19歳の芝野虎丸八段が張名人を4-1で破って、囲碁界の3大タイトルのひとつを獲得した。最年少記録だそうだ。
芝野新名人は、プロ入りが14歳なので若いほうだが、ずば抜けて早いわけではない(将棋は四段からプロですが囲碁は初段でプロ)
驚くのは出世の速さ。プロ入りから3年もしないうちに竜星戦で優勝(先日、上野女流棋聖が準優勝した棋戦です)。続いて3年ちょっとで、黄金の椅子と言われる、つまり大方の棋士には夢の場所である、本因坊戦と名人戦の挑戦者決定リーグ入り(将棋でいえばA級に)、三段からいきなり七段になりました。
そして初挑戦で名人を奪取。プロになって5年ちょっとでした。昇段、タイトル獲得などほとんどで、空前絶後と思われてきた井山裕太4冠の記録を塗り替えました。
虎丸というお名前とは対照的な外見で、内気で頼りなげな青年にみえますが、碁はまさに虎丸。その大胆不敵、強情な着手は早くから注目されていました。
こうなると囲碁ファンとしては、この10年近く囲碁界の絶対王者である井山4冠との対決をみたい。月末から井山王座との五番勝負が始まります。
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