乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

『極付幡随長兵衛』 (テレビ) 河竹黙阿弥原作  吉右衛門 仁左衛門 芝翫 歌昇 福助

2010-01-31 | TVで 歌舞伎・能楽


      『極付幡随長兵衛』

 

 先日録画しておいた歌舞伎 『極付幡随長兵衛』をみた。
 中村吉右衛門丈のきりっとした幡随長兵衛。
 劇中劇の『公平法問諍』(キンピラホウモンアラソイ)
 坂田兵庫之介公平役の中村歌昇丈の見得に
「かっこいい~~。」
の連発。
『極付幡随長兵衛』をテレビで見るわが家ではにぎやかに幕を開けた。


『極付幡随長兵衛』は決め台詞がかっこいい。
 思わずうっとり。素敵だ。


 涙ながらに夫長兵衛を送り出す中村芝翫丈の女房お時の手。
 風呂に入れと有無を言わさぬ水野十郎左衛門役の片岡仁左衛門丈。
 お時の悲しみにわたしは涙し、有無を言わさぬ仁左衛門丈の台詞と目力に、いつもテレビでも静かな家族が
「決まったね!」
と思わず感嘆してしまう。
「仁左衛門さんだからね。」
とわたしは画面に食い入って最後まで。幡随長兵衛の粋な死に方に拍手を送っていた。

 
 好きな役者さんが多く出られていた2009年6月歌舞伎座の『極付幡随長兵衛』
 もう一度みたさに一時保存しておくことにした。






<演目>
歌舞伎『極付幡随長兵衛』(きわめつき・ばんずいちょうべえ)『公平法問諍』大薩摩連中
<原作>
河竹黙阿弥
<出演>
幡随院長兵衛:中村吉右衛門
水野十郎左衛門:片岡仁左衛門
坂田兵庫之介公平:中村歌昇(なかむら かしょう)
御台柏の前:中村福助(なかむら ふくすけ)
子分極楽十三:市川染五郎
渡辺綱九郎:大谷友右衛門(おおたに ともえもん)
唐犬権兵衛:中村梅玉(なかむら ばいぎょく)
近藤登之助:中村東蔵(なかむら とうぞう)
長兵衛女房お時:中村芝翫
ほか
<収録>
2009年6月24日 東京・歌舞伎座

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きょうと  ‘四条河原町阪急百貨店今秋閉店’に思う。  2010年

2010-01-31 | お出かけ


 先日、四条河原町阪急百貨店今秋閉店のニュースをみた。
 経営悪化が原因という。
 阪急百貨店は昭和51年、四条河原町に開店した。
 当時老舗のデパートだった高島屋の向かい側に新しく建てられた阪急百貨店は真新しく素敵だった。
 この百貨店でも若い頃阪急百貨店では何度か買 い物をした覚えがある。
 わたしたちは友人との待ち合わせの場所として阪急百貨店を選ぶこともあった。
 私達はこの百貨店のことを【阪急】と呼んでいた。
 梅田に通じる阪急電車も【阪急】、百貨店も【阪急】ややこしいことだが、皆がそれで通じていた。

 阪急百貨店を少し歩くと大型焼肉店。それをちょっと進むとイノダコーヒー河原町店。
 逆方向にいくと繁華街。
 南座も駸々堂書店もすぐに歩いていける距離。

 四条河原町は京都人にとっては懐かしい場所のひとつ。
 その阪急百貨店閉店後はどんな風に姿を変えるのだろうか?
 駸々堂書店もなくなった。南座の桟敷も姿を消した。そして京都駅も大きく姿を変えてしまった。
 子も学校を卒業して一年に届こうとしている。
 両親も今はいない。
 今や京都からはなれてしまったわたしにはなんだか寂しい気がする。
 なんだか京都がだんだん遠ざかっていくようだ。
 
 

 

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わたしがみたイラン最大の塩湖『ウルミエ湖』2009年冬  (写真11枚)

2010-01-31 | イラン2007~2010(6回)

   Orumiye湖(ウルミエ或いはオルーミーイェ或いはオルーミエ)


 二年前にマハルル湖(Msharlu Lake)という塩湖を記録した。今回訪れたOrumiye湖(ウルミエ或いはオルーミーイェ或いはオルーミエ)はイラン最大の塩湖。素晴らしく静寂。海のように広い塩湖はいろいろな表情を見せてくれた。


1

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1~4 
 ガイド(タクシー運転手)の話ではOrumiye湖(ウルミエ或いはオルーミーイェ或いはオルーミエ)は暖かな季節には治療の為にくるイラン人でにぎやかだという。濃度の濃い塩水が体に良いらしく、泳ぎもかねて湖につかりにくる。有名ガイドブックによると、ミネラルが多く、リウマチや皮膚病に良いらしい。イランの暖かな季節に塩湖に行くのはさぞまぶしかろうと息をのんだ。

