乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

98:『俵藤太物語絵巻―チェスター・ビーティー・ライブラリィ所蔵』 (甦る絵巻・絵本) 影印(7枚)

2012-06-30 | 絵巻物、縁起絵巻、巻物、絵解き掛け軸、屏風



   

 98:『俵藤太物語絵巻―チェスター・ビーティー・ライブラリィ所蔵』 (甦る絵巻・絵本) 影印

   




 前原 由幸 (翻訳)

 チェスタービーティーライブラリィ (監訳)

 大島由紀夫・小林祥次郎・真弓常忠 解説

 勉誠出版 

 [大型本]

 2006/10

 167ページ ¥ 18,900


 内容(「BOOK」データベースより)
 チェスター・ビーティー・ライブラリィ蔵の絵巻三軸は、流布本系の一本であり、本文は寛永頃刊絵入り本や学習院大学蔵絵巻など、他の流布本系諸本とほぼ同文である。絵に描く場面の選択や構図なども他の流布本系絵巻と多くは共通するが、相違する点もいくつかある。総じて丁寧に描かれた良質の作品であり、近世前期に制作された典型的なお伽草子絵巻として捉えられる。

 内容(「MARC」データベースより)
 室町時代に成立したお伽草子作品のひとつ「俵藤太物語」。近世前期に制作された典型的なお伽草子絵巻である同作品の絵巻3軸を、美しいカラー図版に活字翻刻の本文、解説を付して刊行する。



 勉誠出版公式ページより ▼

目次
【目次】
俵藤太物語絵巻
 書誌・凡例
 第一軸
 第二軸
 第三軸

解説
 俵藤太物語 解説/大島由紀夫
 歴史上の藤原秀郷/小林祥次郎
 蛇と百足の民俗学/真弓常忠

The Tawara T醇vta picture scrolls
A Commentary on the story of Tawara T醇vta
Fujiwara Hidesato – from a Historical Angle
Serpent and Centipede Folklore




 先日とても面白いと感じた勉誠出版の『大黒舞絵巻 鎌倉英勝寺所蔵』奈良絵巻「大黒舞」影印 木村千鶴子・八木意知男 解説

 たまらなく読みたくなったので、『俵藤太物語絵巻―チェスター・ビーティー・ライブラリィ所蔵』を手にとる。

 大黒舞絵巻に比べ、物語が長く,字が多い。結構時間をさいているのに、丸五日もかかってしまった。

 文字は美しく,読みやすかった。

 本書を読む途中我家の書棚で見つけたのだが、岩波緑の『室町物語集 下』には『大黒舞絵巻』『俵藤太物語絵巻』ともに載っていた。

 ←美しい俵藤太物語絵巻


『俵藤太物語絵巻』は三軸

 前半
  百足退治
  竜宮城
     →柳田國男「神を助けた話」
     →南方熊楠「田原藤太竜瑀宮入の話」
 後半
  平将門討伐



 








 
 

 





    memo


 百足退治、竜宮城、平将門討伐

 鐘の音は平家物語のように響く。

 三井寺に奉納。

 智証太師(814-891)=有徳碩学(いうとくせきがく)
   両の御眼(まなこ)におのおの瞳ふたつぞおはします。
   平将門も上のように伝えられているが、この絵巻物には平将門の方にはこういった英雄記述はない。
   あくまでも俵藤太が英雄

 平将門
   7人 本人には影
   こめかみだけは鉄で覆われてない
   俵藤太あっぱれ矢の名人

 

 龍

 俵藤太
   結構身の変わりがはやい …

 


    memo


 蛇と百足の民俗学 真弓常忠
  『太平記』巻15巻 三上山百足退治
   小野猿丸の百足退治
   近江の蒲生野
      24個の銅鐸
      管や蒲の根元から“スズ”がとれる
   二荒山の鉄
      血沼(鉄分が酸化発色)
   鉄文化と銅文化  
      水とヘビ
   銅と百足
      道教の経典『抱朴子』
      呪術信仰
        鉱山に入る時、竹の管に百足を入れて腰に下げる
        百足のイミテーションをつくり,身につける
          ここで思い出したのが信貴山朝護孫子寺の百足
          お足が出ないでお金が貯まるなどと説明されていたので、上のような呪術信仰画あるかどうかは知らない。

