ビビッド能里子トーク・サロン

医学的にも珍しい満十年の認知症介護について。自己分析や気分転換、幸せを感じる心の癖の付け方、メチャ料理など楽しく書きます

夜中に自己分析して

2022-07-15 15:38:02 | エッセー

 昨日ある人達に怒りをあらわにしたが、反省はせず、むしろ相手を責めている自分

がいるのは、およそ私らしくないと思った。このところ過敏すぎる自分に、実は辟易

している。もっとのんびりできたら、鈍感だったら、人生どんなに楽だろう、などと

また夜中に目覚め色々考えた。

「心理のプロとして、夫を絶対に怒らせない介護をしよう」と決心したが、夫は

私に対しては心が広く、寛容で穏やかな人だった。その感謝の気持ちが強いのも、いつも

やさしく穏やかに接したいと思う気持ちをより一層強めた。その結果は「介護度1」

で満10年。松沢病院の主治医の先生は「こんなケースは自分の知る限りなかった」と

おっしゃった。その達成感と同時に、「帯状疱疹」に続いて持病かもしれない「石灰

沈着疼痛症」その時点で「余命2週間」と言われ、緊急入院して10日間あまり。

 退院してから2カ月、まだ足の痛みはあり、手にしびれは残り、家にいるとほとんど寝て

いるが、最近食欲もありとても元気になった。それなのに・・・・私は寂寥感ともどかしさと

怒りが時折交差するのは、もしかしたら「燃え尽き症候群的症状」かも知れない。

 このままでは自分が危ないと感じ、そのための策はと夜中に色々考えている。

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先日の出来事

2022-07-15 15:38:02 | エッセー

 私はあまり睡眠の質が良くない、なかなか寝付けなかったり、夜中に目覚めたり

私が睡眠障害だと感じたのは、15歳の時からだった。

 未だに目覚めてから「ああよく眠った」と感じたのは、長年生きていてほとんど

無いに等しい。暑いのでエアコンをつけて眠るが、夫はそれなのに気づくと戸を

開けていることがある。実はその日もそうで、目ざめた途端に腹が立ったので、朝

からツンツンしていた。認知症なので何度言っても忘れるから仕方ないが。

 デイホームへ行く日で、9時前にお迎えが来るので、ぐずぐずしているので、また

腹が立ったが我慢した。玄関まで下りて行きシューズを履かせて、椅子に座らせて

待ったが、お迎えはいつもより遅れている。「では外へ出ましょう」と、夫を立たせて

一歩歩いたら、何故か転んだ。お迎えの人が着て、仰向けに転がっている夫を二人で

立たせたら、夫は「どこも痛くないから大丈夫」と言って、お迎えの車で出かけた。

 私は後悔した、朝から怒ってツンツンしていたから、夫は転んだのかも知れない。

そんな気持ちを友人に聞いて欲しくて、ランチでもと電話したら「今下高井これか

ら映画を見るの」と答えた。「始まるのは何時?」と聞いたら11時50分、何とか間に

合いそう「私もすぐ行く」と家を飛び出した。映画はドキュメンタリーで、私には楽し

くなかったが、その後ランチしてお喋りして、少しは気分が晴れた。

 ちょっと嬉しかったのは帰りの世田谷線は、私の大好きなピンク色だった。

 

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今が一番大切

2022-07-14 03:13:07 | エッセー

 あることをずっと考えていて、その言葉を突然思い出した。

それは久保田競先生の著書「脳の手帳」の、こんなステキな言葉だった。

 「頭が良いことは、計算が早くできたり、記憶力が優れていることだけではない。

ある条件で解決しなければならない問題があるとき、その時に来る外からの刺激や

過去に記憶したことから、次に取るべき行動を正しく選んで実行できる人、記憶して

いる量が多いほど、行動を選ぶ参考にできる資料が多い」だった。

  子育てをしながら、社会に出たが学歴もなく、頭も良くないし、その時代では若くも

ない。その頃の私は、本当に「劣等感の塊」だった。そんな私を見て、師事していた

心理学の先生は「あなたは子育てをしながら、仕事と勉強を両立している。毎日一所懸

命で、そんなあなたを尊敬するよ」と言われた。それから劣等感は随分少なくなった。

でも、必要だと思えることは、まるでコンピュータのように、頭が回転し決断は即

で行動は素早い方だ。そう捉えると、案外頭は良いのだと思って嬉しくなり、勇気が

チャージされたのは忘れない。長年休むことなく、身体面、精神面、心身医学、心理学

精神世界、ヒーリングなど、絶えずさまざまな勉強し、さらに、海外での研修も数多く

経験した。自分では「ある程度満足できる状態を構築できた」と思っている。

でも、ホンネではもう少し頭が良かったら、人生はきっと変わっていたかも知れない

とは感じている。

  老い先が短い今、夫の介護を第一優先にして、人生を歩んで行くつもりだ。

私を世界中に羽ばたかせてくれた、寛容な夫だったから。

 他人は私を献身的と思うようだが、遣り甲斐があり、それもまた楽しいと思えるので

そのため、犠牲になっているなどと感じた事は全然ない。

 20歳年下を除いては、友人達は全て未亡人で、体力も、気力も私より低下しているようだ。

元気になった夫と二人で晩酌できるのも、幸せだと思っているし、これからも、先のことは

あまり考えずに「今を楽しみながら」生きて行くつもりでいる。

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朝からメチャ料理

2022-07-13 06:53:57 | エッセー

 毎日ベッドの中でその日の献立を考えるのが、私の習慣のようになっている。

すると、ナスが沢山あるので新しい料理をと閃き、それはすぐにでき、蒸しナス

を、豚ひき肉、ゴマ、オイスターソースで和えてみようと思った。

 同世代の友人達はほとんど「料理は面倒くさいから嫌だ」と言う。私は大好きだから

昨日も夕食後に小さな里芋の皮を丁寧に剥いて、下煮をしてある。

 料理はストレス発散の一部なので、冷蔵庫はいつも食材がいっぱいだ。

作り方 

  1)ナスは電子レンジ専用の蒸し鍋で蒸す(6個も作りました)

  2)フライパンにオリーブ油をタップリ入れ、ニンニクをみじん切りにして炒め

    そこに豚挽き肉を入れいため、火を止めてからオイスターソースを入れる

  3)お砂糖を少し、ゴマをタップリ入れ好みの味にする。

そのままでも良いが、私は夕食用として冷蔵庫に入れました。

 出来上がったのは「ひき肉オイスターソース胡麻和え」だったので、ご紹介しました。

少々手間はかかりましたが、私にはまさしく「朝飯前」でした。

ついでに煮あがったのは、可愛い里芋で我が家のお昼のおかずですが、何時も多いので

その半分は息子に上げましたす。ナスも誰かに上げなくてはなりませんが・・・

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淋しい真夜中

2022-07-12 03:09:29 | エッセー

 フェースブックに沢山お友達リクエストあるけど、男性がほとんどですが

その返信のし方が分かりません。時折夜中に目覚めて本を読んだり、文章を書いたり

とても淋しい!一番欲しいのはメール友達です。

 私末期高齢(でもよぼよぼしていない)陽気、感性豊か、賑やか付きの淋しがり

飲んべー、乙女チックのおっちょこちょい。友人知人達はもうほとんどいなくなりました。

 でも、鈍感な人は嫌いです。毎日夫の介護、時間を縫って時折外出、空が大好きです。

それから少しだけ霊感あるみたい。

      info@noristudio.net 小池能里子

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