5
 流水文様が美しい。

6 
 塩湖の水が吹き出してくる穴。その穴からはもこもこといった感じで、水がわいていた。

7
 わお!塩の地層だ^^

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 1~4と反対方向を観ると、ずいぶんと感じがちがう。

9
 塩がもこもこごわごわしているね。

10
 この湖の塩は死海ほどは濃度は濃くないらしい。有名ガイドブックには、【高濃度で生物は棲息できない】と記されていた。
 しかし現地ガイドによると、魚等はいない物の、目に見える微生物がいると教えてくれた。
 実際にみていると細かな生き物が水中に輪を描いて泳いでいた。
 写真10は黄色い植物(?)が繁殖していた。
 こういったまわりに小さな生き物は多い。
 おそらくたまに降る雨かなにかの影響で、少し塩分が薄いのかもしれないとかってに思っている。

11
 ペットボトルのキャップ。この中に入り込んだ塩水が結晶してペットボトルの蓋を持ち上げるのだろう。
 ガイドはこのペットボトルがお気に入りで、蓋を蹴ってうまく結晶が残るとてをたたいて喜んでいた。
 わたしもいくつか試してみたが、結構面白い。
 Orumiye湖(ウルミエ或いはオルーミーイェ或いはオルーミエ)にたってペットボトルのキャップ蹴りとは何ともはや わたしらしいなとほくそ笑む。

 しかしながら笑ってばかりはいられない。
 この塩湖もマハルル湖(Msharlu Lake)と同様、年々小さくなるという。いわゆる砂漠化が進んでいる。
 今やこの砂漠化は地球規模かもしれないとみをつまされた。
  





 最後までお読み下さいましてありがとうございました。
 感謝申し上げます。

コメント (19)
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Orumiye(ウルミエ)でみた干草に思う。   イラン (写真4枚)2009年冬

2010-01-30 | イラン2007~2010(6回)










 ウルミエの郊外の庭園に行こうと思ったが、モハッラム付き(アーシューラー)期間で閉館。
 この期間休みの博物館や庭園も多い。

 山頂近くの庭園は強風に煽られ、寒い。
 それでも車の中に入ったまま、景色を楽しんでいるイランの多いこと。
 
 山の中腹からしたは農家や民家。
 干草がおかれ、情緒満点。
 以前展覧会場で印象はのルノアールやモネの描いた干草作品をみて、
『なぜこんなモチーフを題材にしたのだろう?』
と首をかしげたことがあるが、今ならわかるような気がする。

 むせたような枯れた干草の香りはつめたい空気とともにわたしの胸の奥まで突き刺すように入り込む。
 冬でもこの状態。イランのあたたかな季節ではどのようなにおいを放つのであろうか?
 まわりを見渡すと人は愚か、9月のイランに元気よく飛び交うはえやミツバチ達さえ息を潜めていた。
 

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                           ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

          
 ところで以前から「Orumiye」のことを「ウルミエ」と記していたが、これは空港の表記(英語)にもとずく。
 地球の歩き方を開いてハッとしたが、こちらには「オルーミーイェ」と載せられている。
 ちなみに現地の方は「オルーミエ」という方が多い。
 わたしはペルシャ語を全く知らないので、聞き間違いかもしれない。
 わたしはイラン人と接する時に「ウルミエ」で通していたが、相手には通じていた。
 今後どれで記録すべきかといったつまらないことで悩んでいる。

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『歌舞伎十八番の内『勧進帳』』(テレビ) 富十郎 吉右衛門 中村鷹之資

2010-01-30 | TVで 歌舞伎・能楽



 テレビで『歌舞伎十八番の内『勧進帳』』を楽しむ。
 中村吉右衛門丈演じる富樫左衛門は重厚。存在感あり。きれも良く素敵。好きな演じ方をされると男前に見えてくる。わたしはこの演目では右衛門丈に見入ってしまった。

 弁慶は富十郎丈。義経は富十郎丈の御曹司、中村鷹之資さん。
 以前からわたしは弁慶は歯切れの良い台詞や摺り足や六法などの場面が好き。
 富十郎丈の演じられる弁慶は投げ六法の部分が好きだった。
 経験をつまれた手が花道では水を得た魚のように流れ泳ぐ。
 音楽で言えば『前へ前へ』というやつで、勢いを得たてに尚且つ抑揚をつけアクセントを付けて手を前にのばされていた。
 他の役者さんとはまた違った投げ六法で、みて特をしたなと感じた。

 この勧進帳には染五郎丈も出ておられた。
「父(幸四郎丈)に似て舞台映えのする男前やわぁ。」
と家族皆にうれしそうに言うと、娘は続けざまに
「お母さん、うれしそうやなぁ。もう、風邪は治ったの?」
「そんなに好きなら歌舞伎チャンネルをとればいいのに。」
「お母さんは好きなことがいっぱいあっていいね。」
と言ってくれる。
 何処までも子に気を使わす母也。
 


 