 『抱朴子』とは 世界大百科事典 第2版より ▼
 中国,東晋の葛洪(かつこう)の著。内篇20巻,外篇50巻。内篇は神仙,方薬,鬼怪,変化,養生,長生,悪魔ばらい,厄よけ等,道教ないし神仙道の理論と実践(道術)を説く。理論面では嵆康(けいこう)からの影響が顕著であり,道術のうちでは左慈(さじ)に由来する錬金・練丹術がもっとも重視されている。外篇は政治・社会・文明の批判の書であって,当時の世相をうかがう好材料。内外篇それぞれ《日本国見在書目録》にも著録されている。

 真弓 常忠(まゆみ つねただ、1923年 - )ウィキより▼

 日本の神職。神道学者でもある。現在、住吉大社宮司。
 大阪市生まれ。神宮皇学館大学卒業後、1975年まで住吉大社禰宜、1993年まで皇學館大学教授をつとめ、同年より八坂神社宮司、2002年より住吉大社宮司。


『かみのみち』 明文社、1967年
『天香山と畝火山』 学生社、1971年
『日本古代祭祀の研究』 学生社、1978年
『日本古代祭祀と鉄』 学生社、1981年
『神道の世界 神社と祭り』 朱鷺書房、1984年
『政教分離と宗教儀礼]』 皇學館大学出版部、1984年
『古代の鉄と神々』 学生社、1985年
『神と祭りの世界 祭祀の本質と神道』 朱鷺書房、1985年
『即位式と大嘗祭』 皇學館大学出版部、1987年
『大嘗祭』 国書刊行会、1988年
『大嘗祭の世界』 学生社、1989年
『現代社会と神社』 皇學館大学出版部、1989年
『日本の祭と大嘗祭』 朱鷺書房、1990年
『妹の立場』 皇學館大学出版部、1991年
『神道祭祀 神をまつることの意味』 朱鷺書房、1992年
『孝明天皇と宗忠神社』 宗忠神社、1992年
『古代祭祀の構造と発達』 臨川書店、1997年
『祇園信仰 神道信仰の多様性』 朱鷺書房、2000年
『祭祀と歴史と文化』 臨川書店、2002年
『祇園信仰事典』 戎光祥出版、2002年
『住吉信仰 いのちの根源、海の神』 朱鷺書房、2003年
『新雄勝風土記』 無明舎出版、2004年
『住吉大社事典』 国書刊行会、2009年(編著)
『真弓常忠著作選集』全3巻 臨川書店、2011年
『1巻 論考篇 古代祭祀の探求』、各住吉大社関連を収む。
『2巻 随筆篇 祭祀の系譜』
『3巻 小説篇 大海人皇子秘話』

      
 
   

 


 
 
 

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『極楽島殺人事件』韓国 2007年 キム・ハンミン監督

2012-06-30 | 映画


 『極楽島殺人事件』

監督:キム・ハンミン
出演:パク・ヘイル パク・ソルミ ソン・ジル パク・ウォンサン
2007年
111分
カラー
『殺人の追憶』のパク・ヘイルと『冬のソナタ』のパク・ソルミ主演の実話を基にしたミステリースリラー。絶海の孤島を舞台に島民17人の命を奪った恐怖の事件を描く。韓国で200万人の観客を動員し、青龍映画賞では新人監督賞、脚本賞に輝いた作品。 1986年、ある港町に死体が流れ着く。被害者は17人しか住民がいない島“極楽島”の島民であることが判明。警察は島に乗り込むが住民が一人残らず消えていることを知る。その1ヶ月前、島では連続して不可解な殺人事件が起きていいた…。



 録画しておいた『極楽島殺人事件』を見る。

 犯行動機も筋書きも中程にくるまでにわかっているのに、怖かった!

 島民だったか村民だったかをまるごと人体実験に使った話しは今までにも読んだか見たことがあるが、実話を基にしたミステリースリラーだと知り、背筋がぞっとした…。


 男の子が恐怖にかられながら夜道を歩いている時,地の地がべったり付いた手がにゅっと出てきて男の子の左足首を握りしめた瞬間、悲鳴をあげてしまった…。

 きょほほ  おはずかしい~こと^^::

  

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大和川の大城橋(潜水橋・沈下橋)近くに、アザミとネムノキの花が咲いていたよ☆(3景)

