遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

秋の彼岸

2021-09-22 16:17:15 | 日記

令和3年9月22日(水)

秋の彼岸 : 後の彼岸

秋分の日(9月23日)を中日とした週間をいう。

暑さ寒さも彼岸まで」という様に、この頃から涼しくなっていく。

仏事等の殆どが春の彼岸と同じである。(単に彼岸と言えば春彼岸)

彼岸の由来は浄土思想でいう「極楽浄土」は西方に在り、一年の内

で二度、昼と夜の長さが同じになる「春分」と「秋分」は、太陽が

真東から昇り真西に沈むので、西方に沈む太陽を礼拝し、遥か彼方

の極楽浄土に思いをはせたのが、「彼岸の始まり」とされる。

彼岸の行事は日本独特のもので、インドや中国の仏教には無い。

元は日本古来の土俗的な「太陽信仰」や「祖霊信仰」が起源と言わ

れている。

その歴史は、延歴25年(806年)に日本で最初の仏教行事とし

て、「彼岸会」が行われたと日本古書に記述される。

 

お彼岸の供物にある、「ぼたもち」と「おはぎ」は同じ物である。

炊いた米を軽く搗いてまとめ、表面を餡で厚く包んだ菓子。

春に咲く牡丹の花に譬えて「ぼたもち」、秋に咲く萩の花に譬えて

「おはぎ」と呼ばれるようになった。

カミさんに「おはぎ」を所望する。 チャッカリと「焼き芋」も

買って帰る。

昨夜は曇天で「十五夜」は雲の中、今朝も雨が降り一日中降った

り止んだりの鬱陶しい「お彼岸」である。

コロナ禍、下火になった様だが何処へ行く充てもなく、、、、

黙って老い二人「おはぎ」(焼き芋も)を食べている、、、、、。

 

今日の1句

秋彼岸何もせで只おはぎ喰ふ   ヤギ爺