地方に住む友人と私は、同じ学会に所属している理事同士だが、この
2年間ほど学会は閉鎖状態で、上京した友人と昨日久しぶりで新宿で会った。
彼女は教育者だったが、論理的で鋭い頭の持ち主で、弁も立ちとても
尊敬できる人だ。喫茶店で約2時間半近くおしゃべりしたが、その経歴や
家庭生活などを詳しく聞いて本当に驚いたが、信じられない程の苦労
をし、人一倍の努力をしたようだ。また、コロナの状況を気にせず、度々
上京するので、村八分にされているのだとか。
※ステキな笑顔のM子さん
そんな話は聞いたことはあったが、具体的にその実情を聞いて
やはり地方は東京に比べて、かなり閉鎖的なのだと感じた。
それに比べたら、私はなんと自由なのだろう。私の住む世田谷の
生活状態と比べたら、まるで雲泥の差の環境だ。
それをものともせず、アクティブに行動する強さ、私にはとても
真似はできない。「迷惑をかけなければ何をしても良い」と生きて
いる私、それは健康で自立しているからこそだろう。
帰りは出発する直前の小田急線に飛び乗り、梅が丘のエスカレーター
はもっと前だからと、走行中の電車の中を4両前までスタスタ歩いた。
座席に座った途端に「あ!私86歳のオバーさんだっけ」と気づいて
可笑しくなった。彼女のエネルギーが移ったのかも・・・