2012-06-29 | お出かけ


 大和川の大城橋(潜水橋・沈下橋)近くに、アザミとネムノキの花が咲いていた☆

 青い空 白い雲

 夏の空だった……

 



      大和川の潜水橋(沈下橋)はこんな感じ▼
        正式名 大城橋  潜水橋(沈下橋)
        雨の後の潜水橋(沈下橋)
        雪の潜水橋(沈下橋)











      2012年6月29日  奈良

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藤ノ木古墳に行ったよ☆  (斑鳩法隆寺西 6景)

2012-06-29 | お出かけ


     藤ノ木古墳に行ったよ☆  (斑鳩法隆寺西 6景)





 法隆寺


 法隆寺西~南西の方向


 六月下旬の藤ノ木古墳


 藤ノ木古墳のすぐ左にはお地蔵さんたち
 それぞれにいきいきとした美しい花が供えられていたよ。


 藤ノ木古墳の近くをお買い物バイクで走る。
 わぁ!お花の輪! …(またダジャレ^^::)
 わぉ!右には少し破けたブルーシート
 なんか 魅力的^^v


 斑鳩文化財センター前
 オレンジのカッコいいトラクターで,おじさんは畑を掘り起しておられた
 その後をついてまわる鳥たちがいっぱいいた。かわいぃ~☆

 今、コスモスのタネをまくために耕しておられるそうだ。
 秋には満開だと教えていただいた。
 
 
 
 




          2012年6月29日 斑鳩法隆寺西






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法隆寺に行って来たよ☆今日はとっても暑かった☆   (法隆寺7景)

2012-06-29 | お出かけ



 法隆寺に行って来たよ☆今日はとっても暑かった☆























        2012年6月29日

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『吉原狐』福助 扇雀 孝太郎 染五郎 橋之助 三津五郎 2006年 拍手☆

2012-06-29 | TVで 歌舞伎・能楽
     (写真は京都市東山区粟田口の青蓮院です。)



『吉原狐』



出演:中村福助  中村扇雀 片岡孝太郎 市川染五郎 中村橋之助 坂東三津五郎
2006年
81分
カラー
江戸情緒溢れる、おかしくもほのぼのとした人情噺。 舞台は吉原仲之町。名うての芸者おきちは、早とちりで何かと失敗談に事欠かず、落ち目の男を見ると狐がついたように惚れてしまう癖がある。おきちの父・三五郎は吉原で芸者屋を営むやもめの好々爺。そこへ芸者仲間、悪徳の旗本、謙虚な下働きの女などが登場してひと騒動…。福助のおきち、扇雀のお杉、孝太郎の誰ヶ袖、染五郎の采女、橋之助のおえん、三津五郎の三五郎で。 (2006年/平成18年8月・歌舞伎座)



 先日もテレビで見た『吉原狐』を,見たよ。

 とてもとても面白かった。

 そしてラスト花道の「おとっちぁん」という言葉と表情に観客は安堵と幸せと共感を感じて笑う。

 こういう「笑い」って、すばらしいなぁ~


 最近 ザ・カブキが多いせいか、芝居らしい芝居 歌舞伎らしい歌舞伎に出会うと興奮し慶びを感じる。

 今週は連日 楽しい思いをしている。

 芝居!Bravo!★☆★




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『仮名手本忠臣蔵~四段目 判官切腹・城明渡し』八世幸四郎 羽左衛門 芝翫 勘九郎(勘三郎) 梅幸 1977

2012-06-28 | TVで 歌舞伎・能楽


  『仮名手本忠臣蔵~四段目 判官切腹・城明渡し』八世幸四郎(白鸚) 羽左衛門 芝翫 勘九郎(勘三郎) 梅幸 1977年






『仮名手本忠臣蔵~四段目 <判官切腹・城明渡し>』





 衛星劇場公式HPより ▼

出演:八世松本幸四郎(白鸚) 市村羽左衛門 中村芝翫 中村勘九郎(現・勘三郎) 尾上梅幸
1977年
101分
カラー
昭和52年に昼夜通し上演された「仮名手本忠臣蔵」の貴重映像から<判官切腹・城明渡しの場>をお届け。殿中での刃傷で蟄居を命じられた塩冶判官の元に上使が訪れ、お家断絶と切腹の上意を伝える。覚悟していた判官は切腹の座に着き、家老の大星由良之助の到着を待ちつつ、刀を腹に突き立てる。まさにその時由良之助が到着。目と目で心の内を確認し合う主従…。由良之助は主君の仇討ちを決意し、館を後にするのだった。 厳粛な雰囲気に満ちた切腹の場、万感の思いで遠ざかる城門を見つめる由良之助の引っ込みと見せ場が続く。大星由良之助に八世幸四郎(白鸚)、右馬之丞に羽左衛門、顔世御前に芝翫、大星力弥に勘九郎(現・勘三郎)、そして塩冶判官に梅幸という豪華配役で。 (1977年/昭和52年11月・歌舞伎座)