 
 テレビ局公式HPより転載 ▼


「歌舞伎十八番の内『勧進帳』(かんじんちょう)」
「勧進帳」は歌舞伎十八番の代表作ともいえる一曲で、天保11年(1840)、七代目市川團十郎(いちかわ だんじゅうろう)が初演した。能・安宅(あたか)に取材した舞踊劇で、九代目團十郎が手を加え洗練し、さらに今日まで数々の俳優によって繰り返し上演されてきた、まさに歌舞伎屈指の名作である。

東国へ向かう義経・弁慶の一行は安宅関にさしかかり、関守・富樫左衛門と対峙する。
弁慶が偽の勧進帳を読み上げる『山伏問答』、危機を脱するために主人・義経をわざと打ちすえた弁慶に対して打たれた義経が見せる主従の心の通じ合い、さらに弁慶が富樫に見せる『延年の舞』など、全編が見せ場の連続で、富十郎の円熟した芸と、周りの俳優との熱気あふれるやりとりが見ものである。

弁慶は通常翁格子の着付に黒の衣裳で演じられるが、富十郎はこれまでに原点の能に取材し、縞模様の能に従った衣裳で弁慶を演じたこともある。能では通常義経を子供が演じるが、今回は長男の鷹之資がこの役を演じることもあり、観世流の能楽師・片山九郎右衛門(現・幽雪)に指導を得て、能に近づけた解釈でこの役を演じた。

<演目>
歌舞伎十八番の内「勧進帳」(かんじんちょう)
<出演>
武蔵坊弁慶:中村富十郎(なかむら とみじゅうろう)
富樫左衛門:中村吉右衛門(なかむら きちえもん)
源義経:中村鷹之資(なかむら たかのすけ)
亀井六郎:市川染五郎(いちかわ そめごろう)
片岡八郎:尾上松緑(おのえ しょうろく)
駿河次郎:尾上右近(おのえ うこん)
常陸坊海尊:市川段四郎(いちかわ だんしろう)
後見:中村錦之助(なかむら きんのすけ)
ほか
<収録>
2009年5月27日 東京・歌舞伎座

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 今日は見ることができなかった『極付幡随長兵衛』は好きな役者さんがいっぱい。次回、観るのが楽しみ。





「歌舞伎『極付幡随長兵衛』(きわめつき・ばんずいちょうべえ)『公平法問諍』大薩摩連中」
町奴の幡随院長兵衛が、旗本奴を率いた水野十郎左衛門と対立、ついに水野に討たれたという事件は歌舞伎でも早くから取り上げられ、様々な幡随長兵衛物が作られていた。その中でも最も史実に近く、決定版となった作品が今回の「極付幡随長兵衛」で、初演は明治14年(1881)、作者は河竹黙阿弥であった。
初演から10年後、明治24年に上演された際、古浄瑠璃を元に劇中劇「公平法問諍」(キンピラホウモンアラソイ)が付け加えられ、現在の形になった。

「公平法問諍」が上演されている江戸村山座は大勢の客で賑わっていた。芝居が佳境にさしかかるころ、水野十郎左衛門に仕える者たちが芝居に難癖をつけるが、それを制したのが江戸中にその名を知られる、町奴の幡随院長兵衛。騒ぎをおさめ立ち去ろうとする長兵衛を呼び止めたのが水野十郎左衛門だった。
数日後、長兵衛の家に水野の使いがやってくる。酒宴に招きたいとの旨であったが、長兵衛は遺恨を晴らすためのものと悟っていた。自分が赴いて彼らの手にかかれば、町奴と旗本奴の対立はますます激しくなり妻も子供も残すことになる。しかし自分が行かなくては面目も周囲への顔も立たない。苦悩する夫の心を察し、妻は仕立てたばかりの羽織袴を持ってきて、身支度を手伝うのだった…。

黙阿弥の得意とした七五調の名セリフ、男の意地の張り合い、しっとりとした夫婦愛…。中村吉右衛門、 片岡仁左衛門(かたおか にざえもん)、中村芝翫(なかむら しかん)ほか豪華顔ぶれによる、世話物の名作を堪能する。

<演目>
歌舞伎『極付幡随長兵衛』(きわめつき・ばんずいちょうべえ)『公平法問諍』大薩摩連中
<原作>
河竹黙阿弥
<出演>
幡随院長兵衛:中村吉右衛門
水野十郎左衛門:片岡仁左衛門
坂田兵庫之介公平:中村歌昇(なかむら かしょう)
御台柏の前:中村福助(なかむら ふくすけ)
子分極楽十三:市川染五郎
渡辺綱九郎:大谷友右衛門(おおたに ともえもん)
唐犬権兵衛:中村梅玉(なかむら ばいぎょく)
近藤登之助:中村東蔵(なかむら とうぞう)
長兵衛女房お時:中村芝翫
ほか
<収録>
2009年6月24日 東京・歌舞伎座

