その後の不思議な体験は、京都の知恩院の研修所で開催された1泊2日の
「ダンスセラピー」のワークショップに参加したときのことです。
ワークショップ中に私が(淋しいな)と感じた時の夜「僕が守ってあげるからね」
と、頭の中でハッキリ声が聞こえました。あれはきっと私の空耳だったのだと
思いました。でも、次の日もまた私がそんな精神状態になったとき、また同じ
言葉がハッキリ聞こえので、空耳ではなかったと思いました。
話は変わりますが、その時代は都内には心理学系の勉強をする機関が多く、私は時間を
奪って講座やワークショップに参加して学習しました。それらは心理カウンセラー、また
物書きとして実際に即役立ちました。その頃は著書も増え、また新聞や雑誌なので執筆
することが多かったからです。まるで雲に上のような存在の先生方と何人と知り合い
直接ご指導頂いたことでした。
今でもそんな写真はたくさんあり、大切に保存してありますが、その世界では
大変ご高名な先生方は全部で12人でした。ご教示下さっただけではなく、個人的に
もサポートして頂きました。そんな意味では他人に驚かれるほど、大変恵まれて
ました。現在はまったく守護霊様の気配は感じたことはありませんが、でも、それら
は18歳結核で亡くなった守護霊様が、きっと導いて下さったとしか思えないのです。
今は年齢的にも体も頭も衰えているのに、時折心の中から込み上げてくる激しい
情熱は、エネルギーの強い星の下に生まれたことや、自分以外の力が働いているの
かも知れません。
老老介護ですが、現在は「夫を幸せな状態で介護すること」が、私の運命だと思って
います。認知症と診断されると余命は5年位と言われているそうです。
私の友人や知人のご主人達は、余病はありましたが、夫より5年以上後から認知症
になり、て夫より年齢が下でしたが、すべて亡くなりました。
そんな夫を幸せな状態で長生きさせたいなんて、ふつうの人はあまり思わないで
しょうが、そんな気持ちを持てるのも、もしかしたら守護霊様のお導きかもと
受け止めております。最近では霊的な事は全然ありませんが、多分私の運命は
決まっているからでしょう。とりとめのない内容でしたが、これは嘘偽りがなく
私が体験した出来事でした。長い人生を振り返ってみると、気づかない有難い力が
私を導いて下さったのかも知れません。高齢でも健康で結婚生活も66年を迎え
られたのも本当に幸せだと感謝しております。ご愛読ありがとうございました。