令和3年9月22日(水)
秋の彼岸 : 後の彼岸
秋分の日(9月23日)を中日とした週間をいう。
「暑さ寒さも彼岸まで」という様に、この頃から涼しくなっていく。
仏事等の殆どが春の彼岸と同じである。(単に彼岸と言えば春彼岸)
彼岸の由来は浄土思想でいう「極楽浄土」は西方に在り、一年の内
で二度、昼と夜の長さが同じになる「春分」と「秋分」は、太陽が
真東から昇り真西に沈むので、西方に沈む太陽を礼拝し、遥か彼方
の極楽浄土に思いをはせたのが、「彼岸の始まり」とされる。
彼岸の行事は日本独特のもので、インドや中国の仏教には無い。
元は日本古来の土俗的な「太陽信仰」や「祖霊信仰」が起源と言わ
れている。
その歴史は、延歴25年(806年)に日本で最初の仏教行事とし
て、「彼岸会」が行われたと日本古書に記述される。
お彼岸の供物にある、「ぼたもち」と「おはぎ」は同じ物である。
炊いた米を軽く搗いてまとめ、表面を餡で厚く包んだ菓子。
春に咲く牡丹の花に譬えて「ぼたもち」、秋に咲く萩の花に譬えて
「おはぎ」と呼ばれるようになった。
カミさんに「おはぎ」を所望する。 チャッカリと「焼き芋」も
買って帰る。
昨夜は曇天で「十五夜」は雲の中、今朝も雨が降り一日中降った
り止んだりの鬱陶しい「お彼岸」である。
コロナ禍、下火になった様だが何処へ行く充てもなく、、、、
黙って老い二人「おはぎ」(焼き芋も)を食べている、、、、、。
今日の1句
秋彼岸何もせで只おはぎ喰ふ ヤギ爺