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壽初春大歌舞伎 通し狂言 仮名手本忠臣蔵   昼の部から【大序・三段目】

2010-01-30 | 歌舞伎














     壽初春大歌舞伎  通し狂言 仮名手本忠臣蔵  昼の部から
             


【大序・三段目】
             高師直  藤十郎
            塩冶判官  扇 雀
            顔世御前  孝太郎
            足利直義  進之介
          桃井若狭之助  翫 雀




 

 松竹座で壽初春大歌舞伎を観てから、二週間以上もたっている。
 読書に没頭したり風邪をひいたりと、なかなか記録できずにいた。
 最もわたしの記録はいつもみたというだけで、中味が無いのに、多くのみなさまにみていただいているようで申し訳ない気持ちでいっぱい。
 歌舞伎はすき!楽しい!というだけ。

 今回の芝居もわかりやすくのめり込む。
【大序・三段目】は正直わたしにとっては好きだった。
「兜改めの場」は少々こちらまで緊張。

 また「足利館門前進物の場」に続く「足利館中松の間刃傷(にんじょう)の場」は何度でもみたくなる芝居。
 このことは先日『三段目 足利館中松の間刃傷の場』藤十郎 『壽初春大歌舞伎 通し狂言 仮名手本忠臣蔵』昼の部で記した。
 この芝居みたさにもう一度昼の部をみたかったが、涙をのんで節約のため我慢。

 幾分風邪が芳しくないので、
    四段目 扇ヶ谷判官切腹の場(おうぎがやつはんがんせっぷくのば)
        同 城明渡しの場(しろあけわたしのば)
    五段目 山崎街道鉄砲渡しの場(やまざきかいどうてっぽうわたしのば)
        同 二つ玉の場(ふたつだまのば)
    六段目 与市兵衛住家勘平腹切の場(よいちべえすみかかんぺいはらきりのば)
と夜の部は後日記録させていただきたいと思います。
 壽初春大歌舞伎 通し狂言 仮名手本忠臣蔵は日を改めて昼夜観たが、なかなか記録に至りません。
 中味の無い拙い記録をお読み下さいましてありがとうございました。
 感謝申し上げます。

 


 
 
 


大阪松竹座

壽初春大歌舞伎
通し狂言 仮名手本忠臣蔵

平成22年1月2日(土)~26日(火)


昼の部


大 序 鎌倉鶴ヶ岡兜改めの場(かまくらつるがおかかぶとあらためのば)


三段目 足利館門前進物の場(あしかがやかたもんぜんしんもつのば)

    同 殿中松の間刃傷の場(でんちゅうまつのまにんじょうのば)


四段目 扇ヶ谷判官切腹の場(おうぎがやつはんがんせっぷくのば)

    同 城明渡しの場(しろあけわたしのば)


五段目 山崎街道鉄砲渡しの場(やまざきかいどうてっぽうわたしのば)

    同 二つ玉の場(ふたつだまのば)


六段目 与市兵衛住家勘平腹切の場(よいちべえすみかかんぺいはらきりのば)


【大序・三段目】
             高師直  藤十郎
            塩冶判官  扇 雀
            顔世御前  孝太郎
            足利直義  進之介
          桃井若狭之助  翫 雀

【四段目】
          大星由良之助  藤十郎
            塩冶判官  扇 雀
            顔世御前  孝太郎
            大星力弥  壱太郎
        薬師寺次郎左衛門  薪 車
           原郷右衛門  段四郎
          石堂右馬之丞  我 當

【五段目・六段目】
            早野勘平  藤十郎
           原郷右衛門  段四郎
          一文字屋お才  孝太郎
           千崎弥五郎  薪 車
            母おかや  竹三郎
            斧定九郎  翫 雀
           女房おかる  秀太郎



夜の部


七段目  祇園一力茶屋の場(ぎおんいちりきぢゃやのば)


八段目  道行旅路の嫁入(みちゆきたびじのよめいり)


十段目  天川屋義平内の場(あまかわやぎへいうちのば)


十一段目 師直館表門討入の場(もろなおやかたおもてもんうちいりのば)

     同 広間の場(ひろまのば)

     同 柴部屋本懐焼香の場(しばべやほんかいしょうこうのば)


【七段目】
          大星由良之助  藤十郎
          寺岡平右衛門  翫 雀
            大星力弥  壱太郎
           遊女おかる  秀太郎

【八段目】
             戸無瀬  藤十郎
              小浪  扇 雀
             奴可内  翫 雀

【十段目】
           天川屋義平  我 當
           女房おその  吉 弥
          大星由良之助  藤十郎

【十一段目】
          大星由良之助  藤十郎
          寺岡平右衛門  翫 雀
            大星力弥  壱太郎
           原郷右衛門  段四郎
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16;『ひとり歩きの鎌倉』 “観る旅”“歩く旅”のガイドブック 1999年 JTB出版

2010-01-28 | 読書全般(古典など以外の一般書)