 何度もテレビで見ている 1977年 八世松本幸四郎(白鸚) 市村羽左衛門 中村芝翫 中村勘九郎(現・勘三郎) 尾上梅幸さんたち出演の『仮名手本忠臣蔵~四段目 <判官切腹・城明渡し>』

 これまた、Bravo!★☆★

 歌舞伎って、こんなに楽しいものだったんだね☆

 見入ってしまった! 

 感情移入、台詞など全て 参りました!



 以前見た時にも思ったが、勘三郎さんって若い頃から基本ができていたんだね。

 ご回復をお祈りしています!




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『わが故郷の歌』監督・脚本:バフマン・ゴバディ 2002年  9★好みの映画

2012-06-27 | 映画




 『わが故郷の歌』

 

監督・脚本:バフマン・ゴバディ
出演:シャハブ・エブラヒミ アッラモラド・ラシュティアン ファエグ・モハマディ サイード・モハマディ イラン・ゴバディ
2002年
100分

クルド人なら知らぬものはいないという大歌手ミルザのもとに、かつての妻ハナレが助けを求めているという知らせが届く。ハナレが暮らすイラクは戦乱の真っ只中。ミルザの暮らす平穏なイランから、父ミルザとともにミュージシャンである二人の息子を無理矢理引き連れて、戦乱のイラクへと旅立った。戦争の傷跡に苦しみながらも生き生きと日々の生活を営むクルド人の人々に捧げた、ゴバディ監督の生命の賛歌。



 

『わが故郷の歌』を観た。

 筋書き、俳優、色彩、景色、音楽、光それら全てが満点だった。

 笑いながらも涙した。

 現在でも外務省で危険地域に指定されているイラクとの国境へは行った事が無い。

 しかし,イランのどこかしこで見かける風景の数々やイラン人の人柄をなつかしく感じた。

 夜11時過ぎまで続いた結婚式披露宴パーティの踊りを観たことがある。右手にテッシュを持った男性諸君が横一列に組踊り笑っていた。

 その場面が二度出てきた。映画が見終わったあと、クルド人風の民族音楽を口づさみながら,わたくしも踊ってみた。


 重い内容なのに,イラン特有のコミカルさが出た映画で、後味が良い。

 イラン映画はテヘランやシーラーズなどの劇場で何度か観た(言葉はわからない)があるが、意外にコメディも多いことに気づく。

 イラン映画は結構活発で、安価(120円から200円 B級グルメセット ナン・コーラつきくらいの値段)で質の良いものを見ることができる。

『わが故郷の歌』もそうだ。

 名画の何頭で観たような場面が多い。

 真っ暗な中ランプで老人の顔を照らし出す。日本人もそうだが、イラン人の老人は男も女も人生の深みが感じられて美しい。

 斜め構図をホワイト(雪)とほんの僅かの黒(人物)で描く。

 ため息が出るような,美しすぎる景色。

 
『わが故郷の歌』はイラン映画の監督であるアッバス・キアロスタミの『友だちのうちはどこ』とあい通じる部分がある。

 イランでは「探す」と言うことはひとつのテーマになるのだろうか…

『鍵』 (1987) というイラン映画はひたすらこどもが家の鍵を探す。ネタばれはしないが,最後が洒落ている。

 この,最後が洒落ているといったことも,イランの多くの映画に共通しているのだろうか?
 
