北海道旅行中に「バスのステップガ高く感じたこと」で、確か1年前の
秋に北海道へ行ったが、そんなことはなかったのに、それは明らかに
私が老いたのだ。身体面は健康で行動も素早い方だが、最近ことに老化
を意識するようになった。運動、ケア、精神的訓練、美容など、毎日欠
かさず行っているし、食生活も人一倍気をつけていても、加齢現象は
決して避けられないのだ。大好きで何度も行った北海道だけれど、今回
で最後にしようと心に決めた。
でも、インのドのヨーガの先生に最後のご挨拶に行ったときほど
悲壮感や淋しさはなかったが、それなりの寂寥感はあり、車窓から
移り行く景色を見ながら、ちょっと胸が迫った。
帰りの飛行機の座席は窓際ではなかったが、だんだん離れていく北海道
に心の中で「有難う」と「さようなら」の挨拶をした。
※ハワイでのサプライズ金婚式ファミリーと(私69歳)
加齢現象をネガティブに捉えない研究家として、末期高齢の私達夫婦
は「生きた実験材料」だ。今日もまた、これぞ老化と思える過酷な
体験をし、その意志はますます強くなった。今もどこも悪くないし
痛くもない、私の実年齢を知ると驚かれることが多い。
避けられない老化と上手に付き合いながら、これからも、できるだけ
前を向いて生きていこうと思っている。明確な目標があると、希望が
出て、楽しくなり、ヤル気が出るが、今また私の心は弾んでいる。