(写真は愛猫のぴぐちゃん。只今16歳と半年。今年6月で17歳になる。若い頃のぴぐちゃんは相当の美人だった。今はちょっと怖気なお顔立ちか(爆)今も性格は変わらずこの上なくかわいらしいぴぐちゃん。小鳥に合わせて歌を歌い、呼べば必ずすり寄ってくる犬のような性格の彼女。昨日からわたしが風邪をひき、愛らしいぴぐちゃんには一目も会ってない。風邪が治れば、まぶたが落ちてきたぴぐちゃんのおばあちゃん顔をカメラに収めたい。)



 2010年度 16



        『ひとり歩きの鎌倉』 “観る旅” “歩く旅” の ガイドブック

 

 新沼美津江 著

 JTB出版

 1999年3月15日 第1版

 P.175 1200円(+税)



 昨日からまた風邪を抉じらす。
 頭通がひどく、一日中うなりながら横になっていた。
 熟睡。それは24時間以上に及ぶ。
 昨日は休日の家族が家にいてくれたが、今日はみんなお仕事。
 娘は昨日仕事から帰ってから夕食の支度をしてくれる。
 今日の二人分のお弁当とわたしのための昼食をつくってくれた。
 ありがたい。
 
 正月にイランから帰ってからというもの、実は時差の克服が出来てない状態。
 こんなことは初めてだ。
 精神的にも肉体的にも今回のイラン行きは非常に無理をした部分があったであろうと,自分自身をいたわる気持ちが強い。
 今年は年始からいつになくとんだ目にあっているが、なんとか良い方向に持っていこう。

 今日はまだ回復とまでは至って無いが、まどろんだ意識の中で読むには都合の良い『ひとり歩きの鎌倉』 “観る旅” “歩く旅” の ガイドブックを楽しむ。
 ひとり歩きシリーズは奈良版で持っているが、こちら鎌倉版はたいへん楽しい。
 静御前や曽我兄弟や七里ヶ浜や江ノ島などといった芝居に関係のある伝説や土地が載せられていて、ひとときは頭がひどく痛むのも忘れてしまう。
 非常にありがたい一冊だと喜んでいる。

 ところで鎌倉は思いのほかみたいところが多い。
 有名どころを一、二観るには良いが、東京の足掛けに行けるようなところではなさそうだ。 
 やはりここ鎌倉は家族と一緒に行き、二、三泊くらいはのんびりと遊びたいと感じた。


 
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15;「竹取物語」新日本古典文学大系 &「万葉集 巻第16 3791」日本古典文学全集 

2010-01-27 | 竹取物語





 2010年度 15



        『竹取物語・伊勢物語』(岩波書店)から   「竹取物語」
        『万葉集4 巻第15~巻第20』(小学館)から 「万葉集 巻第16 3791」        



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 

『竹取物語・伊勢物語』(岩波書店)から   「竹取物語」

 新日本古典文学大系17

 岩波書店

 1997年1月28日 第1版

 P.3~78 
 P.197~234
 P.345~358  解説 堀内秀晃

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 

『万葉集4 巻第15~巻第20』(小学館)から 「万葉集 巻第16 3791」

 日本古典文学全集 9

 小学館

 巻第16 3791 P.92~

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『竹取物語・伊勢物語』(岩波書店)から「竹取物語」を楽しむ。
 実は『竹取物語・伊勢物語』は『伊勢物語』と『假名草子集 』の「仁勢物語」を見比べながら読むのが目的だった。
 だが、昨日何気なく「竹取物語」を開き、翁の魅力に取り付かれてしまった。

 翁は50歳とも80歳とも言われている。
「たけとり」の翁は「たかとり」とも呼ばれ、田中大秀が著した文政13年版 付録「竹取翁物語解(全6巻)」(巻首)によると、『仙覚万葉抄』には「多計登理」(タカトリ)と出てくるらしい。
 そこで思い浮かべるのが歌舞伎で好きな演目の『壺阪寺』のある奈良の高取町。
 ここは製薬会社が多いが、この物語の不死(フシ→フジ)の薬には関係がないのだろうかと、一人馬鹿げたことで悩んでいる。

「竹取物語」は『源氏物語』において、「かぐや姫の物語」「竹取の翁」といった二様の名称を持つ。
 上の関係は漫画『天才バカボン』の「天才バカボン」と「バカボンのパパ」に似ている。(・・・って,ちょっと違う気がする) 天才赤塚不二夫はこれでいいのだ!
 ・・・・・話を戻そう。