 わたしが見た数少ないイラン映画では、引き締まった洒落たらすとの作品が多かったように感じる。


『わが故郷の歌』は良かった☆わたしの好みの映画だ。満点…かな?9★
 
 



 


     イランのバラは美しいが、写真は自宅のバラです。

     映画の写真やデーターは、衛星劇場公式HPよりお借りしました。




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『浮世柄比翼稲妻』三津五郎 橋之助 市川右之助 市蔵 彌十郎 福助 2011年

2012-06-27 | TVで 歌舞伎・能楽


 『浮世柄比翼稲妻』三津五郎 橋之助 市川右之助 市蔵 彌十郎 福助 2011年




『浮世柄比翼稲妻』  データーは衛星劇場公式HPより ▼


出演:坂東三津五郎 中村橋之助 市川右之助 片岡市蔵 坂東彌十郎 中村福助
2011年
90分
カラー
ストーリーの面白さと錦絵のような鮮やかさ、趣向に富んだ鶴屋南北の世話物。 佐々木家の家臣名古屋山三は、腰元岩橋と不義密通の咎で家を追放され、今は下女のお国とともに貧乏長屋で暮らしている。そこへ現れた吉原の傾城葛城。これが実は岩橋で、山三の父の仇と思われる不破伴左衛門と重宝の刀の行方を探り、様子を伝えにきたのだった。一方、お国の父浮世又平は、伴左衛門の命で山三を毒殺しようと企てており…。後半は場面が一転して、桜満開の吉原仲之町。山三と伴左衛門が偶然すれ違い、刀の鞘が触れたことから争いとなる。 通常は「鞘当」と呼ばれる吉原仲之町の場面が有名だが今回はその前のくだりからの上演。三津五郎の名古屋山三に、福助のお国と葛城、橋之助の不破伴左衛門ほかの出演で。 (2011年/平成23年1月・新橋演舞場)



 前にもテレビで見たけれど、『浮世柄比翼稲妻』を見たよ。

『浮世柄比翼稲妻』は「鞘当」だけじゃなくって、前の部分から通しであるよ☆

 この舞台も,歌舞伎を観たという満足感が感じられる。

 何度見ても見飽きることがない舞台と原作に拍手



 前にもテレビで見たが、今夕は1977年、八世松本幸四郎(白鸚) 市村羽左衛門 中村芝翫 中村勘九郎(現・勘三郎) 尾上梅幸の仮名手本忠臣蔵~四段目 <判官切腹・城明渡し>がある(*^D^*)

 嬉しいな☆ 拍手




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『蝶の道行』市川染五郎 中村七之助 2011年  後半!Bravo!★☆★

2012-06-27 | TVで 歌舞伎・能楽


        『蝶の道行』市川染五郎 中村七之助 2011年

    



『蝶の道行』   データー 衛星劇場公式HPより ▼

出演:市川染五郎 中村七之助
2011年(全2話)
27分
カラー
儚く世を去った男女が蝶の姿となって舞い踊る。 春の野辺に助国(染五郎)と小槇(七之助)が姿を現す。この世で結ばれることのなかったふたりは、蝶の姿となって戯れ遊びぶが、地獄の責めに遭い、その羽ばたきを止めるのだった。 助国、小槇の悲恋を主題としたドラマティックで幻想的な義太夫舞踊。江戸時代に初演された「けいせい倭荘子」の五段目にあたる部分で、昭和37年6月の歌舞伎座で武智鉄二演出・川口秀子振付による復活上演が大評判となって以来、度々上演されている。 (2011年/平成23年5月・明治座)







 染五郎さんも七之助さんも美しい。

 やはり舞台は 気品を兼ね備えた美しいものを見るというのも、ひとつの利点。


 後半,やはりよかった。

 七之助さんはラスト 蝶か芝翫 さんがのりうつったかのように感じる。

 もはや人間の表情ではない。無さえあわれむせつない魔性…

 演じているのではなく、異類そのもののよう…。この表情は、わたくしはかって例を見ない。

 
 27分という短い舞踊だが、演じ手、舞台づくりともに素晴らしいと感じる。




 前回の『蝶の道行』 2012年06月06日 | テレビで楽しむ 舞台メモ

 

 


         勘三郎さん☆がんばって、よくなってね!





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わたしのギボウシ (3景)

2012-06-27 | 乱鳥徒然 Rancho's room.



   わたしのギボウシ





 わが家のギボウシも花が咲き始めました。

 一番早く咲いたのは、このお嬢様(^^)V
 

 斑入りのギボウシです☆
 

 二等賞は この方
 
 まだ,固い蕾です。


 他にも色々なギボウシと同居しておりますので,花が咲き始めれば記録したいと思います。





   2012年6月26日




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タネからサボテンを育てたい AB 1  芽から出てトゲが生えてきた(31・24日目)(9景)

2012-06-27 | 乱鳥徒然 Rancho's room.





