次の日娘がいなくなってから、そのポスターを張って見たら、同じ場所にその
男性のお顔はハッキリ見えたのです。我が家は南向きに面した商店でしたので、住居は
昼間でもあまり明るくありませんでした。そのポスターを、梅が丘駅前のマンションの
3階で開いていたヨーガ教室の明るい部屋に持って行き、張っても全然見えませんでした。
でも、私は娘がいない時に一人でそのポスターを張り、お顔をそっと拝んでいたのです。
その頃ダ代々木のダンス学校のビルに占いがあり、私はそこで調べて貰ったのです。

すると、多分それは200年前位の武士ではないか、多分あなたが感じているように
もしかしたら守護霊様かも知れないと言われました。私は何となく納得して、誰もいない
時間に、時折その大きなポスターをそっと出して拝んでいました。
いつも昼間ですが、同じ位置にその男性のお顔はハッキリ見えました
それからしばらくして、私はインドへ行くことになりましたが、生まれて初めての
海外がインドなんてと、今思うとインドに申し訳ないのですが、その頃はホントに
そんな気持ちでした。その時点で自分で教室を持った指導者でしたが、実はあまり
行きたくはありませんでした。でも、「ヨーガの指導者として一度はインドへ
ヨーガの勉強に行くべきと」と、その頃学んでいた催眠心理学のお先生にも勧
められ行く決断をしました。朝早く経つ私のために全員で食事をしていた時
私は娘に「ママの守護霊様拝んでも良い?」と聞ききました。
誰もいない時に見ていると感じていたらしい娘は、同じところにユーミンのポスター
を張ってくれました。

するとそこにはいつもの男性ではなく、丸顔でパーマをかけた女性のお顔が見えた
のです。何故女性になったのか、不思議でなりませんでしたが、もしかしたらこれは
亡くなった生母かも知れないと感じ、多分あまりインドへきたくない私を励ますた
めに見えたのかも知れないと思いました。家族3人は誰一人見えないようなので
ここが輪郭で、頭で、目で、口でと指でなぞりながら教えましたが、誰も何にも見え
なかったようでした。何故私にしかみえないのかしら?と思いましたが、その情景は
今でもハッキリ目に焼き付いています。