「竹取翁物語解」にも堀内秀晃氏の解説にもあるが、「竹取の翁」には二つの物があるという。
 ひとつは普通の「竹取の翁」
 もうひとつは『万葉集4 巻第15~巻第20』(小学館)にもある 「万葉集 巻第16 3791」
【昔老翁(おきな)ありき。号(な)を竹取の翁と曰ひき】から始まるこちらはおいたる人間の心情をうまく表し、9人の乙女を戒め、皆が翁に寄り添おうと1首ずつ読むのは感心すると同時にほくそ笑んでしまう。
 皆が
【・・・・・ ・・・・・・・ ・・・・・ ・・・・・・・ 我も寄りなむ】
と読む中、
【春の野の 下草なびき 我も寄り にほいよりなむ 友のまにまに】
と、嫌々ながら友に従う姿が何ともはやおかしすぎる。『空気読みたくないけど 、やっぱり読みました』的な彼女に、内心、
『あなたまでもか。』
とややもすると突っ込みたくなる始末。
 竹取の翁は老いてもモテたのである。(爆)
 この場合、竹取の翁は名称として使われ、竹をとる人とは限らないのが特徴。

 かぐや姫においては民俗学関係の本に「白鳥伝説」と類似と書かれた物が多いが、この本の解説でもそういった点についても触れられていた。
 またパターンにくくられて解説されていたが、もう少し詳しく読みたいと感じた。

「竹取物語」で興味深いのは工芸技術が発達していたということ。
 無理難題を造ってごまかす技術に感心する。日本人は器用だ。
『竹の民俗誌』によると竹取の翁は農地を持てない貧しい人が竹をとり、竹細工の技術を身につけて売り歩いたという。
 それは茶筅であったり蓑つくり或は籠直しなどであったという。

 いくら働いても苦しい生活から抜け出すことの出来ない翁。沖浦和光先生は貧しさの中から希望としてのかぐや姫が 竹の中にも翁の心の中にも生まれたのだと説明されていたことを思い出す。

 


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『竹取物語』

2010-01-26 | 竹取物語


『竹取物語』
 読み始めてみると、奈良の知っている地名が多いことに驚く。
 以前読んだ頃は京都に生まれ住んでいたので、奈良の地名が出てきてもしっくりとこない。
 その点、今回は不思議なくらいにイメージが膨らむ。

 同じ町内に住む方に、去年、竹取の翁が住んでおられたという寺に連れていただいたことがある。(笑み)
 竹取物語に関連したという地は全国で何ヶ所くらいあるのだろうか。
 以前に読んで感動した竹の民俗誌には竹取りをしていた人の話や物語内の竹取の翁について詳しく書かれていた。
 それをふまえて『竹取物語』を読み返すと、竹取りをしていた苦労や苦悩や希望がこの物語となって伝承されていったことが理解できる。
 竹取物語は幾分齢を重ねた今読み返すと興味深い部分が違ってきて楽しむことが出来る。
 簡単な内容だが、続けてじっくりと楽しみたい。
 

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三月 雑メモ 

2010-01-26 | 舞台・音楽 雑感メモ


 毎日何度か確かめていた『歌舞伎美人』
 昼までは三月歌舞伎座情報はなかった。
 そして今みると、演目及び配役まで発表されていた。
 好きな役者さんがいっぱい。
 好きな演目がいっぱい。
 みてみたいなぁ・・・。

 それより先に、昨日演目を教えてくれた友人にも感謝、歌舞伎美人にも感謝。 

  

歌舞伎座

歌舞伎座さよなら公演
御名残三月大歌舞伎

平成22年3月2日(火)~28日(日)

  

第一部


  菅原伝授手習鑑

一、加茂堤(かもづつみ)

              桜丸  梅 玉
              八重  時 蔵


二、楼門五三桐(さんもんごさんのきり)

          石川五右衛門  吉右衛門
            真柴久吉  菊五郎


三、女暫(おんなしばらく)

             巴御前  玉三郎
           蒲冠者範頼  我 當
            轟坊震斎  松 緑
            女鯰若菜  菊之助
            成田五郎  左團次
           舞台番辰次  吉右衛門

  

第二部


  菅原伝授手習鑑

一、筆法伝授(ひっぽうでんじゅ)

  菅原館奥殿の場
  同 学問所の場
  同 門外の場

             菅丞相  仁左衛門
            園生の前  魁 春
              戸浪  芝 雀
           左中弁希世  東 蔵
            武部源蔵  梅 玉


二、弁天娘女男白浪(べんてんむすめめおのしらなみ)

  浜松屋見世先の場
  稲瀬川勢揃いの場

         弁天小僧菊之助  菊五郎
            南郷力丸  吉右衛門
            忠信利平  左團次
            伜宗之助  菊之助
          浜松屋幸兵衛  東 蔵
           赤星十三郎  梅 玉
          日本駄右衛門  幸四郎

  

第三部


  十三代目片岡仁左衛門十七回忌 十四代目守田勘弥三十七回忌 追善狂言

  菅原伝授手習鑑

一、道明寺(どうみょうじ)

             菅丞相  仁左衛門
              覚寿  玉三郎
             苅屋姫  孝太郎
            宿禰太郎  彌十郎
            土師兵衛  歌 六
            立田の前  秀太郎
           判官代輝国  我 當


