「歌手になりそこねた」というタイトルなのに、音楽の話題がなかったので、私の小さな歴史を紹介します。音大では主にドイツ歌曲を学びましたが、ミュージカルなどにも興味がありました。そんな時、大学の同級生が「バーンスタインの歌は面白いのがたくさんあるよ」と教えてくれたのです。偉大な指揮者として知らない者はいないレナード・バーンスタイン(Leonard Bernstein)。「West Side Story」の音楽を手がけたことは知っていましたが、他にも作品があるということは大学を卒業するまで知りませんでした。始めは「I HATE MUSIC!(音楽なんて大きらい!)」という5曲から成る歌曲集から歌ってみましたが、なんともStylishでおもしろく、どんどんバーンスタインの音楽の世界に引き込まれていきました。どうせやるなら発音もきちんと勉強したいと思い、自分の先生から紹介していただいたのが、故Y.I先生。とてもいい勉強をさせていただきました。New Yorkに旅行をした際にも、縁あって、3人のNativeの先生のレッスンを受けることができました。英会話もろくにできないくせによく受けたと思います。先生がご存知ない曲もありました・・・コンサートの機会があった時、少しずつバーンスタインの歌曲を取り上げてきましたが、まだまだ勉強していないものがいっぱい。ライフワークとしてこれからも歌っていきたいと思っています。