥建築の様式を今に伝える法
隆寺と法起寺の建造物が中心となっております。
本年の秘宝展は、この世界文化遺産登録20周年を
記念致しまして、法起寺の寺宝のコーナーと、法隆寺
の古代・中世の宝物による展示とさせていただきまし
た。これら両寺院に伝わる寺宝の一点一点をゆっくり
と御鑑賞いただければと存じます。
何度か楽しませて頂いております『特別公開「法隆寺秘宝展」』でございますが、今年の五月二も春季特別公開を楽しませて頂きました。
今回の展示品は次の通り。一部入れ替えがある場合あり。
気になるものが多くありましたが、中世絵画の扇面法華経冊子 断簡なども美しいものでした。
このような扇面の絵画と経が描かれたものを色々な所で多く見る機会に恵まれ、光栄に感じます。
木彫や舞楽面や行道面も面白いものが多く、こと舞楽面においては場を想像し、雅楽が聞こえてくるようにも思えました。
行道面はたいへん大きく、重そうです。
法隆寺 行道の様子がパネルで展示されていましたので、年中行事の一つとして行われているようですが、わたくしは詳しく知りません。
現在は奈良に住んでおりますので、法隆寺の事を詳しく知るとができればと思いつつ今に至り、恥ずかしさを感じます。
奈良時代の写経や 法隆寺一切経が展示されていました。
法隆寺一切経では「僧林幸法隆寺一切経勧進帳」(保安三年 1122)がありました。
勧進帳 と聞いては(読んでは)、心が騒ぎ ときめきます。
一定の節をつけ、読んでみたくなります。
「僧林幸法隆寺一切経勧進帳」は【法隆寺勧進帳僧林幸敬白】から始まっていました。
法隆寺一切経では次のような貴重なものが展示されていました。
「僧林幸法隆寺一切経勧進帳」
「大宝積経 巻第七十四」
「善思童子経 巻上」
「南海寄帰内法伝 巻第三」
内容がその場でわかるくらいになりたいと思うのですが、仏教もなのもかも知らないわたくしにとっては、素晴らしいなぁ、美ることができるかもしれませんしいなぁと思うくらいが関の山です。
今年後半は仏教や仏像についても少しは学び知りたいと思います。そうすれな絵巻物や日本の芸術や古典なども違った角度から見。
今回の秘宝展でも美しい仏像や仏教絵画が展示されていました。
以前は芸術として見ていた仏像や仏教絵画ですが、昨年秋に京都の龍谷大学で行われた絵解きに参加させて頂いて以来、そういったものが単なる展示物ではなく、意味深くまた神々しく感じ始めました。
『「親鸞聖人絵伝」の絵解き』 梛野 明仁 師 (本澄寺) 龍谷大学大宮学舎本館 2階講堂
『大地獄絵開帳(適時住職による絵解き説法)』 長岳寺本堂 奈良
京都の博物館などに行くと、わたくしが十代の頃より ご年配の方々が仏像を前に手を併せられる姿を見た事が何度かありました。
当時は不思議に感じでおりました、ですが、今はそのお気持ちのほんの僅かではございますが、わかるような気がいたします。
2012年 秋季 『法隆寺秘宝展』 法隆寺大宝蔵殿 法隆寺山内1-1
一切経とは
釈迦(しゃか)の教説とかかわる、経・律・論の三蔵その他注釈書を含む経典の総称。大蔵経(だいぞうきょう)。 大辞泉引用
法華経とは
法華経(ほけきょう、ほっけきょうとも)は、大乗仏教の経典『サッダルマ・プンダリーカ・スートラ(Saddharma Puṇḍarīka Sūtra、सद्धर्मपुण्डरीक सूत्र)』(『正しい教えである白い蓮の花』の意)の漢訳での総称。[2]
もとの梵語(サンスクリット)で表記したものがसद्धर्मपुण्डरीक सूत्र であり、アルファベット式表記が Saddharma Puṇḍarīka Sūtraであるが、これのそれぞれの意味はsad=「正しい」「不思議な」「優れた」など、dharma=「教え」「真理」、puṇḍarīka=「清浄な白蓮華」「因果倶時」、sūtra=「仏の説いた経典」である。
この経典に対する漢訳は十六種類が行われたとされるが、完訳が現存するのは『正法華経』(竺法護訳、2世紀)、『妙法蓮華経』(鳩摩羅什訳、5世紀)、『添品妙法蓮華経』(闍那崛多・達磨笈多共訳、7世紀)の三種である。漢訳仏典圏では、鳩摩羅什訳の『妙法蓮華経』が、「最も優れた翻訳」[3]として、天台教学や多くの宗派の信仰上の所依として広く用いられており、「法華経」は「妙法蓮華経」の略称として用いられる場合もある。
天台宗、日蓮宗系の宗派には、『法華経』に対し『無量義経』を開経、『観普賢菩薩行法経』を結経とする見方があり、法華三部経と呼ばれている。日本ではまた護国の経典とされ、『金光明経』『仁王経』と併せ護国三部経の一つとされた。
なお、鳩摩羅什訳『妙法蓮華経』観世音菩薩普門品第二十五は観音経として多くの宗派に普及している。また日蓮宗では、方便品第二、如来寿量品第十六、如来神力品第二十一をまとめて日蓮宗三品経と呼ぶ。 ウィキペディア引用