  文珠菩薩花石橋

二、石橋(しゃっきょう)

        樵人実は獅子の精  富十郎
        童子実は文珠菩薩  鷹之資
            寂昭法師  幸四郎

  

2/10ゴールド会員先行販売
2/11特別会員先行販売
2/13歌舞伎会会員先行販売
2/15一般販売

  






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14; 『東京国立近代美術館所蔵名品集 20世紀の絵画』2005年 光村推古書院

2010-01-26 | 読書全般(古典など以外の一般書)




 2010年度 14



        『東京国立近代美術館所蔵名品集 20世紀の絵画』

 

 東京国立近代美術館 編

 光村推古書院

 2005年3月29日 第1版

 P.309 2500円(+税)



 今日は松竹座新春歌舞伎の最終日。
 午前の部をもう一度見ようかと思ったが、無駄使いと贅沢は慎もうと思いとどまる。
 今日はいい天気なので京都か奈良の博物館に行こうかとも思ったが、京都は来月に行く予定があると言い聞かせる。
 交通費節約のために来月南座と博物館をまとめていくことにした。

 無性に美術作品が見たかったので以前からブログにリンクさせていただいている『Salvastyle.com』を今日はいつもより長く楽しませていただいていた。
 その後、『東京国立近代美術館所蔵名品集 20世紀の絵画』を見て楽しむこと数時間。
 あまりにも楽しいので、もう少し時間をかけて楽しむ予定。

 東京国立近代美術館には素晴らしい作品の数々がある。
 見ていると、
『この画家のこの作品がここにあったんだぁ~~。』
といった絵の多さに驚いてしまう。

 好きな画家も作品も多い。
 表現主義の代表的な画家の未だ見てない作品には心惹かれる。
 観てみたい。

『抽象絵画』(ラインハート)は最後に行き着いた色彩がこうなったとのこと。
 なんだか開口健の【最後に行き着いたのは水】って言うのに似ているような(爆)
 微妙な色彩らしいので印刷ではなく実物をこの目で見ないことにはわからない。

『東京国立近代美術館所蔵名品集 20世紀の絵画』を観ていると◯十年近くもの間ほとんど押し入れに入れたままの油を取り出して、キャンバスに筆を滑らせてみたくなる。テレピンはもう酸化していることだろう。古いオーレオリンの思いに浸るにはぴったり。
 その横に入れたままの大量の半紙や和紙でもかまわない。俳画風或はイラストでも描いてみたい。
 今年は美術館や博物館を観るばかりではなく、久しぶりに筆を持とうか・・・。

 



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友人から連絡をもらう喜び

2010-01-26 | 舞台・音楽 雑感メモ

  

 昨日、京都の友人から電話がかかる。
 御名残三・四月大歌舞伎の演目が送られてきたという。
 ありがたいことに電話だけではなく、御名残三・四月大歌舞伎の演目内容を転送までしてもらった。

 四月は歌舞伎チャンネル情報で知ってはいたが、三月に関しては演目さえわからず悶々としていた。
 友人の電話で、ホット胸をなで下ろす。

 演目を見て、
『そうか、そうなんだ~~。』
と、わかったような、わからないような。一人納得した気分になった馬鹿者。
 役者の顔が見え隠れする。
 友人は幸せな阿呆に空想の時間を与える。
 演目だけを見て、一人ニンマリと妄想に浸る。
 数日間の楽しいひととき。
 ここのところ松竹のHPに行ったり見たりだったわたし。もうすぐ歌舞伎美人でも発表されることだろう。

 友人は、
「チケットがとれにくいから、一緒に行く?」
と問うてくれた。
 友人はおそらく家族率いて東京に行くことだろう。
 ここはひとまずきっぱりとご辞退申し上げる。
 知らせてくれた着物の似合う友人に、心から感謝する日々。
 ありがとう。
 




                    俄歌舞伎ファンの乱鳥かく
 
 

  

          御名残三月大歌舞伎


【第一部】(午前11時開演)

菅原伝授手習鑑 加茂堤
楼門五三桐
女暫

【第二部】(午後2時30分開演)

菅原伝授手習鑑 筆法伝授
 菅原館奥殿の場
 同学問所の場
 同門外の場
弁天娘女男白浪
 浜松屋見世先の場
 稲瀬川勢揃いの場

【第三部】(午後6時開演)

 十三代目片岡仁左衛門十七回忌 十四代目守田勘弥三十七回忌追善狂言
菅原伝授手習鑑 道明寺
文殊菩薩花石橋 石橋

  

    御名残四月大歌舞伎



【第一部】(午前11時開演)

御名残木挽闇争(おなごりこびきのだんまり)
熊谷陣屋
連獅子

【第二部】(午後3時開演)

菅原伝授手習鑑 寺子屋
三人吉三巴白浪
 大川端庚申塚の場
藤娘

【第三部】(午後6時20分開演)

実録先代萩
歌舞伎十八番の内
 助六由縁江戸桜

  

