■要求分析の流れの中の要求獲得の位置づけ
要求獲得(要求抽出)
↓
要求記述
↓
要求検証
↓
要求管理
■要求獲得で行うこと
・最初に行うこと:ステークホルダーを明らかにする
要求:現実世界とマシン(開発されるもの、ソフトとか)の共有部分。
現実世界とマシン全体で、システム
要求と要求仕様
要求:こんなふうにしたら、こんな風になるっていうのが要求
要求仕様:要求を満たすのに、システムは何をしないといけない
→要求がないと決まらない
・ステークホルダー→課題→要求→要求仕様の順に流れる
・as-isとto be
as-is to be
現在のシナリオ→ゴールを発見→それができるとどうなる:求めるシナリオ
↓ ↓
現在のモデル 将来のモデル
ということは将来モデルの説明ができないといけない
■具体的な手順
・ステークホルダーの識別=リッチピクチャ
・現状システムの理解
・現在モデル作成
・課題抽出 =役割依存
・ゴール抽出
・将来の状況のシナリオ
・将来モデルの構築
=CATWOE
■ステークホルダーを考える上で・・・
システムにかかわるのは、3種類いる(=これらの人がリッチピクチャに出てくる)
Actor:手足を動かす人
Owner:Actorにがんばれという人
customer:Actorががんばるとうれしい/かなしい人
→影響を受ける人
この3者には依存関係がある
→タスク達成・ゴール達成・リソース共有:コンテキスト依存モデル
Actorが課題を出すことも多い
でも、Ownerが、Actorをくびにしてしまったら、Actorは関係なくなる
→Ownerが大事
・つまり、Actor、Owner、customerにわけて、要求を聞いていこう。
・ただし、個人は、いくつかのロールをもつ(ロールホルダー)
・そしてロールは、あるときには、「あるもののアクター」
あるときには、「あるもののオーナー」
と、物によっては、アクター、オーナーがかわる。
→さっき、Ownerが大切って言ったけど、ロールにって、同じ人でも、ActorにもOwnerにもなるんだから、
ある人の意見でも、役割を考えることが大事。
→さらに、課題を出してきても、その人の世界観があるから、それが本当の課題かどうかわからない
→組織的課題と個人的課題がある
■課題の分析=役割依存モデル
・ロールを確認→課題はとるにたらないか、とるべきものか?
リソース、プロセス、ゴールに対して、O(Owner)、A(Actor),C(Customer)を分けて書く
■CATWOE分析
Ownerの世界観を分析するため
Customerの望ましくない状況
↓
変換プロセス(Actorが実施:ただし、どうやって変えるかは定義不要)
↓
Customerの望ましい状況
(要するに陰仕様でよいみたい)
W:Ownerの世界観
→なぜ今の状況が望ましくなく、かえるとなんで望ましいか?
→つまり信念
※ってことは、望ましくない状況、望ましい状況は、顧客に確認する必要がある
ゴールモデルの断片が出てくる
■まとめると、手順は・・・
・リッチピクチャ
・役割依存モデル
・CATWOE