夫の寝言で目覚めたが、時間は二時、また眠れなくなった。
カーテンを開けたらきれいなお月様が見えた。リビングルームに私のベッドを
映したが,夫の介護ベッドの頭の方にあるので、夫の寝言、トイレなどほとんど分かる。
でも、南側なので寝室より明るい。梅丘駅前通りにある我が家は、夜中でも一晩中
通りに電気がついているので、かーテンを開けるとかなり明るい。
ベランダに出てみたら少し風が吹いていた。外を眺めていても車1台通らず
とても静かだった。夫はすやすや眠っている。眠れなくなるといろいろ考える
のが私の癖だが、夜中は「魔の時間」と言われるそうだが、あまり良いことは
考えられない。すると自転車に乗った白人男性が、口笛を吹きながら通りさった。
きれいな月をしばらく眺めてから、もう一度ベッドへ入った。真夜中だった。