ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

「朝希望、昼努力、夜感謝」で長年生きて

2022-04-13 19:35:33 | エッセー

 夜中にどんなに考えて落ち込んでも、毎日の習慣「瞑想とセルフヒーリング」

で必ず気分が明るくなるのは、我ながら何と良い性格だろうと嬉しくなる。

 私は経済的には豊かだったが、自分が子育てをしたとき「こんなことは絶対できない」

ような生育時の体験があった。「三つ子の魂百まで」と言うが、生後7か月の経験は

「記憶はまったくないが、それらの悲しく過酷な体験は、潜在意識にシッカリイン

プットされている」と、心理学を勉強して知った。

 

そのため、自分では家庭は大切にしたつもりだ。でも・・・今でもかなりエキセン

トリックな面があるが、天性の明るさは自分でも感謝している。

 幼い頃に、叱られて涙を流しながらも心の中で(これはいつまで続くんじゃない、もう

すぐ終わるのだ)と我慢できたその気持ちは、私の人生訓になっている。

 (何があっても私は大丈夫)「よし!がんばろう!」と思った今朝だった。

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小さなプレゼント

2022-04-13 07:04:51 | エッセー

 私の最近の趣味は「振りかけづくり」にしたのは、何時でもできるし、自分の

発想で何を入れても自由で、料理好き、またとても気分転換になるからでもある。

 本当にバカみたいに手間はかかるが、気分でできるのが楽しい。

大根葉は栄養豊かで、サッとお湯にくぐらせると、すぐに乾燥するから扱いやすい。

 今回はキャベツを入れて作ろうと、ざるに広げて干したが、まったく水分が抜けず

驚いた。それをはさみで細かく切って日光に当てても、何時までもしなやかで乾燥しない。

 ある程度しんなりして、フライパンを熱してから、火を止めてキャベツを入れて

その余熱でゆする。それを何度もくりかえす、ホント我ながらバカみたいと思う

それがまた楽しいのだかから仕方がない。カボチャなど甘い野菜は焦げやすいくて

固いなど、長年作っているとだんだん分かってきた。冬はお日さまを追いかけて場所

を移動させる。毎回内容が違ううが、喜んで食べて下さる方もいる。

 ※こんなレシビを付けて差し上げる

 その振りかけを以前お世話になっている、ケアマネージャーに差し上げたら

大変好評だったそうで、その部署の8人に少しづつ差し上げた。

 ヘルシーなことは確かだが、もしかしたら有難迷惑かも?と時折逡巡するが

人数分差し上げたが、でも・・・私はこのお陰で随分気分転換している。

 

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気分リフレッシュ 銀座、日比谷散歩

2022-04-12 07:54:42 | エッセー

 今日も自分の予定がこなせなかったし、また明日もダメだろうと思ったら、急に

気分が滅入った。これでは自分がダメになる、と言っても私に一番大切なものは夫に

決まっている。昼間はほとんど寝ていて手間はかからないが、座って食べられないのは

それだけ体力がなくなっていると心配でならない。

 

気分転換にちょっと出かけたいと思ったが、少し遠出したい、そうだ久しぶりに

銀座へ行こう。最短距離で行くとそう時間はかからないしとすぐ家を飛び出した。

 梅が丘から電車に乗ったのは1時25分、銀座へ着いてデパートの地下と1階を

チラチラ眺め、通りぬけて4町目の交差点へ出た。入口のライオンはマスクをしていた。

相変わらず人通りはとても多い

晴海通りから日比谷へ向かって歩いた。銀座もすっかり変わったが、随分ふくよかな

婦人警官がパトロールしていたので、ちょっとびっくり!パチリ。

早足で晴海通りを歩いたが、私は電車が大好き、人を見るのも大好き、昔よく通った

懐かしいマリオンはそのままだ。数寄屋橋辺りを通るとき、高校時代に赤い羽根の共同

募金を数寄屋橋の上でやったら、傍の靴磨きのおじさんに「そんな近くでやられたら、全然

お客がこないから、違う場所へ行って」と、怒られたことを突然思い出した。

日比谷交差点から千代田線に降りる階段は、まるで宝塚の階段のようで大好きだったが

窓も入口も開いてとても明るくなった。「移精転氣」と言う言葉もあるが、行動すると

気分がリフレッシュする。家に帰ったら3時5分、夫はまだ眠っていた。

ほんのわずかの時間、電車は4回乗り換えたが、気分がすっかり明るくなった。

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介抱10年と介護10年

2022-04-11 08:15:38 | エッセー

 帯状疱疹になった夫は以前より大分よくなったが、一日寝ていて食事も座ってする

のが辛そうで、すぐに横になってしまう。比較的元気だったのに、末期高齢のためか

老化は一気に加速するのかも知れない。夫を亡くした友人達に色々聞いたが、それに

比較すると私は幸せな介護をしているのだ。と思っては見ても、何時かは必ず来る

別れ、それを考えるだけで、過呼吸症候群になりそうだ。

 かなり個性的な自分で今まで「自分だけの道」を歩いていたが、最近とても無理だと

思った。今までふつうにやってきたことができないのだ、でも・・・何より大切な夫

が少しでも痛みもなく、穏やかな気分でいられるよう、これからも努力と工夫を重ね

ようと思っている。今、朝の8時20分、まだ眠っているが、そのままそっとして置こう。

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新緑の羽根木公園の梅林

2022-04-09 17:06:56 | エッセー

 じっとしていられず一人で散歩に行った。遊歩道からを歩いてから、木々が緑に染まった

梅林に入った。暖かい日差しと柔らかい風。10年前の寒い日、あまりのショックな出来事

があり、とても家に帰る気がなく一人で涙した。枯れ木状態の梅の木に囲まれて・・・

あれから梅の木は大きく成長した。

そして今・・・友人達に聴いたあまりに辛かったご主人の介護と死、それに比べたら

私は何と幸せなのだろう。長年精神的な修行をしているのに、私は感情の起伏があまり

にも激しい、もしも何もしなかったとしたら、もうとうの昔にこの世にはいなかった

だろう。それにしても・・・(あまりに長く生き過ぎた)と感じた、新緑に囲まれて

空も青く美しいまるで初夏のような日だった。

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