大学時代の後輩に誘ってもらい、
久しぶりに日本のオペラを観てきました。
彼女のご主人が出演していたので・・・
私の卒業した大学は、何しろ人数が少なかったので、
科や学年が違ってもみんなだいたい顔見知り。
Kくんは、1年後輩でしたが、演奏旅行委員をやったり、
大学祭でのミュージカルで一緒に歌ったり、
接点も多かったのです。
同級生同士の結婚でしたので、私は、奥さんとももちろん仲良し。
彼らがイタリアのミラノに留学している時、遊びに行ったこともあります。
Kくんは卒業後、日本最高峰音大の大学院に進み、
卒業するとすぐに活躍し始め、
今では、日本のオペラ界になくてはならない、
素晴しいバリトン歌手として活躍しています。
最近は、オペラ歌手4人でユニットを組み、CDもリリースしています。
奥さんのJnboちゃんには、
私が大学卒業後初めて開いた演奏会でピアノを弾いてもらったり、
とってもお世話になりました。
2人の息子さんを育て、きちんと家庭を守っています。
彼女に会うのも本当に久しぶりでしたが、
ちっとも変わらず、笑顔が素敵。
とにかくいいコなんです・・・
さて、オペラの演目ですが、清水脩作曲の「修善寺物語」でした。
劇作家・岡本綺堂の書き下ろし新歌舞伎が原作。
歌舞伎の人気演目としておなじみの作品だそうです。
鎌倉幕府の第二代将軍源頼家の悲劇の物語で、
その中に面作師(おもてつくりし)の‘夜叉王’とその娘‘かつら’の
芸術と愛の物語がおりまぜられています。
今回は、上方歌舞伎の重鎮で人間国宝の坂田藤十郎が演出ということで、
大変話題になっていたようです。
そんなこともあってか、会場のお客様は、お着物の方が多く、
華やかな雰囲気に包まれていました。
舞台、衣装、メイク、すべてが歌舞伎にのっとっており、
女性と頼家役の方は白塗りでした。
そして、夜叉王役のKくんほか歌手の方々の素晴しい演奏もさることながら、
私は、その所作の美しさに感動しました。
本当に歌舞伎を観ているようでした。
Kくんは、実際にはまだまだ若いにも関わらず、
かなり年齢を重ねた人に見えましたし・・
音楽も、お能を感じさせるような旋律で、
とにかく、最高峰の力が集結した舞台という印象でした。
Jnboちゃんとは、あまりゆっくり話ができませんでしたが、
再会できたことが本当に懐かしく、うれしく、
私を思い出して声をかけてくれたことに感謝しました・・・
新しいデジカメはなかなかいいです。
上の写真は、
ホワイトバランス→電球モード、ISO→400で、フラッシュをたかずに撮っています。
こうすると、動いていないものはそのままで、
動いているものにはピントが合わないので、
このように動きのある写真になります。
どんなコンパクトデジカメでもここまでの設定は選べるはずですので、
ご興味ある方は試してみてください。