遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

梨 : 有の実

2021-09-13 16:16:19 | 日記

令和3年9月13日(月)

梨 : 有りの実

バラ科の落葉高木、葉は卵形でその葉とともに4月頃に桜に

似たやや大きな、白い五弁の花を付ける。

8月下旬から11月頃にかけて、直径10~18cmほどの

の果汁に富んだ大きな果実となる。

明治時代に、神奈川県の川崎市で長十郎、千葉県の松戸市で

二十世紀が発見された。赤梨の長十郎、青梨の二十世紀が主

な品種を占めていた。

太平洋戦争が終り昭和30年代になり、1959年に幸水が、

1965年に新水、1972年には豊水が誕生する。

甘みの強い幸水・新水・豊水が主流となっていった。

従来の地梨には皮に梨地の斑点が鮮明にあり、黄銅色で皮も

厚く硬い。二十世紀梨にも在来の特徴が僅かに残っていた。

品種改良が進み、皮は薄く、在来種より表面の斑点も薄くな

り、果肉は白く、水分も多く甘味、芳香も優れている。

梨は「有りの実」ともいわれる。「何こともなし」と縁起を

かついだ言い回しで用いれれている。

最近では、子供の顔程の大きな梨「愛宕」が生産され、年末

の贈答品などにも供される。

岡山県を中心に、大分県、鳥取県、愛知県、岐阜県等で生産

されている。

我が家では、今頃は岐阜の農家から「幸水」を調達するが、

11月末頃になると大きな「愛宕」が届く、、、、、、。

 

今日の1句

旧友の顔ほどの梨抱へ来る   ヤギ爺