     AB 1 タネからサボテンを育てたい   黒と茶色の二種類の種の芽が出てトゲが生えてきた (31・24日目)



 

 6月26日

 黒と茶色の二種類の種から芽がいっぱい出て、刺が生えてきました。
 

         


 Aグループ (5/27 タネをまく)


 
 茶タネ 丸くてもこもこした形の芽からトゲ
 A 薄緑鉢

 
 黒タネ ふたつ別れた真ん中からトゲ
 A 薄緑鉢

 
 タネ 混合
 A 薄緑鉢

 
 黒タネ ふたつ別れた真ん中からトゲ
 A 青鉢

 
 茶タネ 丸くてもこもこした形の芽からトゲ
 A 青鉢

 
 黒タネ ふたつ別れた真ん中からトゲ
 A 青鉢


          


 Bグループ (6/2 タネをまく)


 
 黒タネ ふたつ別れた真ん中からトゲ
 茶タネ 丸くてもこもこした形の芽からトゲ
 B イチゴ鉢

 
 B 緑鉢

 
 黒タネ ふたつ別れた真ん中からトゲ
 茶タネ 丸くてもこもこした形の芽からトゲ
 B 緑鉢


         

 次回、何か変化があってから記録いたします^^v



 サボテンになる前にアクシデントがあり、上手くいくとは限りませんが…

 失敗に終わる可能性はありますが、見守っていただければ嬉しいです(*^D^*)


         


グループ A (5/27 タネをまく)
 A:タネからサボテンを育てたい 1  用意したもの  (4景)5/中旬
 A:タネからサボテンを育てたい 2  サボテンのタネ (4景)5/27
 A:タネからサボテンを育てたい 3  タネを蒔く前の準備 (7景) 5/27
 A:タネからサボテンを育てたい 4  いよいよタネを蒔く。そして毎日水を替える。5/27~5/29
 A:タネからサボテンを育てたい 5  いよいよタネを蒔く。そして毎日水を替える。5/30
 A:タネからサボテンを育てたい 6  6日目、芽が出てきました☆ 6/2
 A:タネからサボテンを育てたい 7  22日目、黒と茶色の二種類の種から芽が出てきました☆ 6/17

 グループ B (6/2 タネをまく)
 B:タネからサボテンを育てたい 1  条件をかえて、サボテンの種をまいてみました。(16景) 6/2
 B:タネからサボテンを育てたい B2  15日目 土が合っているせいかどの鉢からも順調に芽が出ています。 6/17

 グループ A (5/27 タネをまく)B (6/2 タネをまく)
 AB 1 タネからサボテンを育てたい   黒と茶色の二種類の種の芽が出てトゲが生えてきた(31・24日目) 6/26
 
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四月初旬に購入したブルーのあじさいが、とってもきれいな色に変わってきました。(6景)

2012-06-27 | 美術・文様・展示物




 四月初旬に購入したブルーのあじさいが、緑色だったり茶色だったり、とってもきれいな色に変わってきました。

 蕾の頃もかわいかったけれど、時間を経たあじさいも魅力的だね。


















      2012年6月26日  自宅室内






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『草原の王朝 契丹』(きったん)大阪市立美術館  2012年6月(7枚+天王寺公園の景色)

2012-06-26 | 美術・文様・展示物


   
       『草原の王朝 契丹』(きったん)   大阪市立美術館  2012年6月



   

   



   




          

   




   




 契丹展 公式HPより ▼

 本展は九州国立博物館が開館前から準備をすすめてきた大型特別展です。  いまからおよそ1000年前、唐王朝の滅亡によってアジアは新たな時代を迎え、北アジアの草原地帯には大契丹国が生まれました。巧みな騎馬戦術と唐を継承する高い工芸技術は、彼らを美の世紀へといざないます。その名は世界を駆け巡り、ロシア語の「Китай(キタイ)」、英語の「Cathay(キャセイ)」のように、中国大陸を指す言葉として「契丹」の名はいまに息づいています。
 仏塔に納められた極彩色の品々、異国の香りただようガラス細工、貴人を飾った宝飾品の数々。長くユーラシアの一角に埋もれていた、あまりにも清らかで典雅な文化芸術。本展はこの美しき契丹文化の世界を、契丹を生きた3人の女性にまつわる品々などからひもといていきます。
 まなざしを熱くすれば心が躍り、果てなき美の世界に胸は高鳴る。契丹の文化には、1000年の時を超えた深い魅力があるといえましょう。



