ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

雨の日の目標設定

2023-04-26 11:25:53 | エッセー

 料理好きなので、午前中はいろいろ作りながら(今日のブログ投稿は

何を書こうかしら?)と考えていた。思い出せば私が初めて目標設定を

したのは、商人の妻で子育て中の33歳だった。

 ダンス教師として「ダンス学校」へ交通費程度の収入で教えることに

したのは家庭内での事情があって、どうしても外へ出たかったからだ。

 世間知らずの私には、他人がみんな偉く見えたが、(これから10年

間頑張ってみよう)と心に決めた、それが初めての目標設定だった。

 長年の抑圧から解放されたので、家庭、仕事、勉強と本当に忙しかった

が、楽しくて仕方がなかった。でも、決して家庭のことは手抜きせず

どんなに忙しくても、食事づくりは欠かさなかった。

 ヨーガから心理学、心理療法、その頃まだ開講したばかりの大学の

講座には時間を奪ってよく通った。よい先生に恵まれ個人指導で催眠

心理学も学んで、本当に忙しい毎日だったが、それぞれサポートして

ださる方も多かったし,民間だがいろいろな資格も取得した。

その10年後には、ヨーガ教室にカウンセリングルームを併設し梅丘

駅北口前に、ダンススタジオは南口前で経営指導し、ヨーガ教室は四谷

でも開いていて、スタッフは26人になっていた。

 ヨーガの大ブームに続いて、ジャズダンスのブームも凄かったが

幸運なことに時代の追い風に押された感じだった。

 その頃「婦人公論」で「ヨーガと心理」について1年間連載したのが

きっかけで、物書きとしての道も拓けた。また、東宝映画、手塚治虫原作

「火の鳥」の中で主演女優大スターの高峰美枝子さんが演じる女王卑弥呼役

に「ヨーガ風ダンス」の振り付けを、市川崑監督に依頼されて、高峰さん

に振り付けをご指導したのも、懐かしい楽しい思い出だ。

 

 私は自己主張はかなり強いが、人と全然争うことなく幸運な道を歩ん

できた。そして今、私は今実現しつつあり目標の他に、自分自身に

目標設定をしたが、それはないしょ、ナイショ!

 途端に楽しくなった。目標があると希望が生まれ、少し位辛いこと

でも我慢できる。考えたら昔からやってきたことだもの、嬉しくなって

ベランダに出て深呼吸したお昼前だった。

※パリ郊外 クロードモネの花園

コメント
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