ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

私の霊的な体験(終わり)

2021-12-24 09:02:23 | エッセー

 その後の不思議な体験は、京都の知恩院の研修所で開催された1泊2日の

「ダンスセラピー」のワークショップに参加したときのことです。

ワークショップ中に私が(淋しいな)と感じた時の夜「僕が守ってあげるからね」

と、頭の中でハッキリ声が聞こえました。あれはきっと私の空耳だったのだと

思いました。でも、次の日もまた私がそんな精神状態になったとき、また同じ

葉がハッキリ聞こえので、空耳ではなかったと思いました。

話は変わりますが、その時代は都内には心理学系の勉強をする機関が多く、私は時間を

奪って講座やワークショップに参加して学習しました。それらは心理カウンセラー、また

物書きとして実際に即役立ちました。その頃は著書も増え、また新聞や雑誌なので執筆

することが多かったからです。まるで雲に上のような存在の先生方と何人と知り合い

直接ご指導頂いたことでした。

今でもそんな写真はたくさんあり、大切に保存してありますが、その世界では

大変ご高名な先生方は全部で12人でした。ご教示下さっただけではなく、個人的に

もサポートして頂きました。そんな意味では他人に驚かれるほど、大変恵まれて

ました。現在はまったく守護霊様の気配は感じたことはありませんが、でも、それら

は18歳結核で亡くなった守護霊様が、きっと導いて下さったとしか思えないのです。

今は年齢的にも体も頭も衰えているのに、時折心の中から込み上げてくる激しい

情熱は、エネルギーの強い星の下に生まれたことや、自分以外の力が働いているの

かも知れません。

老老介護ですが、現在は「夫を幸せな状態で介護すること」が、私の運命だと思って

います。認知症と診断されると余命は5年位と言われているそうです。

私の友人や知人のご主人達は、余病はありましたが、夫より5年以上後から認知症

になり、て夫より年齢が下でしたが、すべて亡くなりました。

そんな夫を幸せな状態で長生きさせたいなんて、ふつうの人はあまり思わないで

しょうが、そんな気持ちを持てるのも、もしかしたら守護霊様のお導きかもと

受け止めております。最近では霊的な事は全然ありませんが、多分私の運命は

決まっているからでしょう。とりとめのない内容でしたが、これは嘘偽りがなく

私が体験した出来事でした。長い人生を振り返ってみると、気づかない有難い力が

私を導いて下さったのかも知れません。高齢でも健康で結婚生活も66年を迎え

られたのも本当に幸せだと感謝しております。ご愛読ありがとうございました。

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