遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

社 日

2021-09-27 16:26:31 | 日記

令和3年9月27日(月)

社 日 : しゃにち、秋社

今日、9月27日は「社日」(しゃにち)である。

「社」は土地の神の意で春分、秋分に最も近い「戊」(つちのえ)

の日のこと。 一説には立春、立秋の後の第五の「戊の日」とも

言われている。(亦、旧暦の2月、8月の甲(きのえ)の日)

土の神を祀り、春は五穀豊穣を祈り、秋は収穫の御礼参りをする。

春の社日を「春社」、秋の社日を「秋社」という。

秋社には、初穂を土の神に供えて豊穣を祈願する。

土地の神様を信仰する日本の国土の重要な「農耕儀礼」として、

全国に広まった。

 

信州の「お社日様」は、春は神をお迎えし、秋には神送りとして

餅を搗いて奉納し祝う。

長野県の南部地域では「神送り」として、餅を搗いて祝う。

古来から伝わる神送りは「風邪の神、厄病神を追払う神事」とし

て伝わる風習のようだ。

 

福岡県の筥崎宮には、古来から「お潮井取り」と呼ばれる儀式が

あり、筥崎浜の眞砂を「てほ」という篭に入れて持ち帰り、玄関

先に下げて置く風習が在る。「災いを除き福を招くものとして、

身を清めるお祓いに用いられたり、建物や土地のお祓い、田畑の

虫除け等のために撒いてお清めをするもの」として用意する。

社日は、二十四節気の雑節として元は中国から伝わった風習。

私自身、「社日」を知らず、日本の風土に合わせた様々な行事、

儀式の多さに驚いています、、、、。

 

 

今日の1句

美味し国贅沢三昧豊の秋   ヤギ爺