観劇料(税込)
1等席 : 15,000円
2等席 : 11,000円
3等A席 : 4,200円
3等B席 : 2,500円
1階桟敷席 : 17,000円

  
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13; 『のんびり歩こう 東京ご利益散歩ガイド 東京散歩倶楽部・編著』 1997年 小学館

2010-01-25 | 読書全般(古典など以外の一般書)





 2010年度 13



        『のんびり歩こう 東京ご利益散歩ガイド 東京散歩倶楽部・編著』

 

 執筆 東京散歩倶楽部

 株 新企画社

 小学館

 1997年1月1日 第1版

 P.271 1600円(+税)



 1月25日。
 3冊目は『のんびり歩こう 東京ご利益散歩ガイド 東京散歩倶楽部・編著』

 この本は実際に役立ちそうな良書。
 東京のガードラインがおおむね把握でき、各コースの特徴がとにかくわかりやすい。
 言い伝えや俗説なども記されており、ガイドブックだけではなく読み物として楽しむことが出来る。

 関東は稲荷信仰が盛んだといわれているが、この本を読み、その姿を知る。
 関西では多分なじみの少ない塩地蔵(或はわたしだけ知らないのか?味噌地蔵なら奈良の矢田寺にある)は面白い。
 昔は塩が貴重だったとかで、今もその前には塩の袋が供えられる。

 表現の上で、食がうまそうだ。
 東京散歩倶楽部の方々の鯔背な心意気が伝わるようだ。それでいて築地の中での安いすしやなどの紹介は読者にとってありがたい。
 江戸っ子が歩いてまとめあげた心地よさが関西人のわたしにも感じられる。
 
 あっちもこっちも、何処もかしこも・・・気になるところあり。
 さすがに江戸とあって、芝居にちなんだ所の多さに驚く。
 芝居に少しばかり感心のあるわたしにとっては東京も気になる地が多い。
 気になるところはメモをとっておいたがその数の多さに驚くばかり。
 

 


 
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12; 『おとなの鎌倉散歩 「花と祭」』平成17 宇苗満 写真・文 淡交社

2010-01-25 | 読書全般(古典など以外の一般書)





 2010年度 12



        『おとなの鎌倉散歩 「花と祭」』

 

 宇苗満 写真・文

 淡交社

 平成17年6月7日 第1版

 P.127 1600円(+税)



 1月25日。
 2冊目は写真の美しい『おとなの鎌倉散歩 「花と祭」』
 四季折々の鎌倉の姿と花には見とれてしまう。
 大雨の後のりんごの落ちたようすなどを撮る感性はとても好きだ。
 花もさることながら面や鎌倉大仏や石仏に息吹が感じられ、動きがあるのは素晴らしい。
 この本を見ているとこの目で確かめたいところがいくつかでてきた。
   鶴岡八幡宮の 祭
   鶴岡八幡宮の 静の舞
   満福寺(弁慶・義経ゆかりの地)
   釈迦堂口切り通し(金沢街道エリア)
などだが、こと祭に関しては季節もバラバラでなかなか思うようにいかないだろう。
『おとなの鎌倉散歩 「花と祭」』で楽しむことができ、喜んでいる。
『おとなの鎌倉散歩 「花と祭」』は鎌倉に行きたくなるような素敵な本だった。


 
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11; 『深川江戸散歩』とんぼの本 1990年 藤沢周平 枝川公一 大笹吉雄 矢野誠一

2010-01-25 | 読書全般(古典など以外の一般書)



 2010年度 11



        『深川江戸散歩』とんぼの本

 

 藤沢周平
 枝川公一
 大笹吉雄
 矢野誠一 著

 とんぼの本

 新潮社

 1990年7月20日 第1版
 1993年6月25日 第6版

 P.119 1400円(+税)



 1月25日。
 1冊目はとんぼの本シリーズの『深川江戸散歩』
 関西ではなかなか知ることの出来ない深川江戸の粋に触れる。
 深川の出て来る芝居も多く、個人的に興味深い土地だ。
 歌舞伎や芝居だけではなく落語にも深い関わるがあるという。
 また深川の江戸時代の暮らしぶりや祭や職人芸や深川の食文化、吉原と深川との比較など、趣深い。
 江戸切子は美しい。元は江戸切子の職人が九州に渡ったという。わたしはその事実をこの本で初めて知った。
 花街に通じる川が【花道】と呼ばれたとは、知らなかった。この本に出会い、特をした。

 文化的にも俗習的な面でも満足のいく深川江戸を知る上での入門書的な良書。
 藤沢周平氏の美しい文章にも飲まれ込む。
 昨日1冊目に楽しんだ池波正太郎著の『江戸古地図散歩』の一部文章が出てきて、親しみを感じる。
 新潮社の『深川江戸散歩』は若干民俗学的な方向からもとらえられ、楽しい時間を過ごすことが出来他と喜んでいる。

 

 
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