サー-ビス精神旺盛で、何時でも他人が喜ぶことをして上げたいと思う
性格だ。そんな行為は、思いやりホルモンと言われる「オキシトシン」
ホルモンが分泌され、自分の精神状態に大変良い効果がある。
子供の頃からそんな性格だったので、もしも心理学を勉強しなかったら
「お節介」「親切の押し売り」「有難迷惑」などと言われるような
いやなバーさんにきっとなっていただろう。
長年認知症の夫を介護しているが、数えれば満10年半、只の一度も
怒らせないからこそ、彼もまた生きている。心理のプロだからできた
介護で、穏やかで幸せな状態で毎日暮らせるように、色々工夫するのは
とてもやり甲斐がある。昨日は寝てばかりいる夫を誘って、散歩がてら
遊歩道を歩いてから、スーパーへ行った。
雨もよいだったが、やはり外気に触れたり、買い物などに行くと
きっと気分転換になるし、運動にもなると思ったからだ。
夫がいろいろな病気がありながら、90歳の今も食欲もあり元気なのは
やはり生命力が強いのだろう。そのため、最近ことに食生活に注意して
いるが、料理好きなのでそれもまた私の生きがいだ。
介護は自分の知識や、夫の過去の行動などに大きく関わっている。
やさしい対応でと心掛けているが(実は今朝ある事で怒り、バカヤローと
3回も怒鳴ったが)夫はおちゃらけていた。そんな大らかな夫だから
やさしく介護できるのだ。後ろ姿の写真を見たら、なかなか姿勢が良い。
時々姿勢矯正のトレーニングと、6年間二人で競技ダンスを踊っていた
からかも知れない、と感じた今朝だった。