TanteOLのキドアイラク

歌が好き、お料理が好き、食べるの好き、お酒も好き

コットンクラブへ

2009-06-17 09:00:00 | Music



東京駅の近くにある「Cotton Club(コットンクラブ)」に行ってきました。
同じタイプのライブハウスは、
「Blue Note」や「Sweet Basil」もありますが、
こちらは初めてでした。
以前から、ひそかにファンだった、John Pizzarelliが出演するということで、
ダンナさんに付き合ってもらったのです。
John Pizzarelli(ジョン・ピザレリ)については、
マニアックな方はご存知かもしれませんが、
ほとんどの方はご存知ないと思いますので、ちょっとご紹介。

1960年、アメリカ・ニュージャージー州出身。
父親は、珍しい7弦ギターの名手バッキー・ピザレリで、
姉もギタリストという音楽一家に育ちます。
もちろん彼もギターの道に進み、
10代後半には父親とのデュオでコンサートツアーを回り、
90年代に入ってからは、ソロ歌手としても活動の場を広げるようになりました。

スキャットとギターで聴かせる彼の歌は、
小粋という言葉がピッタリ。何しろ心地よいのです。
言葉の発音がとてもキレイで、クリアな声と正確な音程が・・・
なんとも職業的な表現になっちゃってますね~

もう何年前か忘れましたが、スタンダードジャズのCDを探していて、
たまたま試聴してとっても気に入ったのです。
CDは5枚ほど持っています。



私たちが座った席は、すぐ横を出演者が通るという
ちょっとお得な場所でした。
バンドは、ギター、ヴォーカル、ドラム、ピアノ、ベースという構成。
ベースは、彼の弟さんでした。
アンコールも含め、1時間強のステージでしたが、
新緑の季節のさわやかな風のような演奏に魅了されました~



彼がプロデュースをしているというジャズ・シンガー、ヒラリー・コールが
ゲストで出演しましたが、
彼女もまたつややかな声で心地よい・・・
母音がクリアに響くと、こんなにも気持ちのいい歌になるんだ・・・
ということを実感しました。勉強になりました。
・・・ってまた職業的ですね~

余談ですが、お料理もおいしかったです。
特においしかったのが、
スモークした鶏肉の薄切り、ローストしたくるみ、クレソンのサラダ。
オリーブオイルとバルサミコのソースでいただくのですが、
3つの食材の味と食感が見事にマッチしていました。

とにかく、素敵なジャズを堪能した夜でした。