ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

世界心理治療学会」で発表した小池能里子のアドバイス

2017-06-18 06:40:04 | エッセー
 ☆ 誰でも持っている心の両面 
他人と話していて感じたこと、世間で起きていること、自分とは全然違う考え
腹が立ったこなど。もしもそれらを全部言葉に出せたとしたら?どんなに楽な
ことでしょう。それが「ホンネ」です。でも、すべての人達が、自分の気持ち
に正直に表現したとしたら、世の中は収拾がつかなくなる事は事実ですね。
 そのため、誰でも「感じても言わない」「腹が立っても多少は我慢する」
「あまり気にそまなくても相手に合わせる」などしながら生きています。
それがいわゆる「タテマエ」なのす。外面(そとずら)とは他人に見せるタテマエ
で、内面(うちずら)とは家庭や、ごく親しい人だけに見せる自分のホンネの
部分です。 世の中にはその両面の差が極端に違う人も、実は案外多いようです。

私達はいつも「ホンネとタテマエ」を、上手に使い分けて生活をしていますが
外面はあまり親しくない人と付き合った時や、職場では誰でも必要な側面です。
たとえば、職場では本当は嫌でも「ノウ」と言えず、心ならずも従うのが、多分
日常的なことかも知れません。でも、それが過剰になると、そのストレスはもっと
も当たりやすい家族に向けられることが多く、家に帰ってから八つ当たりして
プンプンしていたり、乱暴なものの言い方をしたり、ときには暴力をふるったりす
ることすらあるようです。対外的な不快な気分は、誰でも多かれ少なかれあるのが
自然ですが、それを最もホンネを出しやすい家庭や、親しい人に表すのは、少しは
許されることでしょう。でもそれがあまり度々では、当たられる相手はたまった
ものなく、家庭崩壊の大きな要因になっています。

☆心あたりがある方はご用心
 内面の悪い人は、外でいつも目いっぱい良い顔をしているため、家に帰ると
そのエネルギーがすっかりなくなり、本当の自分の感情を全開状態にするのです。
 ことに内向的で、自己主張ができず、ノウと言えない「イエスマン」はスト
レスをより多く受けることでしょう。「ホンネ」と「タテマエ」、この二つを上手
に使い分けることが賢さかも知れません。職場や他人に見せる外面と、家庭で
見せる内面との差が、あまり変わらないことがベストですが……
 もしも職場や対人関係の不満などがあったとした・・・
他人に八つ当たりするより、それを解消するために楽しい事をしたり、思いきり
汗をかいて体を動かしたりして、そのネガティブなエネルギーを発散させては
如何でしょうか。

 それから他人には良い顔ばかり見せても、家に帰ると家族ににあたり散らして
その気分を発散させるタイプの内面が極端に悪い人のいる家庭は、決して幸せで
はないことをぜひ知っていただきたいと思います。
 もしもあなたがそんなタイプだとしたら?「ノウ」言えなければ生きていけな
い世の中ですから、「自分の本当の気持ちを優先させる訓練」が必要かも知れませんね。
 私自身はかなり我儘な性格ですが、それを熟知しているために、長年それらをコン
トロールしながら生きてきました。そのために「ストレス発散法」などの著書が
何冊も書けたのかも知れないと思っています。いずれにしても、ホンネとタテマエ
を上手に使い分け、いつでも、どこでも、絶対に不可欠な人間関係を、賢く頭を
使って、スムーズにして、そのためのストレスを避けたいものですね
コメント
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