レストハウスから坂を下って、フライングメガドームの入口へ。
フライングメガドームは、2011年にオープンした国内最大級のフライングケージで、
150年以上前に整備された栗ヶ谷池溜池の下の池(えぼし堤)がドームに覆われた物だ。
出入口は、ドームの西側。重い二重扉を押し開けて内部へ入ろう。
(冬季は鳥インフルエンザ対策にて閉鎖されている事があります)
3,390㎡の面積を誇るフライングメガドームだが、その大半は前述どおり池なので
出入口から、ドーム中央にある観察デッキまで、桟橋を渡って池の上を進んでいく。
ドーム内に入って、まず右側にあるのが、フラミンゴたちのエリア。
ここにはチリーフラミンゴ、ベニイロフラミンゴ、コガタフラミンゴ(コフラミンゴ)の
3種類のフラミンゴがいた。フラミンゴは長寿の鳥なので、アジアゾウと共に半世紀前の
開業当初からいるが、高齢化が進んだ結果、コフラミンゴは既に1羽しか残っていない。
桟橋から振り返って出入口の小屋を見てみると、その屋根にも鳥たちがとまっていた。
鴨の仲間は、カルガモを始め、オシドリや、キンクロハジロ、ツクシガモが飼育されている。
そんなカモに混じって、スズメの群れが。どうやら餌を求めて金網の隙間から
ドーム内へ入ってきた野生の個体のようだ。これにはカルガモ達も、たぢたぢ。
白いヒゲと、赤いくちばしが特徴的な、インカアジサシ。10年前に来た時には
幼鳥も多数確認したけれど、現在も個体数が多く、順調に繁殖しているようだ。
カモ達を押しのけて、我が物顔で池を進んでいく、ペリカン軍団。
2021年には日本平動物園で初となる、モモイロペリカンの雛も誕生。
ひな鳥と言えど、生後数ヶ月で既に親鳥と変わらない体格に成長している。
ホオジロカンムリヅルの巣にも卵があるが、これは偽卵となり
卵を生みすぎて親鳥が弱らないように置かれている物だそうだ。
トキの仲間は、真っ赤なショウジョウトキと、白い羽根のクロトキ。
ドーム東側の岩場に群れで居る事が多く、観察小屋の方から覗き込むとよく見える。
ショウジョウトキも頻繁に繁殖しているようで、体の黒い幼鳥を複数確認する事ができた。
最後に、鳥以外の生き物を。池の中にある浮島に住んでいるのは、ジェフロイクモザル。
ミシシッピアカミミガメは、甲羅干し中。いつからこの池に住んでいたのだろうか。
より自然に近い環境で、開けた空間を鳥たちが自由に飛び交う、フライングメガドーム。
数ある日本平動物園の施設の中でも、猛獣館299と並んで特に注目したい施設の1つだろう。
関連動画:動画でめぐるフライングメガドーム
レストハウスへ戻る 日本平動物園 目次 オランウータン館へ進む
フライングメガドームは、2011年にオープンした国内最大級のフライングケージで、
150年以上前に整備された栗ヶ谷池溜池の下の池(えぼし堤)がドームに覆われた物だ。
出入口は、ドームの西側。重い二重扉を押し開けて内部へ入ろう。
(冬季は鳥インフルエンザ対策にて閉鎖されている事があります)
3,390㎡の面積を誇るフライングメガドームだが、その大半は前述どおり池なので
出入口から、ドーム中央にある観察デッキまで、桟橋を渡って池の上を進んでいく。
ドーム内に入って、まず右側にあるのが、フラミンゴたちのエリア。
ここにはチリーフラミンゴ、ベニイロフラミンゴ、コガタフラミンゴ(コフラミンゴ)の
3種類のフラミンゴがいた。フラミンゴは長寿の鳥なので、アジアゾウと共に半世紀前の
開業当初からいるが、高齢化が進んだ結果、コフラミンゴは既に1羽しか残っていない。
桟橋から振り返って出入口の小屋を見てみると、その屋根にも鳥たちがとまっていた。
鴨の仲間は、カルガモを始め、オシドリや、キンクロハジロ、ツクシガモが飼育されている。
そんなカモに混じって、スズメの群れが。どうやら餌を求めて金網の隙間から
ドーム内へ入ってきた野生の個体のようだ。これにはカルガモ達も、たぢたぢ。
白いヒゲと、赤いくちばしが特徴的な、インカアジサシ。10年前に来た時には
幼鳥も多数確認したけれど、現在も個体数が多く、順調に繁殖しているようだ。
カモ達を押しのけて、我が物顔で池を進んでいく、ペリカン軍団。
2021年には日本平動物園で初となる、モモイロペリカンの雛も誕生。
ひな鳥と言えど、生後数ヶ月で既に親鳥と変わらない体格に成長している。
ホオジロカンムリヅルの巣にも卵があるが、これは偽卵となり
卵を生みすぎて親鳥が弱らないように置かれている物だそうだ。
トキの仲間は、真っ赤なショウジョウトキと、白い羽根のクロトキ。
ドーム東側の岩場に群れで居る事が多く、観察小屋の方から覗き込むとよく見える。
ショウジョウトキも頻繁に繁殖しているようで、体の黒い幼鳥を複数確認する事ができた。
最後に、鳥以外の生き物を。池の中にある浮島に住んでいるのは、ジェフロイクモザル。
ミシシッピアカミミガメは、甲羅干し中。いつからこの池に住んでいたのだろうか。
より自然に近い環境で、開けた空間を鳥たちが自由に飛び交う、フライングメガドーム。
数ある日本平動物園の施設の中でも、猛獣館299と並んで特に注目したい施設の1つだろう。
関連動画:動画でめぐるフライングメガドーム
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