ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

お利口さんの夫に大感謝

2022-09-12 13:28:23 | エッセー

 左アキレス腱の辺りが気になり、また、家の中で左脚をぶつけて、親指

が真っ黒になった。その親指の指先が2・3日前から痛くなり、心配

になり整形外科へ行った。私の診察を終えたら、私をとてもよく理解

して下さっているので、そん原因はすぐ分かった。

 また、夫もお世話になっているので、私にこんな話を聞かせて下さった。

「86歳の認知症のご主人が、何時も外を歩き回り行方不目になる、毎日

出ないように監視しているが、それに疲れたので、ご夫婦で老人ホーム

へ入った。ところが、やはり朝早く外へ出て行くそうで、毎日番をしいて

家にいるのと変わらないと、奥さんは大層嘆いているそうだ。

 さらにスマホを取り上げられると、毎日ひつこく「返してくれ」と迫る

ので、施設でも根負けして返した。すると、毎日2時間ぐらい「自分は

こんなところへ入れられた」と色々な知り合いへ電話をしまくり、先生

にも何度もかかったとか。」「それに比べたらご主人は、本当に世話が

かからないので、よかったですね」とおっしゃった。

 整形外科の先生は、もしかしたら、心理カウンセラー的な面もある

のかしらと思う。何故なら不安な気持ちで伺うと、帰りは必ずそんな

気分が「雲散霧消」し、まるで使用前と使用後のような明るい気持ち

になれるからだ。私も何時もそう思っているが、穏やかで素直な夫に

感謝できるので、幸せな状態で長生きして欲しいと、心から思っている。

 そのため、毎日栄養豊かな美味しい食事と考え、工夫しているのだ。

私はやっぱり幸せな介護をしていると、改めて思って嬉しくなった。

 

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