昨日は、仕事を離れ、音楽の世界にひたった1日でした。
夜の演奏会で、しかも自分は歌わないのに、
ちょっと午前中会社に出る気力がなく、
ぜいたくにも1日お休みをいただきました・・・
訳詩のナレーションをさせていただいた「冬の旅」全曲演奏会。
一言で言うと本当に素晴しい演奏会でした。
客席で観客として聴きたかったです。
ステージ袖で、モニターを見ながら聴いていても、
お客さまが集中して聴いていらっしゃる空気が伝わってきました。
ピアニストのKコちゃんは、早くから会場に入り、
ピアノの感触を確かめていましたが、
私は4時ごろに会場に入りました。
K先生がいらっしゃるまでの間、
ナレーションをスタッフの方々やKコちゃんに聞いていただきましたが、
もともととてもよく響くホールなので、残響がかなりあり、
それまで自分なりにしゃべっていたやり方では
ダメだということがわかりました。
お客さまが入るとだいぶデッド(響きが落ちつく)になるということでしたが、
それでも小さな部屋でしゃべるのとは訳が違います。
マイクも使いませんから、
後方のお客さまにもきちんとわかるように、とか、
文章の最後を自分の中におさめてしまわないように、とか、
短い時間で解決しなければならず、
結局は、少し迷ったまま本番を迎えてしまいました。
K先生は、リハーサルはほとんど歌われず、
出ハケのことも、本番の先生の調子で決めることになりました。
今回マネージメントでお世話になったSさんは、
常に一流のものを追い求めていらっしゃる素晴しい方です。
録音と録画をしてくださった技師の方も、
こだわりを持つ大変素晴しい方でした。
ナレーションの録音用のマイクは、お手製だそうです。
その他、ステージマネージャー、照明、調律、そして受付など、
あらゆる方々の力が結集して、演奏者をサポートする・・・
本当に素敵なことです。
本番は、私だけが最初にステージに出て、数曲訳詩を朗読し、
その後、K先生とKコちゃんが登場して演奏、
という形になりましたが、
何しろ、私がまず雰囲気を作らなければならないので、かなりプレッシャーがありました。
ちょっとでもトチればそこで空気が変わってしまいます。
それでも、なんとか前半は乗り切ることができました。
後半は、お客さまも私たちも雰囲気に慣れた感じがあり、
先生とKコちゃんの演奏はますます素晴しく、
行き着くところのない若者の悲しみが切々と表現された
「冬の旅」全24曲が終わりました。
カーテンコールでステージに出た時、
私も観客の1人のように、お2人に向かって拍手を送っていました・・・
このような素晴しいプロジェクトに参加することができ、
皆さまに感謝です。
打上げもあったのですが、
家に帰って、ダンナさんとちょっと飲み直し・・・
色んな話をしました。
聴きにきてくれたヤッコちゃんにいただいた
秋らしくて可愛らしいおかきを早速いただきながら・・・
ヤッコちゃん、アリガトウ~
おかきに印刷されたリスちゃんがカワイイ・・・
ダンナさんは音に敏感な人で、
演奏者ではない立場から色々言ってもらえるのでとても助かります。
やはり後半の方がよりよかったそうです。
立川談志の落語を聞きに行った時、
前半がなんとなく面白くなく、帰るお客さまもいたそうですが、
後半がそれはもう素晴しかったという話もしてくれました。
演奏会というのは、お芝居と違って、だいたい1回で終わってしまいます。
色々こうすればよかった、ああすればよかったという反省も多々あり、
またこのような機会を与えていただけたらいいなあ、と思います。
今日は、ちょっと主観がいっぱいの日記になってしまいました。
どうかお許しを・・・
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ちっちゃなおみやげでしたのに載せてくださって有難うございます(嬉)
語りのWakoさんがまたお美しくて。。。カーテンコールはK部先生本当に両手に華でしたね
本当に素晴らしかったです!幸せな夜を有難うございました!
気になっていたのですが、伺えず失礼いたしました。
とても、ステキなコンサートだったのでしょうね。
私も大好きなホールです。
ご主人は、本当にいつも色々理解して下さって、
ステキ~♪
昨晩は、聴いていただいて本当にありがとう!
ウチのダンナさんはヤッコちゃんのこと、いつも「いいコだよね~」と言っています~
人生経験不足の私には、「冬の旅」の世界観を表現することができなかったけど、なにしろ先生とKコちゃんの演奏が素晴しくて感動しました。
でも、ヤッコちゃんとみほちゃんの演奏は、全然違う世界が広がっていて、とても素敵だったんですよ。
またいつの日か歌ってね~♪
今回のナレーションはとても難しかったですが、演奏が本当にすばらしかったので、なくてもいいくらいでしたよ。
ダンナさんは、“理解”というより“あきらめ”ですかね・・・汗