左アキレス腱の辺りが気になり、また、家の中で左脚をぶつけて、親指
が真っ黒になった。その親指の指先が2・3日前から痛くなり、心配
になり整形外科へ行った。私の診察を終えたら、私をとてもよく理解
して下さっているので、そん原因はすぐ分かった。
また、夫もお世話になっているので、私にこんな話を聞かせて下さった。
「86歳の認知症のご主人が、何時も外を歩き回り行方不目になる、毎日
出ないように監視しているが、それに疲れたので、ご夫婦で老人ホーム
へ入った。ところが、やはり朝早く外へ出て行くそうで、毎日番をしいて
家にいるのと変わらないと、奥さんは大層嘆いているそうだ。
さらにスマホを取り上げられると、毎日ひつこく「返してくれ」と迫る
ので、施設でも根負けして返した。すると、毎日2時間ぐらい「自分は
こんなところへ入れられた」と色々な知り合いへ電話をしまくり、先生
にも何度もかかったとか。」「それに比べたらご主人は、本当に世話が
かからないので、よかったですね」とおっしゃった。
整形外科の先生は、もしかしたら、心理カウンセラー的な面もある
のかしらと思う。何故なら不安な気持ちで伺うと、帰りは必ずそんな
気分が「雲散霧消」し、まるで使用前と使用後のような明るい気持ち
になれるからだ。私も何時もそう思っているが、穏やかで素直な夫に
感謝できるので、幸せな状態で長生きして欲しいと、心から思っている。
そのため、毎日栄養豊かな美味しい食事と考え、工夫しているのだ。
私はやっぱり幸せな介護をしていると、改めて思って嬉しくなった。