 主な展示物

 鳳凰文冠
   通遼市ナイマン旗 陳国公主墓出土
   開泰7年(1018) 
   内蒙古文物考古研究所

 金製仮面(きんせいかめん)
   通遼市ナイマン旗  陳国公主墓出土
   開泰7年(1018) 
   内蒙古文物考古研究所

 彩色木棺(さいしきもっかん) 
   通遼市ホルチン左翼後旗  トルキ山古墓出土
   10世紀前半
   内蒙古文物考古研究所

 動物形飾り(どうぶつがたかざり)
   赤峰市アルホルチン旗 耶律羽之(やりつうし)墓出土
   会同5年(942)
   阿魯科爾沁(アルホルチン)博物館

 白磁酒器(はくじしゅき) 
   赤峰市アオハン旗貝子府鎮出土
   10~11世紀  
   敖漢(アオハン)旗博物館

 十方仏塔(じっぽうぶっとう) 
   赤峰市バイリン右旗 慶州釈迦仏舎利塔(白塔)出土
   重煕18年(1049) 
   巴林右旗博物館

 


 6月初旬に楽しんだ大阪市立美術館開催の『草原の王朝 契丹』だったが,記録は遅れてしまった。

 展示物そのものは目を奪われると言ったものはわたくし的には少なかったのだが,展示方法が良い。
 
 民俗民族風習など、事細かに説明されているので,多少民俗学や比較民俗学に関心がないとは言えないわたしにとっては、面白くてたまらない。

 会場説明を丹念に読み、各角度から展示物を舐め回して見ている姿は異様だが、自分の世界に没頭。

 四、五時間はすぐにたつ。
 
 結構丁寧にメモをつけておいたが,わたくしにとっては日本と共通した部分,イランなどと共通した部分が面白く印象深かった。

 
 コリント様式の建築物の元となった、アカンサス(Acanthus、ハアザミ、葉薊)


 書き始めるときりがないほどの日本への影響
 ここではひとつふたつだけ,埋葬の際の風習を記録することにする。

 

 memo

 鍍金仮面(ときん)
   埋葬の際,添える
   身分により材質が違う
   鍍金仮面、金製仮面(上 写真)… 目が見開く

 鳳凰文冠
   貴婦人が好んでつける

 銀糸装衣
   銀糸で編み死者を覆った

 鳳凰文靴
   草原の露で死者の足を濡らさない

 琥珀握(こはくあく)
  「握」再現祈願 (死者に握らす)

 家形木簡
   死者のために机や椅子を置く習俗
   身分の高い家形木簡の内部壁面(板)には,絵が描かれたものがあった。
   また別の展示物では茶を入れる女官と,男の絵板二枚も見ることができた。

 彩色木棺(さいしきもっかん) (上 写真)
   屋根に高度差
   小さな風鐸がまわりに数多くつけられ,音が鳴る
   風鐸には日本の銅鐸のような文様はない
   滑り台のような階段
 
 まだまだ続けたいが,今回はこの辺で…(^^)


 琥珀が石化したもの(琥珀首飾り)やガラスが銀化したものがあった。
 こういったものは個人的に好みと言えるかもしれない。

    
    
    
    

 
   

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公園を楽しむ(21景)女郎花、撫子、萩、合歓の木、楓、山梔子、美容柳、菖蒲、百合、ピグに似た猫ちゃん

2012-06-25 | お出かけ






 オミナエシ と ナデシコ


 ナデシコ


 ハギ


 ネムノキ

 ネムノキ

 ネムノキ


 カエデ


 クチナシ


 ビヨウヤナギ

 ビヨウヤナギ


 ショウブ

 ショウブ


 ヘメロカリス

 ヘメロカリス

 ヘメロカリス

 ヘメロカリスと 虫

 ヘメロカリス

 ヘメロカリス


 ネコちゃん

 ネコちゃん

 青い目じゃないけどピグちゃんに似ている ネコちゃん



 公園に行き,お弁当を食べる。


 幼子が、虫を追いかける。

 よそ様のお子様を見て

 お互いに年をとったねと、笑う。



    2012年6月24日  馬見丘陵公園



コメント (2)
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