思いがけなくゴージャスな胡蝶蘭をいただいたが、それは「ファレノ
プシス」という名前の、花の直径が13センチほどある大きさで、今まで
見たことがない豪華な花だった。その胡蝶蘭を見て、私が59歳最後
の夜に、京王プラザホテルで開いたパーティを思い出した。
それは今まで一所懸命がんばった自分への「ご褒美パーティ」だったが
たくさんのお花に囲まれて、「これほど格調高いパーティは滅多にあり
ません」とホテル側で褒められたが、参加したのは120人
プロの音楽演奏、歌手なども出演して華やかだった。
あれから長年過ぎ、私も年を取ったが、いまだに元気なのは有難いこと
なのか知れない。母・子・孫3代で踊ったダンスはとても幸せで、友人
たちから随分羨ましがられた。その頃友人達から「ちょっと神様」と
言われていた夫に、友人達から強引に勧められ、思いがけなく夫に
花束贈呈をしたのも、ちょっと嬉しかった。
幸せな思い出は、もしかしたら「心の中の宝石」かも知れない」
※スタッフ紹介