二十年程前までは家畜が同じ屋根の下に暮らしていたこの元農家の我が家はセントラルヒーティングのシステムはない。
冬の間ほとんどをキッチンで過ごすため此処には木ストーブと朝一番用に石油ストーブを置いてある。
その他の部屋はベッドルームを始めとして冬は外の気温と同じくらいの寒さとなりノーゴーエリアとなってしまう。
今のキッチンには家畜を繋いでいたのだろう鉄の輪が壁に埋め込まれている、
その上の階には大きな暖炉があり料理をした跡がうかがえることから下の階にいる家畜の体温で冬は寒さをしのいでいたのだろう。
暖炉の火はロマンティックなものだが意外と灰の処分と森でも所持していないとコストはとても高いものになる。
だいたい木は4時間燃えるのが最長だという,だから夜中に起きて追加しない限り朝起きて暖かい場所などは期待できない。
この寒さのなかシャワーを浴びることは到底できるはずはないのでバスルームだけにはタイマーでヒーターが入っている。
ベッドにはいるときもかなりの覚悟がいるが湯たんぽを使い始めてこの悩みは解決した。
アンダーフロアヒーティングを張りつめたきりでストップしていた納屋の改装が再開された、
この部屋は北向きということもあり冬は極寒の空間ではあるが夏はほかの部屋より温度は二、三度は低いのではないだろうか。
しかし冬の光熱費のことを考えるとこの部屋ではダウンジャケットを着て過ごすことになりそうだ。