令和3年9月27日(月)
社 日 : しゃにち、秋社
今日、9月27日は「社日」(しゃにち)である。
「社」は土地の神の意で春分、秋分に最も近い「戊」(つちのえ)
の日のこと。 一説には立春、立秋の後の第五の「戊の日」とも
言われている。(亦、旧暦の2月、8月の甲(きのえ)の日)
土の神を祀り、春は五穀豊穣を祈り、秋は収穫の御礼参りをする。
春の社日を「春社」、秋の社日を「秋社」という。
秋社には、初穂を土の神に供えて豊穣を祈願する。
土地の神様を信仰する日本の国土の重要な「農耕儀礼」として、
全国に広まった。
信州の「お社日様」は、春は神をお迎えし、秋には神送りとして
餅を搗いて奉納し祝う。
長野県の南部地域では「神送り」として、餅を搗いて祝う。
古来から伝わる神送りは「風邪の神、厄病神を追払う神事」とし
て伝わる風習のようだ。
福岡県の筥崎宮には、古来から「お潮井取り」と呼ばれる儀式が
あり、筥崎浜の眞砂を「てほ」という篭に入れて持ち帰り、玄関
先に下げて置く風習が在る。「災いを除き福を招くものとして、
身を清めるお祓いに用いられたり、建物や土地のお祓い、田畑の
虫除け等のために撒いてお清めをするもの」として用意する。
社日は、二十四節気の雑節として元は中国から伝わった風習。
私自身、「社日」を知らず、日本の風土に合わせた様々な行事、
儀式の多さに驚いています、、、、。
今日の1句
美味し国贅沢三昧豊の秋 ヤギ爺