ウィリアムのいたずらの、まちあるき、たべあるき

ウィリアムのいたずらが、街歩き、食べ物、音楽等の個人的見解を主に書くブログです(たま~にコンピューター関係も)

UMLで要求仕様を書くと、データ的に矛盾がある業務手順でも、かけてしまったりして!

2005-07-12 18:08:43 | 開発ネタ

 UMLで要求仕様を書くとすると、作成するのは、普通
 ・ユースケース図
 ・アクティビティ図
であり、この段階では、普通、クラス図を作成しない(と思う)。
 ユースケース図、アクティビティ図とも、作成時、プロセス(ユースケースないしアクション状態)だけに着目して書こうと思えば、かけてしまう。
 もちろん、アクティビティ図において、オブジェクトを記載「することもできる」が、書かない気になれば、書かなくても、かまわない。

 そうすると、ユースケースやアクティビティ、ユースケースシナリオを作成しても、その中に出てくるプロセスで操作するモノのデータ構造がわからない。

 特に、違うデータに同じ名前を付けてしまった場合、データの入出力について着目すれば気づくはずのケースでも、気づかないで済んでしまうケースがある。

 たとえば、以下のケースを考える
  ・在庫管理リストをみて、毎日発注するというプロセスと、
  ・在庫管理リストを作成するというプロセスがあった場合、
 後者で作成し、前者でそれを参照しているので、一見問題はない。
 しかし、前者の在庫管理リストは、それをもとに、毎日発注するのだから、在庫管理リストは、日時あるいはそれ以下の単位である。一方後者は、(日時でもOKだけど)、月次で作ってるかもしれない。月1回しか作らない資料をみて、毎日発注??
 おかしいですよね。

これらを防ぐ方法として、ER図をいれるという方法もあるが、そもそもER図は、DOAの枠組みで作成されるもので、UMLの図にはない。したがって、ER図と、そのほかのダイアログとの関係は、びみょーになる。


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UMLを使って、本当に要求仕様を記述しきれるのだろうか?

2005-07-12 16:09:51 | 開発ネタ

 素朴な疑問。
 UMLで、いろんな図がありますが、あれらの図を使って、はたして、要求仕様を不足なく、記述できるんでしょうか(多すぎる分には、問題ないとします)?
 もし、仮にですよ、UMLを使って、要求仕様を記述できないとしたら、UMLのドキュメントをベースにして、要求仕様をまとめている開発(って、いまや結構多いと思うんですけど)って、やばくないですか?
 UMLの図を使ったばっかりに、知らぬ間に要件が抜けているっつーことなわけで。。。

 いまやUMLの図を使って要件を書く流れっていうのは、ある程度定着しつつあるから、もし、要求仕様がUMLの図で記述できないのであれば(不足があるのであれば)、それを補うドキュメントなり、なんなりをつくらないといけないですよね。

 だけど、その話のスタートラインである、「UMLの図を使って、要求仕様を不足なく、記述できるのかどうか」って、考えていないような気がするんです。

 それって、やばくないっすか??
 本当はUMLを使っても、要求仕様、記述できないかもしれませんよ。

 もちろん、ここで、いってるのは、非機能要件の話ではありません。
 非機能要件は、書けないのは、わかります。それをだれも、期待しないでしょう。
 ここで言っているのは、業務そのもの、機能要件が、記述できるのかどうかです。




 うーん、なんか世の中、そんなことを考えず、UMLで要求仕様をかくとおしゃれ、もしくは、お金になるから、UMLを使っている気がするぞ。。

 で、こんなブログを書くということは、UMLで、要求仕様を記述できないと思っているからだろう。。。と、察しのいい人は、思うと思います。

 そう、そうなんですが、詳しくは、またこんど。


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